お酒って・・・。

みなさんはお酒をどのようなものととらえていらっしゃいますでしょうか?
一仕事終わった後の、一杯!
いいですね。
夏の暑い日に飲むビールも最高です!
適度に酔って、気分が良くなり、会話も弾む。
上手につきあいさえすれば、最高に頼もしいやつです。
(次の日も含めてね(^^;))

でも、お酒には様々なタイプがあって、実は非常にデリケートにTPOを選ぶのですよね。

たとえば、食べ物との相性。
わかりやすく言うならば、鯖のきずしを食べた後に、白ワイン(ものにもよりますが)を飲むと、
すごく生臭さが目立ってしまってどうしようもない経験をされたことはないでしょうか?

逆に、日本酒を合わせてやると、これがぴったりあって、鯖の臭みを消すどころか、旨みを増幅させて、より素晴らしいものに変身させる。
こんな経験無いですか?

料理と酒の相性について、わかりやすく書いた”清酒と料理のピタピタ相性塾”という本があります。
よろしかったら、一度読んでみてください!食事するのがものすごく楽しくなりますよ!
詳しくは、コチラ


そんな、料理と日本酒の相性、マリアージュを楽しめるお店、谷町4丁目の”酒肴 和亭”さんが、
先日7周年を迎えられました。

当日はお邪魔させていただくことが出来なかったのですが、数日後、お邪魔させていただくことが出来ました。
                         和亭シマちゃん

こちらのお店で、私はメニューを見たことがありません。
いえ、正確に言うと、料理を選ぶためにメニューを見たことがありません。
メニューがあるにはあるのですが、ここではお任せのコースにした方がこちらのお店の醍醐味を味わえるし、絶対にお得だからです。

というわけで、この日もおすすめの日本酒セットをお願いしました。
こちらのコースは各料理に、それに合う日本酒がついたもので、
それぞれの料理とお酒のマリアージュを楽しむことが出来ます。

まずは、生ビールの小で乾杯です。
でも、ここでビールを飲むのはこの一杯だけ。のどを潤すのが目的ですね。
後は日本酒をいただきます。

一品目、先付けは、ホタテの焼霜 苺のソースです。

黄色いトマトの上に苺のソース、その上にホタテの焼霜がのっかっていて、少しヨーグルトがかけられています。
写真が無くて、文章だけなら、「何じゃそりゃ?」ってなるような組み合わせですよね!
では、写真を!
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                                 どうですか!(ここで、どや顔!

きれいに盛りつけられていますよね!
きれいなだけではなく、ホタテと苺のソースがまた、バッチリ合うのですよ!
それに合わせたお酒がこれです。和亭蔵十
三重県大台町のお酒、八兵衛の山廃純米です。

こちら、和亭さんでの楽しみ方を・・・。
まずは、お酒をそのまま飲んでみてください。(うん、美味い!)
そして、料理を食べる(お!美味しいね!)
料理を口の中に入れて、少し味わい、そこにお酒を含んでみると・・・
(え!何これ?単体で味わうよりも、めちゃくちゃ美味しい!!ずきゅーーん!
となって、最低3度は味わえますよ!

はい、この日も一品目からやられました。

そして、2品目はお造りです。
ここから、お造りが5種類出てきますよ!
まずは、加太産桜鯛の松皮造り。和亭蔵十


ただのお造りではありませんね。
ちゃんと季節感も演出してくださいます。そして、これは白ポン酢につけていただきます。
合わせるお酒は奈良葛城山の麓、御所の酒、千代純米吟醸仕込み16号です。
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このお酒と、白身の魚、白ポン酢との相性はホントにいつ食べてもバッチリですね!
これだからやめられません。

2つめのお造りは、泉州産はり烏賊の塩すだち。
これははり烏賊の造りを塩と酢橘だけでいただきます。
(夢中になってて、写真がない!!)

これははり烏賊の甘みがすごく良く感じられて、あまりにも美味すぎました!

合わせるお酒は福井の梵の艶です。和亭蔵十


そして、3つめのお造り。
加太産針魚の独楽盛りです。
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独楽盛りって何だろうと思いましたが、なるほど。
しかしまぁ、よくやります。すごい盛りつけですね。
これは、山葵醤油でいただきます。そして、お酒は滋賀県木之元の酒、七本槍の純米吟醸を。
                和亭蔵十

4つめのお造りが、紀州由良産鯖の昆布締め、こちらは生姜醤油で。
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この鯖、これ美味いですよ!この味わいには、このお酒を。
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東北三陸釜石のお酒、浜千鳥の特別純米をあわせていただきます。

そして、5つめのお造りが北海道産ほっき貝です。
       和亭蔵十

このほっき貝の甘みと旨みは最高です。
一緒に行った方、実はほっき貝が苦手だったらしいのですが、これはきれいに召し上がられていましたよ(^^)


そして、お凌ぎは泉州産小鯛の雀寿司。
和亭蔵十

きれいに飾り付けがしてあります。こういうのって、見ていて楽しいですよね。
小鯛の雀寿司は、小鯛の旨みと酢飯の塩梅がちょうど良く、口の中に広がっていってこれはもう快感です。

そこにすかさず、お酒を口に含むと、そのマリアージュの世界が始まります。
これだからやめられませんね。
和亭蔵十

そして、焼野菜はこちらの名物、水茄子のステーキ上にのっているのは自家製のゆず胡椒だそうです。
そして、あわせるお酒はこの水茄子のステーキとの相性抜群な、福岡県久留米のお酒綾花です。
実はこの綾花、こちらの旭菊酒造さんの蔵が火事になり、その後どうなるのかが心配されていましたが、ちゃんと復活していました。

そして、料理はまだまだ続きます。

焼き魚は紀州産さわらの若牛蒡焼き、合馬産筍の塩焼き、大徳寺納豆、うすい豆団子、守口大根、あげまき貝の干物です。
                             和亭蔵十

煮物は、加太産桜鯛の桜蒸し 銀あん。
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これ、桜の葉の香りがすごく良くて、春らしい一品ですね。

強肴 大山がいな鶏の鍬焼き。8362e900.jpg



焼き鳥にはビール!ってイメージをお持ちの方、多いですよね。(私もそんな一人でしたが)
でも、焼き鳥には燗酒、すごく良く合います。
まだまだ気がついていない組み合わせをいろいろ提案していただけるからうれしいですね!

揚げ物は、鱧とこごみとタラの芽の天ぷらです。
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お酒もそれぞれの料理に合わせて出していただいているので、かなりの種類をいただきました。
和亭蔵十 和亭蔵十 和亭蔵十 和亭蔵十

でも、それぞれの量が、無理なくいただける量で、なおかつ和らぎ水(お酒を飲みながらいただくお水です)を飲みながらなので、フラフラになることはありません。

最後に、進肴を。39b0b621.jpg

蛍烏賊の沖漬け、鯖のなれずし、納豆味噌です。

まぁ、盆と正月が一気に来たという感じでしょうか?
ホントに至れり尽くせりですね。
これには、石川県のお酒、ご存じの方の多いと思いますが、菊姫の純米酒をいただきました。
                  和亭蔵十

これだけの種類の料理とそれぞれに合わせたお酒。
満足度はかなり高いです。
こちらでは、どんな銘柄のお酒が飲めるとか、どんな料理が食べられるということを超越したものを楽しむことが出来ます。

また、苦手なものがあれば、事前に伝えればそれにあわせて満足度の高いコースを組んでいただくことが出来るのでは。

冷たい吟醸酒の美味しさも素晴らしいけど、それだけではもったいないってこと、体感できますよ!


【酒肴(しゅざかな なごみてい)和亭】
住所:大阪市中央区鎗屋町1-1-10山大ビル1F   MAP
電話:06-6949-4753 
営業時間:11:30~13:15 、18:00~23:00   
定休日:土、日、祝

お店のHPはコチラ

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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