毎月第3木曜日は蕎麦道武蔵野の“武蔵野流蕎麦会席”の日です。
そして、奇数月である7月は日本酒の月。第3木曜日の7月16日、蕎麦会席をいただきに武蔵野さんに行ってきました。

お店に入って、テーブルに案内していただくと、今回も謎かけっぽいお品書きが置いてありました。
武蔵野7月

今回は“つくね” “冷山盛” “武蔵野流粗すまし”・・・
となっています。
さて、従来なら最初に2種類の蕎麦をいただいてから、蕎麦湯が出てお酒が解禁になるのですが、前回に引き続き今回も冷たい蕎麦は一枚なのでしょうか?
まず、荒挽き蕎麦をいただきます。今回は蕎麦つゆ、塩にくわえてつくねいもが添えられています。これが、、メニューの“つくね” “冷山盛”ですね。
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蕎麦の次は蕎麦湯をいただきます。
とろみがかった濃厚な蕎麦湯を蕎麦つゆで割っていただきます。
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そして、ここからはお酒が解禁になります。

そして、これは毛馬胡瓜とコリンキーとズッキーニとトマト、仙台白葱に徳島蓮根、加賀太胡瓜と京水菜、但馬の鴨ロースに生麩です。
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そして、次にお椀が出てきました。
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ふたを開けてみると・・・
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渥美半島のスイートコーンと徳島かじもと農園の赤箱フルーツコーンのスープです。中には河南の黒トウモロコシもはいっていて、一口飲むと口の中にトウモロコシの甘さと旨みが一気に広がっていきます。思わず、(゚Д゚)ウマー!

そして、2品目の蕎麦、細挽き蕎麦はは蕎麦刺となって出てきました。
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一緒に添えられた本山葵、武蔵野さんの蕎麦に山葵は珍しいですね。

そして、“焼”はこれ。
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山陰は島根浜田ののどぐろの陰干しです。
このノドグロ、小振りながらもむちゃくちゃ美味しかったです。
これはどんどんお酒がすすみますね。

“涼固”とされる次の一品は旬の素材を煮こごり(というよりも、ジュレか)のなかに閉じこめてあります。
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中からは、河南の人参と胡瓜と島オクラと赤オクラと徳島のミニトマト、鹿児島の土ショウガ、秋田の長いもが出てきます。これ、素材もそうですが、出汁の味が絶品なのです。

そして、つぎが“なたね”
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蒲鉾に干し椎茸、筍、三つ葉に卵。なたねの意味はわかりませんでしたが、この絶品木の葉どんぶりの台抜き(失礼!)ものすごくお酒がすすみました。

“口変”
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口直しってとこなのでしょうか?
天然小鮎の南蛮漬けと新小茗荷の甘酢漬け、黒瓜と苦瓜に焼き茄子です。
小鮎の南蛮漬けは骨まで柔らかく、もちろん丸ごといただきました。

そして、“挟み揚”
これは文字通りです。
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が、しかしただの挟み揚げではありません。天然海老を泉州の水茄を使って挟み揚げにしています。柔らかくって、海老の甘みと水茄子のジューシィさが口に中で見事にマッチします。

“氷菓子”
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武蔵野特製の蕎麦のかき氷には東徳島の山桃がのっかっています。

久しぶりの日本酒の蕎麦会、たっぷり堪能させていただきました。
メニューの書き方も蕎麦の出し方もますます進化し続けている武蔵野さんを感じることが出来るすてきな蕎麦会でした。

【蕎麦道 武蔵野】

住所 : 大阪市西区江戸堀2-3-5 MAP 
電話 :  06-6445-8791
営業時間 :  11:00~17:00(土~15:00)、木金のみ18:00~22:00 第3木曜日は蕎麦会のため、事前に要予約。
定休日 : 日・祝