最近、我が地元の旭区千林界隈には新しくラーメン屋さんが何軒かオープンしています。
横浜家系ラーメンや尾道ラーメンなど新しいお店が次々オープンするので目移りしてしまいそうになります。

そんな中、地下鉄千林大宮駅のすぐ近くに去年の12月にオープンしたお店、“亀一”さんにお邪魔してきました。

千林大宮駅の1番出口(千林商店街のアーケード側)を出て、あの知る人ぞ知る千林商店街のテーマソング、♪一、十、百、千、せんばやしぃ~せんばや~し しょ~てんが~い♪
のテーマソングを聴き終われないぐらいにすぐのところに“亀一”さんはあります。
亀一

入り口の券売機で食券を買ってからお店に入るシステムのようですね。
メニューは“亀一ラーメン:680円 、亀一ラーメン(大):780円、 亀一ラーメン(小):580円 、
チャーシューメン:880円、 チャーシューメン大盛:930円 、チャーシューメン小盛:730円”
とシンプルな感じですね。

この日は初めてだったので、一番スタンダードな“亀一ラーメン”の食券を買って、お店に入っていきます。

カウンターだけの10席ほどの小さなお店で、中に入るとお客さんは一人だけしかいませんでした。
12月にオープンして、約2ヶ月、ランチタイムで少ないお客さんとくれば、この時点では、「あ、ハズしてしもたか・・・」って正直思いました。

しかし、そんな思いとは逆に、カウンターの中ではかなり手際よくテキパキとした動作で店主と思われる方がラーメンを作っています。ホント、大真面目にきちんと作っている感じなのです。
そして、カウンターの壁に貼ってあるラーメンへのこだわりが書いてあるものを眺めてみます。
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これを見ると結構拘ってはるみたいですね。魚介類を軸にとんこつでとったスープを白味噌仕立てる・・・
そして、ジャガイモを練り込んだ麺、これはなかなかおもしろそうですね。

まもなくすると、「お待たせしました!」の言葉とともに、“亀一ラーメン”が運ばれてきました。
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真っ赤な鉢に一見とんこつ醤油味のような感じの見た目のスープ、そして、たっぷりの白髪ネギが食欲をそそります。
まずはスープを一口いただきます。
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とんこつみそラーメンの野性的な感じを想像していたのですが、それとは全然違ってものすごく優しい感じの味です。
白味噌のほのかな甘みが何ともいえない上品な感じを醸し出しています。
このスープ、めっちゃ美味しいです。

そして、麺を一口いただきます。
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麺はモチモチの食感が美味しい太めのタイプで、しっかりしたコシがかなり心地よいです。
これもまた、勝手に豚骨ラーメンの細麺を想像していたのでうれしい不意打ちを食らった感じですね。

このスープと麺が良く絡まって、上に添えてある白髪ネギとの相性も抜群です。

チャーシューは比較的厚く切ってあるものが3~4枚ものっています。
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このチャーシューもまた、かなり柔らかく煮込まれていて、美味いです。
普通のラーメンでチャーシューがこんなにのっかっているのはかなりお得ですね!
チャーシュー麺を注文すると、どんなものが出てくるのでしょうか?

これ、単品のチャーシュー盛りで注文すると、ビールのアテにかなり美味いでしょうね!

スープをいただいているときに気がついたのですが、具は白髪ネギ、メンマ、チャーシューだけではなくて、
細く切られたタマネギも入っているのですね。この上品なスープの感じはタマネギから出る自然な甘みも加わっているのでしょう。
気がつけば、スープも全部いただいてしまっていました。

これ、一緒にご飯も注文して、最後に残ったスープに投入したら、もう一つの至高なひとときが待っているのでしょうね・・・

最近の千林界隈のラーメン屋さん、なかなか個性的で美味しいお店が増えてきているようです。
千林という土地柄、ラーメン1杯680円という値段設定は少し厳しいような気もしますが、厚めのチャーシューが3~4枚入ってたり、
この麺やスープの手間を考えると、決して高くはないと思います。

ここ、“亀一”さん、「何処にでもないオリジナルの味」と言うだけあって、なかなかのものだと思います。
是非とも再訪させていただきたいお店のひとつですね。


【ラーメン 亀一】
住所:大阪市旭区森小路2-6-8   MAP
電話:06-6954-4111 
営業時間:11:30~21:00   
定休日:不定休

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。