こんなところにこんな素敵なお店が・・・
この発見があるから食べ歩きはやめられないですよね。

みなさんご存じの新梅田食道街。
梅田のJRの高架下を利用した店舗が集まるところ、安くて美味いお店がたくさんあって、忙しいサラリーマンやOLさんのランチや会社帰りのちょっと一杯に最適な空間ですね。

ここ、昭和25年に開業し、当時は旧国鉄退職者に対する救済事業として行われたそうです。
そして、開業当時の店舗数は18店だったとのことですが、現在では110店舗あるそうです。
少しごみごみしているのですが、そこがまた趣のあるところでしょうか？

ちなみに、新梅田食道街、食堂街ではなく、食道街だったって事、みなさんご存じだったでしょうか？

そんな新梅田食道街の一角に本格的な蕎麦を食べさせてくれるお店をみつけました。



蕎麦　御陵院　香雅（かが）
忙しいサラリーマンがお昼ご飯に蕎麦をさっとすすってさっと帰る。
そんなお店と違い、本格的な手打ちの二八蕎麦を堪能できるお店のようです。



お店に入ると大きなテーブル席が一つのみ。
8名が座ると満席になる小さなお店ですが、ご主人一人でまともな蕎麦を食べさせようと思えばこれくらいがちょうど良いのかもしれませんね。


もりそば、おろしそば、山かけそば・・・
この日はお昼のもりそばセットをいただきました。

まずは蕎麦茶の香りを楽しみます。



蕎麦茶には蕎麦の実も入っていて、何か嬉しい気分にさせてくれますね。



テーブルの上にはお椀に入った鷹の爪や塩が置いてあります。
蕎麦やさんで塩。ということはここの蕎麦は期待が出来そうです。
純粋に蕎麦の香りと甘みを堪能して欲しいというご主人の心配りでしょう。

しばらくすると、蕎麦セットの巻き寿司とだし巻きが先にやってきました。


この巻き寿司、お米が立っていますね！
見ているだけで食欲をそそられます。
だし巻き玉子に鬼おろしでおろしたであろう大根おろしを少しのせていただきます。
これをいただくと何かお酒が欲しくなりますね。

そして、メインのもりそばの登場です。



細めの蕎麦は透き通るような感じの艶やかさですね。

まずは何もつけずに蕎麦だけでいただいてみます。



この季節でもいい感じですね。スルスル入ってゆきます。
秋の新蕎麦の季節にはどうなっているのでしょうか？期待度満タンです。

薬味の山葵とネギを交互につけていただきます。



素晴らしく美味しいです。
気がつくと半分以上食べてしまっているほどでした。これは大盛りを注文すれば良かったと思いましたね。


蕎麦がなくなるのを確認してそば湯を出していただきました。

このそば湯を半分ほど、残ったそばつゆの中に注ぎます。

　


おぉ、とろっとろの濃厚なそば湯ですね。
これは美味しいです。
純粋にそばつゆの味もそば湯の味も味わうために、私はけっしてそばつゆには山葵を溶かしたりネギを入れたりはしないのですが、
こういうレベルの高いそば湯を出していただいたときはホント、それで良かったと思います。

ここの蕎麦やさん、特に定休日はありません。
でも、いつも開いているわけではないのです。
お休みの日はお店に行って時に教えてもらえます。

ちなみに、8月のお休みは、4，10，12，18，23，26，30日だそうです。



大衆的なお店がひしめく新梅田食道街。
でも、結構名店が多いのも事実です。
今夜も名店探しに出かけてみては如何でしょうか？



【御陵院 香雅】
住所：大阪市北区角田町9-25 新梅田食道街　　　　MAP
電話：06-6364-8689　
営業時間：11:30～17:30 （売り切れ次第閉店）
定休日：不定休

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。