鰻。
なんか特別な響きがありませんか?

七月の土用の丑の時は鰻が嫌いな人以外は様々な形で口にすることがあるでしょうが、普段のランチに鰻というと、かなり豪華な響きがありますよね。

でも、鰻にも様々ものがあって、ただ安いだけのゴムみたいなものややたら油っぽくって・・・なもの。
かといって、本格的で美味しい鰻はやはりそれなりのお値段がするもの。
ランチなのだから、お財布に優しくでも、美味しい鰻が食べたい。

そんな、「ちょっとムリなんちゃうの?」的な願いがかなえていただける素敵なお店を教えていただきました。

FM802や大阪天満宮のある街、南森町の“美味鰻彩(びみまんさい)うな次郎”さんに行ってきました。
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ここ“うな次郎”さんは、国産の活うなぎ、青口うなぎが手軽に美味しくいただけるお店として、知る人ぞ知るの人気のお店のようです。

平日ランチタイムのメニューはこんな感じです。
うな次郎

国産のうなぎを使っていて、この値段は抜群のコストパフォーマンスですね。

この日は、肝吸いと小鉢が着いている1000円の“うな重”をお願いしました。

10席ほどのカウンター席とBOX席が4つほどの小さなお店ですが、すごく清潔感のある内装です。
また、カウンターの中では美味しそうに鰻を焼き上げていくのが見ることが出来ます。

しばらくすると、うな重が運ばれてきました。
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この日の一品は水菜の炊いたもの。そして、だし巻き。
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一品とだし巻きは普通に美味しかったです。
そして、肝吸い。

出汁の味、ものすごく優しいです。
そしてこの肝吸いに入っている鰻の肝、これ臭みとは全く無縁で、肝が苦手っていう人もこれなら大丈夫だと思います。

さて、一品や、だし巻き、肝吸いのことばかり書きましたが、主役はあくまでもこれですね。
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そう、鰻!

え、これは・・・
この鰻を一口食べた時、ちょっとびっくりしました。
一口食べた瞬間、まずは皮のぱりっとした香ばしさが心地よく感じられ、そして素晴らしい風味とともに身がホロホロと口の中でくずれてゆきます。

看板に偽りなしなんてものではありません。
ランチタイムとはいえ、まさかこのお値段でこれだけのレベルの鰻がいただけるとは思っていませんでした。
ここの鰻はホンモノです。

そして、このご飯もまた美味しいのです。
少し固めに炊いてあるご飯は鰻との相性、バッチリですね。

先ほど、一品とだし巻きが普通に美味しいとだけ書きましたが、そんなことはどうでも良いのです。
鰻やさんは鰻が美味しくなくては話になりません。
ここは、主役の鰻とそれをサポートするご飯、そして肝吸いには一切の妥協が感じられず、素晴らしいものでした。

一口いただいた瞬間に、上鰻をまるごと一尾使っている“上うな重”にしておけば良かったと後悔したほどでした。

ここは夜、鰻の白焼きバルサミコソースや鰻と野菜のトマト煮込み等の創作料理もやっているみたいなので、そちらも楽しんでみたいと思います。

でも、次回は是非とも白焼きを楽しんでみたいですね!


【美味鰻彩 うな次郎】
住所:大阪市北区紅梅町3-14   MAP
電話:06-6356-2239 
営業時間:11:00~14:00 
     17:00~22:00
定休日:水曜日

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。