北海道、旭川からまだ北へ。
稚内への道のりの半分くらいのところに、音威子府(おといねっぷ)という名前のところがある。
そこでは、真っ黒な蕎麦か名物。

初めて見る人はビックリするほど黒い蕎麦なのだとか。

そんな黒い蕎麦を食べさせる駅そばが、音威子府駅にあった…
一度行って食べたいと思っていたら、2021年の2月、店主のご逝去により閉店となってしまった。
 
もうあの蕎麦を食べることは出来ない……
そう諦めかけていた時に、四谷三丁目に音威子府そばを食べさせてくれる店があると聞く。
それがここ、”音威子府TOKYO”
    IMG_0332
玄関にかかる暖簾は、在りし日の音威子府駅『常盤軒』のものと同じ。
お店に入る前からテンションが上がる。
(「音威子府 常盤軒」で画像検索してみてください!)

店内はカウンター席が8席と、堀こたつ席が8席。
気軽に蕎麦を楽しむことも、じっくりとお酒と料理、蕎麦を味わうことも出来ます。

2種類のそばが楽しめるランチタイム。
    DSC03395
北海道産の黒い音威子府蕎麦と、信州産の白い更科蕎麦を楽しむことが出来ます。

今回の目的は、真っ黒な音威子府蕎麦を食べること。
そして、常盤軒の駅そばに憧れていたので、温かい蕎麦、
『温 たぬき蕎麦』をお願いしました。

「ランチタイムは、無料で蕎麦を大盛に出来ますが…」
「お願いします!」
「炊き込みご飯もサービスさせていただきますが…」
「あ…ごはんは結構です。」


炊き込みご飯も気になったのですが、それはまた今度に。

再びメニューに目を落とすと…
冷たい蕎麦、温かい蕎麦に加え、お酒とおつまみ、蕎麦のセットも用意されている。
昼下がりの一寸一杯、何だか粋だと思いませんか?

   DSC03396
蕎麦が出来上がるまでの間に…
と、出していただいた小鉢。
丁寧に作られていて美味しい!
こういうのを出していただくと、夜に提供されているであろう料理のメニューも気になります。

シンプルな中に、圧倒的な存在感の黒い蕎麦。
    DSC03399
蕎麦の上には、たっぷりの揚げ玉と小松菜にわかめ。
葱とかまぼこでアクセント。

  DSC03400
エッジがたったそばは適度なコシを残した心地よい食感。つゆは力強さと繊細さを持ち合わせたバランスの良いもの。
音威子府の駅そばに憧れて…とは言ったものの蕎麦のレベルは駅そばよりもかなり高い。
店主と音威子府駅の『常盤軒』の話をすると、昨年の秋に行ってこられたとのこと。
その時は、店主もお元気だったとのこと。

「もしよろしければ、玉子を入れていただくことも出来ますよ」

カウンターの上に置いてある生玉子を乗っけることも可能とのこと。
柚子を食べさせて育てた鶏が生んだ玉子で、微かに柚子の香りがするのだとか。   

   DSC03402
見るからに新鮮な玉子。
一瞬、すき焼きのように玉子を溶いて蕎麦をつけながら食べてやろうかと思いましたが、そこは何とか堪えて…

天ぷらと生玉子で音威子府スタイル!
   DSC03405
やっぱりこのほうがしっくりと来る。
天玉蕎麦ではないけれど、月見たぬきそばと言ったところでしょうか?

   DSC03408
普段、生玉子を蕎麦に入れることは滅多にしませんが、これは中々のもの。
一気に豪華な雰囲気を味わうことが出来ます。

黒くて香り高き、音威子府蕎麦。 
そば粉の割合が高いのだという。
蕎麦もつゆも真っ黒なのだが、それが美味い!

音威子府駅。
列車で行くには札幌から特急で3時間と少し…
そう、気まぐれや思いつきでは気軽に行けない場所。
四谷三丁目駅。
丸の内線に乗っていれば、気軽に行ける場所。

北の大地を想いながら、黒くて美味しい蕎麦をぜひとも!



【音威子府TOKYO】
住 所:東京都新宿区舟町3−6 今塚ビル 1F    MAP
電 話:03-6457-7590
営業時間:11:30〜14:00 17:00〜23:00 
煙 草:禁煙
定休日:月曜日・祝日
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)

お店のHPはコチラ
お店のTwitterはコチラ

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


Instagramでも情報発信中!     Follow me!! 


美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね! 
        Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com     






  ポチッと、押してやってくださいな!   →     
グルメランキング                      にほんブログ村 グルメブログへ 
にほんブログ村