中華料理。
この言葉からイメージするものは・・・。

お腹がぺこぺこで、午後からもバッチリ頑張らなければならないときのランチ。  
それとも、大勢でテーブルを囲みながら、和気あいあいと楽しむディナー。  
炎を操る4000年の歴史。(どこかのCMで聞いたような)
  

いずれにしても、陽気なイメージがついてきますよね!
昔は中華というと、美味しいけれど、脂っこいのでたくさんは食べられない。とか、
重いイメージがあるとかいった感じでしたが、お店を選ぶと全然そんなことはありませんね。

そして、お店によって全くその味わいも料理の雰囲気も違います。
よく考えてみると、中国の人口は約13億人、
主要都市だけでも、上海、北京、広州、深圳、東莞、天津、香港、杭州、西安、重慶、青島、大連・・・。

日本でも、関東風、関西風があるのに味わいは違っていて当たり前ですね。

さて、岸和田に素敵な中華のお店があると聞き、
この方にお誘いいただき、この方と、この方と一緒に行ってきました。

このお二人は陶芸家とピアニスト。
先日、岸和田駅前の”カフェのだて”さんで、陶芸とピアノのコラボライヴを行い、この日はその打ち上げ。

南海電車春木駅で待ち合わせ、海側の方へ歩いて行きます。
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少し先のカーブを曲がったあたり、
この日お伺いした、“福見”さんはあります。
                  福見

お店の前には紹興酒の壺が並べてあり、それが入り口まで続いています。
“Welcome!”って感じでしょうか。

お店に入り、L字型のカウンター席コーナーあたりに座らせていただきました。
この場所、カウンターの中で調理している様子がよくわかるのですよ!
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そして、カウンターの中の厨房を覗くと、ピッカピカなんですよ。
飲食店の厨房、ましてや人気のあるお店になればなるほど、油で汚れていくものなんですが、ここの厨房はピッカピカです。
これ、たぶん毎日磨いていらっしゃると思います。
で、そういうめんどくさいことをきちんとやるお店は、私の経験上では、100%美味しいです。

さて、メニューはこんな感じです。
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前菜、スープ、一品料理、飯麺類、おすすめ、デザート。
おまかせミニコースっていうのもありますね!これ、かなりお得なのでは・・・。
(後で聞きましたが、このミニコース、お一人様でもやっていただけるのだとか)

飲み物はこんな感じ。47029e27.jpg



ビールは、アサヒ、キリン、ヱビス、青島から選ぶことが出来ます。
もちろん、紹興酒も。

まずは、青島ビールで乾杯!福見


久しぶりにいただく青島ビール、
五臓六腑に染みわたります。

前菜を何品かお願いしてみます。
まずは、キューリ。e9de2c62.jpg



1本丸ごとのように見えますが、ちゃんと一口に切ってあります。
この漬かり具合が丁度いいのですよ!浅すぎず、決して辛くなく。
これ、一人1本でもイケますよ!

そして、ピータン。def490b1.jpg



ものすごく透明感があって、艶々です。
一口いただくと・・・、おぉ!旨味!!
ピータンはお店によってはちょっとクセが強く、ツラいときもありますが、ここのはそんなものとは無縁ですね。これも、おかわりが・・・。

くらげの酢の物。73b309a4.jpg



このくらげ、他の中国料理のお店のものと比べて、その太さが半分くらいなのです。
この食感、これは凄い!
もちろん、この細さ以外にも、味付け等もあるのでしょうが、これもいくらでも食べられてしまいそうですよ!

そして、餃子。f631b8f4.jpg



こんがりきつね色。いい顔してます。
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中の具がすけて見えるほど、薄い皮で、食感はサクッと軽い感じ。
おぉ!これもいくらでも食べられそうですよ。
気がつくと、3個4個と食べ進んでしまいます。

このあたりで、ビールから紹興酒に・・・。

紹興酒はまずは温かいもので。福見


さっぱりとしながらも深い味わいです。
これはいくらでも飲めそうですね。でも、この紹興酒、二日酔いにはならないんじゃないかな?なぜか、飲んでいてそう思いました。(実際に、結構いただきましたが、次の朝はすっきりでしたよ)

カウンターの向こうの厨房では何かを炒める中華鍋の音が・・・。
               
出てきたのはこれ。a0f9b00a.jpg



豚肉のレタス包みです。
こうやって、何かを包んで食べるものって楽しく、美味しいですよね!
メキシコ料理のタコスも、韓国料理のサムギョプサルも、高級料理なのであまり機会はないですが、北京ダックも! ときめきます。

では早速。c485f5da.jpg



レタスをパリッとかじると、次の瞬間肉の旨味がどーん!美味すぎます。あ~、もっと食べたい!!

そして、ブタ天。7b2e387a.jpg



これ、そのまま食べても美味いのですが、一緒に添えてあるキャベツにはさんで食べると、肉の旨味とキャベツの甘みを同時に感じることが出来て、至福の喜びを味わうことが出来ます。お酒がすすみます。

熱々の揚げ物には、紹興酒をロックで。福見


たまりません。

厨房の中で、中華鍋が踊ります。71debeea.jpg



出てきたのはこれ、もやし炒め。

さぁ、熱々を召し上がれ!625ff966.jpg



このもやし炒め、よく見てください。
全ての根っこが丁寧に取り除かれてあるでしょう。これをするのとしないのとでは、食感が全く変わってきます。
ここの大将、ほんまもんですね。厨房の綺麗さといい、冷菜のくらげの細さといい、このもやしといい、面倒くさいこともキッチリやる。ホントに尊敬します。

メニューに、“15分程かかります”って書いてあった、豚バラ煮込み。
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おぉ!これもほんまもん。ちゃんと皮付きの豚バラ肉を丁寧に蒸し、そして煮込んでありますね。味わい深くて全然脂っぽくないです。これももっと、いや、許されるなら独り占めしたいです。

そんな大将が作ってくれた炒飯。414ab4f8.jpg


ふわっふわのパラッパラ。
これ、いくらでも入っていきそうです。許されるなら独り占めしたい!

もう一品、五目あんかけ炒飯。59c382c0.jpg


見ているだけで笑いがこみ上げてきますね!

それでは、遠慮無くかき込みます・・・。
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これは美味くないわけがない。
絶品炒飯に、出汁がきいてる餡をふんだんに絡めて。
あ~、許されるなら・・・。

ここ、福見さんの中華料理、全然しつこくなく、いくらでも食べられそうです。
出来れば、全メニュー制覇したいくらいです。
本当に美味しかったです。忘れられない味わいでしたよ、ごちそうさまでした。


【中国酒菜福見】   
住所:大阪府岸和田市春木宮川町1-2    MAP     
電話:072-437-0833   
営業時間:17:00~24:00   
定休日:火曜日
      


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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