大阪のうどんといえば、出汁で味わうもの。むかしはそれが常識で、コシのあるうどんを出す店は”讃岐うどん”の看板を出していたものです。が、しかし、最近は大阪市内、近辺でもかなりレベル高いうどんを食べさせてくれるお店が多くなったものです。関西系の出汁の美味さと讃岐のうどんの美味さを融合させた、新関西系の完成系とでもいうものでしょうか?
まだこれほど讃岐うどんが大阪に浸透していない頃、私の味覚を直撃したうどんとの出会いがありました。

当時、うどんといえばきつね、天ぷら、肉などの温かい系か、ざるやぶっかけなんどの冷たい系かのどちらかだったと思います。
そんなとき、本場讃岐では、美味いうどんは醤油をかけて食べるのだと聞いて衝撃を受けたことがあります。

さて、先日そんな醤油うどんの元祖のお店に行ってきました。

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今年の3月28日からはじまった、土日祝限定ETC無線走行割引サービス、いわゆる1000円キャンペーンなるものを利用して、瀬戸大橋を渡り香川県はまんのう町にある、元祖しょうゆうどんのお店”小縣家”さんに行ってきました。
 

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ここ、小縣家さんは高松の少し西、坂出、善通寺近辺にあり、釜揚げうどんで有名な”長田うどん”の斜め迎えに広々とした店構えを誇っています。

お店はかなり広いので、土日のランチタイムにいってもそんなに待つことはないかと思われます。

この日は待ち時間全くなくして席に案内していただきました。
ここは元祖しょうゆうどんの店を唱っているだけあって、お客さんのほとんどがしょうゆうどんを注文されます。
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しようゆうどんは、特大とあります。特大には少々ビビってしまったので(ショボいですねあせあせ(飛び散る汗))大を注文しました。

「うどんが出来るまでの間にお願いします!」とこんなものをわたされます。
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そう、大きな大根を好きなだけ自分ですりおろしてうどんの上に乗せることが出来るのです。
今の季節はいいのですが、夏場は加減しないととんでもないことになりそうですが・・・
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大根をすりおろしたら、もう一つうどんが来るまでの時間の楽しみがあります。
 

そう、四国のうどん屋さんではもはや定番のこれ、おでんです。
おでんは自分で好きなものを好きなだけとってきて、お勘定の時に自己申告するタイプのセルフ方式です。特性のおでんみそが高相性で美味いですね。これで何を食べても一本84円ですのでかなりお得ですね。

さて、いよいよ待望のしょうゆうどんがやってきました。
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つやつやのできたてのうどんの上にネギやショウガ、そしてすだちの絞り汁をかけて、最後に自慢のしょうゆを約2周半かけていただきます。
 

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やわらかくなめらかで、それでいてしっかりとコシのあるうどんは流石本場讃岐です。これは美味い!!
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また、このしょうゆが全然いがらっぽくなく、そのままでも美味しいくらいのなめらかなうどんの香りや旨味をしっかり引き出してくれます。うどんの麺本来の旨味を味わうにはこの食べ方は大正解でしょうね!
でも、この麺があってこそ出来る食べ方ではあると思います。
うどんのことを知り尽くしている讃岐人だからこそ出来た発想でしょう。

今では、大阪でも美味しい生醤油うどんを食べさせてくれるお店は何軒かありますが、ETCを使えば、1000円で四国に渡れる期間を利用して、元祖しょうゆうどんを味わいに行ってみるのもなかなかいいと思いますよ!このGWにでもいかがですかexclamation & question
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【元祖しょうゆうどん 小縣家】

住所:香川県仲多度郡まんのう町吉野1298-2 MAP
電話:(0877)79-2262
営業時間:9:30~18:00  
定休日:火曜日

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。


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