4月に入り、新年度、新学期が始まり、フレッシュな気持ちで仕事に、学業に励まれている方も多いかと思います。
新社会人と言えば、真新しいスーツに身を包み(ま、スーツに着られているという意見もありますが(^^;))、フレッシュな気持ちで街中を歩く。そんな感じでしょうか?新社会人と言えば、スーツ。
そんなお約束のような組み合わせがありますが、高島屋の今年の入社式は、正装禁止だったとか・・・。
なので、スーツを着てくる人は一人もいなく、新入社員も社長も役員も、カジュアルな格好で入社式に臨んだのだとか。新しい発想、新たな取り組み、さすがだと思いました。

さて、食べ物で、意外な組み合わせ、でも結構美味しいものって何を思い浮かべますか?

今では、すっかりメジャーになった、アボカドの入ったお寿司、カリフォルニアロール
初めて見たときは、「え!うそ・・・」と思いましたが、食べてみると、これがまた美味しくって、けっこう嵌ったりしました。

あと、カマンベールチーズにジャムクリームチーズに鰹節と醤油ジャガイモにイカの塩辛など、面白い組み合わせでも、以外と美味しいものってありますよね。

B 級で言うと、肉うどんに胡椒
これ、以外と美味しかったりしますよ。
また、観光地の食堂で、カレーを注文したのはいいけれど、あまりにも残念な味だった場合、卓上にある醤油を1周半かけてみてください。
そうすると、不思議なことに意外と味わいが深まったりしますよ(^^)


さて、意外な組み合わせというと、日本酒と中華料理
一見、合わなさそうではありますが、あえてそれにチャレンジしてみるというイベントに参加させていただきました。

まずは、酒蔵を見学させていただき、そのあとでそちらの蔵のお酒で中華料理に合わせてみる。面白いイベントですよね。

今回お邪魔させていただいたのは、神戸、灘にある酒蔵、“泉酒造”さん。
仙介・幸福飯店 仙介・幸福飯店

阪神大震災で大きな被害を受け、一時期酒造りを断念されていましたが、震災から12年ぶりに復活し、今では代々の当主が襲名する名前「仙介」をブランド名にした日本酒を造られています。

この日は、蔵見学もさせていただき、仙介が作られていく様子を説明していただけます。

説明していただいたのは、杜氏の和気さん。
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精米した酒米も手にとって確かめることが出来ます。
吟醸酒の精米歩合は50%。つまり、米を半分まで磨いているのですよね。贅沢なお酒です(^^)
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米、水、酵母、麹、酒造りの工程を丁寧に説明してくださいます。
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タンクの中では、発酵が進み、仙介が醸されていますね。
このタンクの上にかかってある、はしごのようなもの。
これは転落防止柵だそうです。タンクの中は無酸素状態、この中に誤って落ちると、命はありませんからね。

井戸の中も見せていただきましたよ。
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透き通るような青い色が印象的でした。

蔵見学が終わると、お待ちかねの試飲。
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仙介ブランドのお酒を飲み比べ、その違いを楽しみます。
蔵見学のあとの試飲って、ホントに楽しいですよね。
でも、お酒を利いているうちに、アテが欲しくなってくるのですが(^^;)
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でも、今回はそんな希望を叶えてしまいます。
さすがに、蔵の部屋で宴会するわけにはいかないので、場所を変えます。

仙介の酒を持ち込み、その味わいとマリアージュを楽しんだのは、梅田堂山にあるこちらのお店。
                  仙介・幸福飯店

上海の屋台のような雰囲気の中で、本格的な中国料理をリーズナブルに楽しめるお店として、
大人気の“幸福飯店(ハッピーハンテン)”さん。

中華料理と言えば、紹興酒っていう図式が成り立っているようですが、そこに日本酒を合わせてみよう。そんな試みにこの日は約30名が幸福飯店に集まりました。
           仙介・幸福飯店

蔵見学から参加の人と幸福飯店から参加の人が集まり、お店の中は活気に満ちあふれていますね!
何と、今回のイベントには、仙介の泉酒造さんからも杜氏さんが参加してくださっています。

各テーブルの上には、“香りと味の特徴による日本酒のタイプ分類表と相性のよい料理”と書かれたものが置いてあります。
              仙介・幸福飯店

この中にも、麻婆豆腐や八宝菜、春巻きなどの中華料理が書いてありますね。

時間になり、みんな揃ったので乾杯です!
最初のお酒は仙介の大吟醸。仙介・幸福飯店


これは流石!美味いですね(^^)
このお酒を飲んで、仙介の大ファンになり、今回のイベントにわざわざ遠方から駆けつけてくださった方もいらっしゃいましたよ。

最初の料理は、クラゲの酢の物と海鮮サラダ。
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どちらも丁寧に作られていて、日本酒と合わせても全く問題なしですね。

次の料理は、海老マヨ。d44bd1a4.jpg



飴で作った飾りもいい感じですね。

これには、仙介の純米吟醸を合わせていただきます。
仙介・幸福飯店

料理がいいのか、酒がいいのか・・・
いえ、きっと両方ですね。日本酒と中華、いい感じにマリアージュしていますよ。

そして、こちら幸福飯店の大人気メニューの一つである、小籠包。
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こちらの小籠包はミニ豚まんのような紛い物ではなく、スープの味わいもしっかり楽しめるホンモノ。
本場中国から点心専門の料理人に来てもらっているのだとか。
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酢豚は黒酢を使った本格的なもの。
コクと旨味がぎっしり! そんなうれしい逸品です。
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さて、中華料理の中でも個性の強いこの酢豚には・・・。

仙介の樽酒を燗でいただきます。仙介・幸福飯店


ところでみなさん、仙介のお酒の瓶のラベルには、2種類の字体があるのをご存じでしょうか?
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左の丸い字体が純米系のお酒で、右側の直線を基準にしたような字体のものが、醸造用アルコールを加えたもの。
ですので、今回いただいたものでは、大吟醸や特別本醸造は右側の字体、
純米吟醸、特別純米は左側の字体のラベルが貼ってあります。
こういう細かいところもおしゃれな感じですよね。

このあとも、料理に合わせていろんなタイプの仙介を楽しむことが出来ましたよ。
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そして、最後はこちらのお店の名物の一つでもあるお粥でしめます。
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今回いただいたのは、ピータンのお粥。
こちらのピータン、臭みがなくお粥との相性がすごくいいですね。
本町で“幸福粥店(ハッピーコンジー)”というお粥のお店を姉妹店に持つだけあって、お粥の美味さも確かですよ。

中華料理と日本酒、この組み合わせもなかなかのものでした。
これを機会に、中華料理のお店でも、美味しい日本酒をいただけるようになればうれしいですよね。



【幸福飯店】   
住所:大阪市北区堂山町7-16 ホテル喜多八 1F    MAP     
電話:06-6363-5700   
営業時間:17:00~24:00(LO23:30)金土曜日は翌2時まで。   
煙  草:喫煙可
定休日:無休
      

お店のHPはコチラ

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。


【泉酒造】   
住所:神戸市東灘区御影塚町1-9-6    MAP     
電話:078-821-5353    
      
泉酒造のHPはコチラ
仙介が買えるお店はコチラ


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