新年あけましておめでとうございます!
本年も、美食磁石をよろしくお願い致します。


今年は2020年。
もう20年も経つのですね、西暦が2000年をむかえてから。
ところで、2000年ってどんな年だったのでしょうか?

ハッピーマンデー制度最初の年。
大江戸線全線開通。
Amazon日本語サイトはじまる。
イチロー、メジャーリーグに移籍。
慎吾ママの「おっはー」流行る。
2000円札の発行される。
シドニーオリンピックで高橋尚子が金メダルを取る。


そう言えば、今年は東京オリンピックが開催されるのですよね。
チケットの入手は困難・・・
でも、マラソンならば沿道にいれば見ることが出来る・・・
あれ、マラソンは札幌で開催^^;

いっそのこと、札幌まで行ってみるか・・・

そんな気持ちが先走り、冬の札幌まで行ってきました!
(ちょっと気持ちが早すぎはしないか^^;)

でも目的は、オリンピックの下見ではなく飛行機に乗ってでも行きたいお店、
すすきのにある”鮨蔵”さん。

今回で3回目になるのですが、また新たなる感動をいただきました。
こちらのお店の存在を友人に聞き、予約の電話をするも繋がらず、
飛び込みで行ってみるも、もちろんダメ。
偶然電話がつながったのが一昨年の秋。
それ以来、定期的に通わせていただいています。

「こんばんは〜」
「いらっしゃいませ、お久しぶりですね。」


入口の扉を開き、カウンター席に座らせていただきます。

最初ここに来たときは少し緊張したなぁ・・・。
噂では、北海道で一番予約が取りにくい鮨屋さん。
そんな噂を聞きながらの入店でしたからね。

こちらのお店は、おまかせスタイル。
季節のおすすめ料理が出てきて、その後はお鮨を出していただくスタイルです。
ですので、注文は飲み物のみ。

先ずはエビスビールをお願いし、料理を楽しんでいきます。

最初の料理は、タコの頭 ヤリイカのミミ 菜の花。

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どの素材も、味わい日の通し方などが完璧。
ひとくち食べて、鮨ノ蔵の味わいがスタートしたなぁと、感じさせてくれます。

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そして、2品目は仙鳳趾の牡蠣。
いろんな産地の牡蠣を食べましたが、やはり仙鳳趾が一番好みかも。
クリーミーな味わいが最高に美味しいです。

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ここからは、やはり日本酒がパートナーに。
合わせるお酒は、長野県松本のお酒、大信州。
でもこれ、ただの大信州ではなく、純米吟醸の番外品。
こういう珍しいお酒をいただけるのも魅力のひとつです。

そして、鰆。

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寝かせたハタの麹漬けをいただきます。
深い旨みの魅力にしばし言葉も出ず、熟成の虜になっていきます。

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料理を出し、それに合わせて日本酒を選び、そして次の料理の準備に取り掛かる。
それでいて、黙々とやっているかというと、そうでもない。
話しかけると気軽に答えてくださる、店主井川さん。

ここで、電話がなるが決して取らない。

「途中で電話が鳴っても取らないですね〜」
「いえ、そうでもないですよ。  気が向けば取ることもありますよ。」

サラッとそう答える^^;
最初の予約の電話がつながるかどうかは、本当に運次第なのかもしれませんね。

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ここでタチが登場。

「これはスペシャリテ、これを食べに飛行機に乗ってくる人も結構いますよ。」

そう言いながら出してくださった一年前の光景が蘇ります。
札幌でタチを食べ、その魅力の虜になったのが2年前。
それをさらに強烈なものにしたのが、目の前にある鮨ノ蔵のタチ。
私も飛行機に乗って食べに来る人のひとりになりました^^;

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そしてこちらは冷たいタチのフライ。
「一口で食べると後悔するやつ」そんな言葉を思い出しながら、
箸で半分に切っていただきます。

口の中に広がる旨味ととろけるような食感。
 
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いただいた日本酒には、「町田酒造」と書かれてあるものの、文字が裏返っている・・・。
そして、"酒舗 七蔵”の文字もある・・・ということは、
夏に来たときにいただいた、札幌のお酒のお店がオリジナルで作ったもの?

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はい。
やはりこれもスペック非公開!
こういうの、楽しいですよね(^^)

「これは今年のスペシャリテ。 すげーやつです。」

そう言って出していただいたのがこれ。

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数の子トリュフチーズ。
いったい誰がこんなこと考えるのでしょ(^^)
これはある意味悪です。
酒がいくらでも飲めてしまう^^;

でも、こんなの作る井川さんはお酒を飲まないのだとか。

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これは新物のワカメとなめこ。
キンキのアラで取った出汁で仕上げてあるもの。

タチが連続で続き、そしてスペシャリテ。
ちょっとクールダウンの汁物ではありますが、これも旨味が素晴らしい。

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クールダウンどころか、シッカリお酒が進むのが嬉しいところ。
そして、さらに凄いのがこの後でてくることに・・・。

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シャリの上にタチがのっかる。

「これ、ヤバいやつです。 ぐちゃぐちゃに混ぜて食べてみてください。」

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やってみると、確かにヤバすぎる!
クリーミーで濃厚なリゾット?
いや、それよりももっと上品で深みがある。
こんなの、本当にここでしか食べられないのでは?

何だかこの冬は凄いことになっていますよ、鮨ノ蔵。

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つまみの最後は、しらすのお浸しに削りたての鰹をかけたもの。
これもさり気なくシッカリ美味い。
咀嚼を繰り返すたびに、鰹が半端ない存在感を表してきます。

さて、ここからお鮨がはじまります。
先ずは、剣いか。

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ハンダゴテを使い仕上げられた剣先イカは、鮨ノ蔵の名物でもあります。

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そして、むつ。

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寝かせた真鯛。
この「寝かせた」というのが、鮨ノ蔵の真髄。
この旨味を覚えてしまったら、なかなか他所の熟成鮨で満足できなくなります。

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見ただけで美味いのがわかるこれは、大間の中トロ。
いつまでも口の中に留まっていて欲しい美味しさです。

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シマアジ。


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そしてホタテ。

一貫一貫、じっくりと向き合い、味わって楽しみます。
シャリとネタのバランスも申し分ない。
あまりにもバランスが良くて、シャリの存在を忘れてしまいそうになりますが、
口の中でハラリと解けて、ネタを包み込むような感じでシャリの存在の大切さを感じることができます。

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これは、焼きニシン。
ここでニシンに出会い、ニシンという魚の旨味、食べ方を知る。

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箸で軽く押すと、脂が染み出してくるほどにジューシィ。
口の中に入れると、ニシンの旨味、甘みのあとから、シャリが追いかけてくるような感覚を楽しむことが出来るのです。
これは、かなり楽しいですよ(^^)

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そしてキンキ。
魚の美味さを最大限に引き出すのが鮨。
そう断言してもかまわないのではないのか・・・。
これを食べていると、そう思ってしまいます。

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最後はうに。
そう言えば昨年の夏は、鮨ノ蔵の井川さんがプロデュースする、うに丼専門店、
余市にある「雲丹ノ蔵」へも行ったな。

そして「これはおまけです。」と言って出してくれたのがこちら。

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な、何と!
スペシャリテのトリュフチーズ数の子のお鮨。
もうね、ひっくり返りそうに美味しい(^^)
発想がすごいですよね〜。

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これだけのものをどんどん生み出す店主、井川さん。
実はお酒を飲まないのだとか。
その他にも、いろいろ楽しい話を聞かせていただきました。

飛行機に乗ってでも、半年前から予約してでもわざわざ行きたくなるお店、鮨ノ蔵さん。
今度はまた、半袖の季節にお邪魔させていただきます。







【鮨蔵】
住 所:札幌市中央区南2条西4 乙井ビル B1F    MAP
電 話:080-3237-5430
営業時間:18:00〜23:00 (完全予約制)
煙 草:完全禁煙
定休日:日曜日
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)




※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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