冷やし中華はじめました。

そんなPOPを見つけると、「夏が始まったなぁ・・・」って実感しますが、
「鍋焼きうどんはじめました。」っていうのは、あまり見かけないですよね。

夏は冷たく、冬は温かく。
まぁ、基本はそうだと思うのですが、夏でも鍋や鍋焼き、冬でもざるうどんやぶっかけうどんを食べたくなりませんか?

ぶっかけうどん、関西では昔なかったですよね?
(あったとしても、ごく少数だったかな?)

冷たいうどんといえば、ざるうどんか、冷やしうどん。
ぶっかけうどんが一般的になってきたのは、さぬきうどん店が普及し始めてからではないかと。

ところで、このぶっかけうどん、発祥の地は香川ではなく、岡山県だって最近知りました。
(一説では、倉敷ぶっかけうどんと讃岐ぶっかけうどんは別で誕生し、どちらも元祖だとも言われてますが・・・)

ぶっかけうどん発祥の地とされるのは、岡山県倉敷市で、同市の名物料理ともなっているのだそう。
その元祖とされるお店は、「ぶっかけ亭本舗 ふるいち」さん。
一度は元祖の味、食べてみたいものです。


さて、独自の味わいと言われながらも、どんどんその数を増やしていった、大阪のスパイスカレーのお店。
その元祖・・・いえ、さきがけと言われるのがこのカレー。
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開店時間がまちまちである。
最悪の場合、急遽休みになる。
12:00〜13:00に開店していることは、凄く稀で、内勤の人が有給無しで食べに来るのはほぼ不可能である。
一度に作っていただけるのは3皿まで。
それ故、いつも行列が絶えない。
8月の約1ヶ月間は毎年休みとなる。



その全てが本当なのですが、それでも無性に食べたくなる味わいを持つお店、
高麗橋にある“カシミール”さん。

この日、予定していたお店が急遽休みになり、ランチ難民になりかけていたのです。

ま、ダメ元で、カシミールの前でも通ってみるか・・・
そんなことを思いながら、お店の前を通りかかると、店前に3人のお客さんが待っています。

あ・・・店前に3人か、で、通路で待っている人と店内で待っている人を入れれば、今から並んでも食べるのは1時間以上後・・・・
じゃない、まだ開店してないわ!

この時、時刻は12:35。
お店の入り口はまだ閉ざされており、「13:00頃開店します」の貼り紙が!

ご存じの方は理解できると思うのですが、これはチャンス以外の何物でもないのです(^^)

そんな感じで、列の最後尾(と言っても、4人目(^^)v)に加わり、お店が開店するのを待ちます。

ここのカレー、いつも食べたいとは思うものの、中々チャンスにありつけない。
お店の前を通って、開店時間が間近であっても、すでに6〜7人が並んでいて断念したり、開店時間が14:00とか、15:00頃になっていて断念したり、
空いていても、すでにランチを済ませたあとだったり、臨時休業(って、定休って概念があるのかどうかは別にして^^;)

そんなことを思いながら、待つこと約15分。
12:50にはその門は開かれたのでした。

店内のカウンター席に奥から詰めて座り、後ろを振り返ると座りきれず溢れる人も。

「声をかけますので、それまで外でで待っててもらえますか?」と店主。
そう、座ることができなかった人は、店の入口の外、通路で席が空き、店主が声をかけるまで待つことになるのです。

そして、最初の3人の注文が聞かれます。

私は4人目、ですので、ここで注文することは出来ません。
「あとで聞きますんで、お待ち下さいね。」
はい、そのローカルルールも変わらず。
最初の3人分のカレーが出来上がるまで待ちましょう。

店前到着が12:35分で、着席が12:52くらい。
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これ、かなりラッキーだと思います。
(あ・・・普通のお店と同じ考え方はダメよ、ここの場合は^^;)

店内は、L字型のカウンター席のみで、8席。
カレーを3人前作るのに、15分位かかるから、8番目に入った人は、着席してから食べ始めるまでに45分・・・いえ、50分ほどかかるかな?
それでも、多くのファンをもつカシミールのカレー。

そのラインナップは、

ビーフ、チキン、マトン、キーマ、ヤサイ、タマゴ、
ホウレン草&チーズ、ミックスA(肉+野菜)ミックスB(肉+野菜+タマゴ)。

辛さは何も言わなければ基本の3倍。 
辛いのがお好みの方は、5倍とか7倍、10倍などと注文するときにお願いすると応じてくださいます。

カウンターの上には、薬味が3種類。
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これは、自由に取って食べることが出来ます。
カレーの辛さリセットや、味わいの変化にどうぞ!

カウンターの中では、店主後藤さんが3つのフライパンを使い、カレーを仕上げていってるのを見ることが出来ます。
本当に真剣に作っていて、話しかけることは不可能な感じ。
(実際に話しかけたらダメかと^^;)

そして、先の3人の方のカレーが出来上がり、準備ができたら注文を聞いてくださいます。

「ミックスBをマトン、玄米で。」

この日は、デフォルトの辛さでいただきたかったので、辛さアップのリクエストはナシです。
そして、白米か玄米を選ぶことが出来ます。
遅い時間になると、玄米は売り切れて、白米のみになることが多かったような気がします。

そして、ここから約15分、カレーが出来上がってくるのを待ちます。

それにしても、スパイスのいい香りが立ち上がってますね。
何だか、人のカレーと自分のカレーでは、立ち上がる香りが違うような気がするのは、期待感からなのでしょうか。

そんな感じで、待っていると、4年ぶり・・・いえ、5年ぶりくらいかなぁ?
念願のカシミールのカレー、ミックスB、マトンが出来上がって来ました。
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お皿から溢れんばかりのカレーと、タップリの具材が食欲をそそります。

カレーにタマゴは、辛さがマイルドになってしまうから、パス・・・
昔はそう思って、ミックスAばかりを食べていました。
でもある日、隣りに座った人がミックスBを食べるのを見て、タマゴがあまりにも美味しそうだったので、
その次に行ったときから、ミックスBを注文するようになり、それからはずっとミックスB。

この玉子、そそられませんか?
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では早速いただきます。
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(^^)(^^)(^^)

おぉぉ!まさにカシミール。
期待通りの味わいで、本当に満足(^^)

そういえば、カレーに大根って美味しいもんだなぁって思ったのも、この店で初めて食べたときだったかなぁ・・・。

大根だけではなく、色んな野菜がたくさん入って、そのすべてが美味しいのです。
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そして、このあたりでカウンターの上の薬味もカレーの上にオン。
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玉ネギと人参のピクルスをいただきます。

これもまた、カレーとよくあって美味いんですよね(^^)

そうそう、通常はカレーにあまり入ってないもので、感動したのがこれ。
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カレーに豆腐ってどうなのか・・・。
食べたことがない人に聞くと、みんな「?」な顔をしますが、これはかなり美味しい!

カシミールで豆腐の入ったカレーを食べてあまりにも感動したので、以降自分で作るカレーにも豆腐を入れるようになったほどなのです。

そんな感じで、一匙ごとに感動し、夢中で食べ進みあっという間に完食。
食べた後は、お腹の中から温かくて、かなりリフレッシュできましたよ(^^)

食べ終わって、お店の外に出ると、通路は待ってる人で満タン、入り口のところにまで達していました。
みなさんの並んででも食べたい気持ち、よくわかります(^^)
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これはカレーであってカレーにあらず。
カシミールって食べ物なのかなぁ・・・他では味わいないものだと思います。

今度はいつ来ることが出来るかわかりませんが、必ずまた再訪させていただきます。






【カシミール】   
住所:大阪市中央区東高麗橋6-2    MAP     
電話:06-6944-8178   
営業時間:12:00~売り切れまで  ※とはいえ、12:00開店は稀。13:00〜14:00頃の開店が多いかと・・・。
煙  草:完全禁煙
定休日:日曜・土曜・月曜不定休、そして8月に長期休業あり。
駐 車 場:なし(近隣に駐車場あり)      


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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