さて、早朝から大阪をバスで出発し、ワイナリーを2件はしごして、みなさん、かなり疲れたのでは・・・
いえいえ、スタノアワイン会、200記念のワイン会はこれから本番を迎えようとしています。

松本の郊外の美ヶ原高原の麓にある、ホテル翔峰
本日のお宿、そして、ワイン会の宴会場となる、ここ翔峰にバスは到着します。

ワイン会といって、イメージするのとは違って、純日本旅館のここはバスが到着すると仲居さんたちが笑顔でお出迎えしてくれます。
そして、”信州食材を使った日本料理と長野ワイン”と題されたワイン会の始まりです。
まずは、先ほど見学させていただいた、五一ワインの林農園の”メルロースパークリングワイン”で乾杯ですワイングラス
酒菜として出されたのは、平茸吟醸和へ、子持鮎煮浸し、栗松風、そして、ランチでもいただいた馬肉を生ハムにしたもの、馬刺し生ハムアスパラ巻きです。
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そして、さすがにワイン会の宴会だけあって、テーブルの上には7つのワイングラスがずらりと並んでいます。その横には信州黄金軍鶏、松茸、海老の入った土瓶蒸しが用意されてあります。
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そして、本来はワインに合わせるのが難しいお造りですが、信州黒部サーモンのお造りをレモン醤油でいただくことによって、これまた違和感なく美味しく食べることができます。
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このサーモン、山芋を巻いて食べるとまた美味い!

間に信州蕎麦がでて、口の中がさっぱりしたところで焼き物が登場します。
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大岩魚の季の実焼き、まこも茸田楽、そして真ん中にあるつやつやの丸いものが、信州らしく、リンゴワイン煮です。このリンゴワイン煮、一口食べると口の中にリンゴの甘さとワインのコクがあふれ出てきます。デザートで持ってきてもいい品のようですが、このタイミングでこれを出されるのがまた嬉しいですね!

そして、煮物は、安曇野豚の角煮ポテト餡、青味とき辛子です。
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豚の角煮にポテトのソースがよく絡まって、これまたワインが進みます。

この日にでたワインのラインナップは、
メルロースパークリングワイン(林農園)
シャルドネ青木原2006
山辺シャルドネ・バレルファンメーテーション2007
駒ヶ原平澤畑(本坊酒造)2007
井筒メルロー樽熟成2006
コンコード氷果の雫(アイスワイン)

  
 

  
 

マスターソムリエの高野豊さんも、ソムリエの衣装に着替えてワインをサーブしてくれます。

そして、料理は続きます。
揚げものは、万願寺唐辛子射込み、あけびの衣揚げ、松茸、木の葉南瓜、パブリカです。
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真ん中にある、サツマイモのような、なすのようなものがアケビで、この中の実を天ぷらにしてあります。天ぷらのサクッと感とあけびの甘みが、マッチしていました。

変わり鍋として、季節の野菜と信州牛を豆乳の入った鍋でフォンデュにしていただきます。
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チーズフォンデュやオイルフォンデュは有名ですが、豆乳フォンデュは初めてです。

この日はワインに加えて、日本酒と蕎麦焼酎も出していただきました。
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美山錦を使った純米酒の”茜さす”これ、純米酒とは言えど、さわやかな香りとさらっと透き通った飲み心地は吟醸酒そのものです。
そして、蕎麦焼酎の”紫野行き”これ、お湯割りにすると、まるでそば湯をいただいているような芳醇な香りを楽しむことができます。
双方とも、高野ソムリエの経営なさる、高野総本店で買うことができるそうで、ぜひとも自宅でもう一度味わいたい逸品でした。

これだけ食べれば、〆の椀ものとご飯は通常はだめなのですが、出されたものを一口食べて、あまりにも美味しかったので、つい・・・
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信州、秋のきのこご飯と鯉こく。
このご飯の炊き加減の絶妙さにノックアウト!
そして、鯉こくは初めて頂きましたが、調理の上手さでしょうか、全然クセもなくかなり美味しくいただけました。

さて、信州ワイナリーツアーはまだ、第二日目のエッセイストの玉村豊男さんの高原ワイナリー、チーズ工房が経営する、イタリアンレストランへと続く・・・・