みなさん、普段は食べないちょっと変わったものって召し上がるのに抵抗感はないですか?

定番料理
カレーライスはやっぱりビーフ。
お好み焼きは豚玉。
焼きそばの具材は豚肉とキャベツ。
ラーメンは醤油味。
オムライスはケチャップ味で。
ハンバーグにはデミグラスソース。
とんかつはやっぱりソースで。
コロッケはポテトコロッケ...
などなど、挙げだしたらキリがないですね。

でも、旅先ではその土地にしかない、ちょっと変わったものも試したくなりませんか?
その土地で味わう、ご当地グルメ。
旅の楽しみの一つでもありますよね。

今回のGW、北陸、能登、富山方面に行ってきました。
新鮮な魚もいただき、市場で海鮮も買い、堪能しました。
北陸というと、やっぱり新鮮な魚ってイメージですよね。
でも、他にも名物が結構あったりします。

「福井のソースカツ丼はこの前食べたしなぁ・・・。
あ、そうだ!久しぶりに、富山でラーメンを食べようか!」


そんな話になり、富山市内まで車を走らせました。

富山でラーメンと言えば、“富山ブラック”
以前、富山に来たときに“富山黒醤油ラーメン”っていうのを食べたなぁ・・・。
見た目は黒いけど、結構美味かったゾ(^^)
(この時点では、そのときに食べたそれが標準だと思っていたのですが・・・)

では、今回は違うお店に行ってみよう!
そう思い、ラーメンのことなら何でも答えてくれる、このお方にメールをしましたが、当日で、しかも多忙のために、この時点では残念ながら情報は得られず・・・。
“では、直感で探しますか!”
そう思い、富山市内を車で走っていると・・・。

“元祖 富山ブラック”の看板を掲げているお店を発見しましたよ!
駐車場に結構車も止まっていて、人気店のようですね。
「ここは、きっと美味しい!」
そんな感じがしたので、車を駐車場に駐めました。

お伺いしたのは、“西町大喜 中島店”
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店内はカウンター5席とテーブル席。一人のお客さんも、家族連れのお客さんでも賑わっています。
まさに、人気のラーメン店の光景そのものですね。

メニューはこんな感じでシンプルです。西町大喜


中華そば 小(並)、大、特大が基本で、あとは生玉子のトッピングをするか、ごはんを付けるか。
ビールのアテに、大喜特製のチャーシューメンマっていうのもありますね。
スープの濃さ、麺の固さ等はリクエストできるようですが、初めてなのでデフォルトでいただくことにしましょう。

中華そばとごはんを注文し、しばし待つことにします。

テーブルの上には、こちらのお店の拘り、美味しい食べ方が書いてある冊子がありました。
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こだわり大喜のチャーシュー麺
半世紀以上昔、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、オヤッさんは濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、
「良く噛んで」食べるおかずの中華そばを考え出した。
昭和二十二年、終戦後のことである。噂に噂を呼び、富山祭りには千人もの行列を作ったこともあった。
じいちゃんから、とうちゃん、孫へと、今や三世代にわたり親しまれている大喜。
富山県民ならば知らないものはいない。
これも、流行に左右されないこだわりの味を頑固に守ってきたからだと自負している。


なるほど、これは気になるし、是非食べてみたい!って思いますよね。
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一 麺
   硬めのストレート太麺
二 スープ<元祖富山ブラック>
   濃い口しょうゆ味スープ
三 具
   塩っ辛いメンマ
   チャーシューは手切り、
   秘伝のしょう油ダレ
   荒切ネギ・荒引き黒コショウ


★必読★ 美味しい召し上がり方
三位一体 まず 混ぜよ!
まず先に、麺・チャーシュー・メンマをスープの中で混ぜるべし。
全ての具をスープになじませることで、大喜の味が出来上がるのだ。これ常識なり。
そして、同時に口の中に運び入れ、食べ終わる頃、より一層おいしさが増す。こうして、急がずじっくりと大喜の歴史を存分に味わっていただきたい。


これ、期待感をあおりますよね!
何だか、ワクワクしてきました。

しばらくすると、お待ちかね富山ブラックの中華そばが運ばれてきました。
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おぉ!見事に真っ黒。
それにしても、たっぷりのネギとチャーシューですね。
メンマも美味そうです。
「あれ、レンゲがないなぁ・・・すみません、レンゲください」
(何故レンゲが付いてこないか、この後理解することになるのですが・・・)

まずは、スープを一口、いただきます。
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・・・・・・・・・・。
え、これはしょっぱいなぁ・・・・。
最近、薄口のものばかり食べるようにしているから、自分の口が変わったのかなぁ・・・。
でも、悪くない。
連続で飲むのはちょっと無理な感じだけれど、バランスはいいですね。

そして、麺をいただきます。baa19d96.jpg



あ、いい感じですよ。
もっちりした太麺はこのラーメンに良く合いますね。
でも、しょっぱさは消えずです。

メンマとチャーシューをいただきます。
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おぉ!これもかなりしょっぱい(>_<)
ごはん、ごはん・・・・。

うん?
え、これ、合うじゃないですか!
なるほどぉ・・・・。
このラーメン、こうやって食べるためのものなのですね。
間違いなく、ごはんとの相性はバッチリですよ!

でも、それでもやっぱりしょっぱいですね。
最初の一口食べたときには、何かの間違いかと思いましたものね。
でも、クセになる美味しさであることは間違いナシです。

ところで、隣のテーブルのガテン系のお兄ちゃん達、なにやら店長に注意されていますよ・・・。
「すんませんけど、弁当しまってください。うち、持ち込み禁止なんで・・・」
なるほど、そりゃぁ、ラーメン屋さんで自分の弁当食っちゃダメでしょう(^^;)
すると、お隣のお兄ちゃん、小さな声でボソッと・・・
「飯が無きゃ、食えねぇんだよ・・・」
あはは!その気持ち、わかります(^^)
ちょっと、うけましたよ、今のやりとりは。

因みに、西町大喜本店では、ご飯の持ち込み、可能なようです。
(その分、本店のメニューに、ご飯はないので注意!)

しょっぱさと格闘しながらも、何とか完食。
食べてお店を出た直後はこう思いました。
“いっぺん味わったし、しょっぱいし、ここはもう来ること無いだろうな・・・”
ところがです、次の日になると、なぜだかもう一度、あのラーメンが食べたくなってきたのですよ。
何なのでしょうか、この中毒性は。
この感覚、初めて“辛口料理ハチ”のカレーを食べたときと似たような感じがあります。
あのときも、もう無理っ!これは二度目はないな・・・・
そう思いながら、気がつけば、生玉子を入れて食べることを覚え、その後は玉子なしでカレーそのものの味わいを楽しむことに嵌り、通うことになったのですから。
(残念ながら、GW前に閉店したハチ、噂では後継者が現れて、近々再開するのだとか・・・)

富山ブラック、これが本来の味わいであり、人気の元なのでしょうね。
次に富山に行った際には、是非とも再訪すると思われます。
でも、初めて行かれる方、そのしょっぱさ、それなりに覚悟してくださいね。
私たち、関西人が考えるそれを遙かに超えていますので(^^;)




【西町大喜 中島店】   
住所:富山市中島3-7-14    MAP     
電話:076-445-1710   
営業時間:11:00~21:00   
煙  草:
定休日:火曜日
      


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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