この橋 渡るべからず・・・。

そう書いてある橋の真ん中を、堂々と渡ってくるのは、一休さん。
そのトンチが面白くて、夢中になってみていたのは、一休さんのアニメ。

そんな室町時代のことを描いた一休さん、
そのおかげで歴史の授業でも、室町時代のときは、
他似時代よりも少し興味を持って聞くことが出来ました。

一休和尚、足利義満、蜷川新右衛門・・・。
実在する人物も何人か登場していたようですね。

一休さんのパロディで、新右衛門さんではなく、
新左衛門さんが登場しているのも見たことがあります。

新右衛門、新左衛門・・・右衛門、佐衛門。

それらは元々、平安時代に設置された役所の名前で、「左衛門府」と「右衛門府」があり、
その役所の仕事についている人を「左衛門」「右衛門」と通称で呼んでいたのだとか。

そんな時代から続いている料理といえば、鮨。
すでに奈良時代からその存在が知られているのだとか。

そんな歴史を途切れさせないよう、日々精進する平成生まれの店主が、
腕を振るうお店が四天王寺前にあります。

この日にお伺いさせていただいたのは、”すし丈”さん。

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こちらのお店の店主は、平成生まれの29歳。
名店「銀座久兵衛」で修行を積まれ、ここでお店を開いたのだとか。

わずかカウンター8席の店内は、いつも予約のお客さんで満席。
現在、18:00からの第1部と、21:00からの第2部の、2階に分けて予約を受けているのだとか。
幸運なことに、18:00からの部の予約が取れて、お邪魔させていただきました。

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コースで提供されるので、飲み物を注文するだけで、おまかせの料理が出てきます。

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黒ラベルの小瓶で乾杯。
鮨屋で瓶ビール、ちょっと粋な感じがしませんか?

ビールを飲んで一息にしていると、最初の料理が登場します。


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一品目は、沖縄の糸もずくと長芋の酢の物。
いい塩梅で、五臓六腑に染み渡る。
仕事を終えて、疲れた身体を癒やしてくれますよ。

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そして2品目は、泉州岡田浦のイワシの野菜巻き。
イワシの旨味と、薬味、野菜の食感味わいが素晴らしく合っています。
最初の酢の物といい、この料理といい、「やるなぁ・・・」と思わせてくれます。

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ここで少し小休止・・・
かと思い、枝豆を頬張ってみると、これも只者ではない。
これは、新潟黒崎の茶豆を湯がいたのではなく、蒸してあるのだそう。
そのせいか、甘みが濃くて美味しい。

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貝の蓋を開けてみると・・・

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きれいな色の北寄貝が登場。
北海道の北寄貝を、軽く炙ったものだそう。
これに、イギリスの岩塩をパラリとふって食べれば、甘さも上々!
すだちを絞っても美味しい。

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次に登場したのは茶碗蒸し。
今の季節だから、松茸の茶碗・・・

上に乗っかっているのは、椎茸だそうです。
あら・・・意外と普通。
そう思って、食べてみるとこれがサプライズ!

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中から出てきたのは、フルーツトマトと香住のズワイガニ。
このフルーツトマトが、すごくいい仕事をしているのです。
酸味と甘味のバランスが絶妙で、ズワイガニの旨味を十二分に引き出してくれる。
いい体験が出来たなぁ・・・そんなふうに心から思えます。

そして、次に登場したのは、気仙沼のカツオのたたき。

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店内で藁焼きにしたものを出していただきます。
これに先程のイギリスの岩塩をパラリとかけて食べると最高。

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そして残りの一切れは、特製のおろしポン酢でいただきます。
二通りの食べ方で、美味しさの違いを楽しめるのも最高ですね。

ここで、棒寿司が登場。

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こちらは、和歌山のカマスの棒寿司。
ご飯の中に刻んだ牛蒡も入っていて、いい仕事してますね(^^)

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いただいたのは、静岡県のお酒、正雪 秋あがり。
今の季節に美味しい、旨味のあるきれいなお酒です。

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脂の乗ったカマスに、日本酒を合わせる。
これ、最高に贅沢ですね(^^)

贅沢といえば、この季節だけの贅沢な楽しみはこれ。

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土瓶蒸しには、松茸、和歌山の鱧、車海老、鰆が入っています。

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具材を味わい、旨味が染み出した出汁を堪能する。
酢橘を絞っても、また味わいが変わって楽しい。

さて、茶碗蒸しを楽しんだら、ここからはお鮨がはじまります。

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先ずは、新イカ(ハリイカの子供)です。
小さいからこそ、ここにすべての旨味が凝縮されています。
サッパリとした食感が特徴。

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それに対して、ねっとりとした旨味を楽しむことが出来る、ケンサキイカ。
飾り包丁を入れることによって、普段は隠れいている食感と旨味を体験することが出来ます。

こんな感じで、同じイカでも違った食感を旨味を比べることが出来るのは楽しいです。
実は、こちらのお店のお鮨の楽しみ方の特徴がこれ。
これから出てくるネタも、そんな違いを楽しませてくれることになるのです。

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こちらは、和歌山県、加太の真鯛。
背身と腹身を重ねて、その双方の旨味の違いを楽しめます。
こういう非日常こそが、お鮨を食べるときの醍醐味。
楽しくって仕方がありません(^^)

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ひとつだけ困ったことがあるとすれば、お酒がすすみすぎることでしょうか?
そういう人にも対応できるように、素材に合うお酒が色々用意されているから、
尚さら困ってしまう^^;

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次は、和歌山県、加太の鯵。
しっかりと旨味が乗った、ストレートな味わい。

そして、それに対しては、こちら。

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「鯵、パート2です。」
そう言って出していただいたのは、兵庫県 垂水の鯵。
こちらは、先程の加太の鯵よりも小ぶりなものを、重ねるようにして握っていただきました。
ストレートな味わいに対して、オーケストラ。
鮨って、楽しみながら食べるものなのだということを実感できますよ。

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まるで大トロのような感じのこれは、アイルランドの天然本マグロの赤身。 
食べてみると、たしかに赤身の旨味が口に広がります。
でも、中トロに限りなく近い。

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そしてこちらが、中トロ。
同じ、アイルランドの本マグロです。
この食べ比べ、同じく脂が乗っていても、赤身と中トロの違いがよくわかります。
本当にめちゃくちゃ楽しい(^^)

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これから、これを巻きますね。
そう言って見せていただいたのは、鳥取のノドグロの手巻き。

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脂ののりが半端なく、食べると、旨味満タンの脂が滴り落ちるんじゃないかと思うくらい。
パリッとした、海苔の食感と香り、本当に贅沢な逸品です。

ここで、青さの味噌汁もいただき、ちょっと小休止。


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桶の中に入っているのは、大分県姫島の車海老。
しばし、厨房の中に戻っていき、再登場したときには・・・。


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美しく、甘味がたまらない。

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ちょっと珍しいお酒、佐賀県のお酒、竹の園 雄山錦。
(「ゆうざんにしき」と読んでしまった私は、美味しんぼの読み過ぎか^^;)

スッキリとしながらも、後口の旨味が広がり、幸せな気持ちになれます。

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海老の頭は、パリッと塩焼きに。
甘みと香りがたまらない。

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海老の余韻も消えないうちに、またこんなスペシャリテをいただきます。
こんなに小さくても、旨みたっぷり。
北海道のヒグマ、鮭は身だけを食べて、いくらは食べないのだとか・・・。
もしも、話し合いができるならば、分け合いたいですね^^;



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そしてこれは、明石の穴子。
手に持った瞬間に柔らかさがわかるほど。
そして、口の中でホロリと崩れていく様子は、言葉には出来ないくらい(^^)

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玉子焼き。
江戸前なので、もちろん甘口。
でも、その甘さが心地よく、口の中をいい感じに保ってくれます。

そして、〆のかっぱ巻き。

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きゅうりのフレッシュさと、ワサビの効きが最高。
もしかして、今まで食べたかっぱまきの中で一番美味しかったかも。

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そして、デザートもいただき、かなり満足させていただきました。

平成生まれの若い店主。
でも、そのセンスと腕前はホンモノ。
こちらのお店、知る人ぞ知るのお店で、すでに人気のようですが、
これからもっと、人気になって、予約が取れにくくなるように感じます。
魚の美味しさを、そしてもっとお鮨を楽しみたい方、
ぜひ予約していってみてください。
オススメしますよ!







【すし丈】
住 所:大阪市天王寺区四天王寺1−7−15 オーキッドコート夕陽丘 1F    MAP
電 話:06-6772-6660
営業時間:18:00〜23:00 
煙 草:完全禁煙
定休日:水曜日
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)




※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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