“ごはんを大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する”。
ものすごくインパクトのあるタイトルですよね。
これ、今は引退状態となっている、元芸人の島田紳助さんが書いた本のタイトルなんですよ。
(ベストセラーになったから、ご存じの方も多いと思いますが)
大阪人である私は、この本のタイトルを見て、昔からある、おばちゃんがやっているたこ焼き屋さんを思い出しました。
「あ、にいちゃん、おもろいこと言うから手がスベってしまったやないの(^^)、しゃーないから、1個おまけしとくわ」とか言って、おまけしてくれたたこ焼き屋さん。
そんなたこ焼き屋さんじゃないけれど、地元の人相手に昔から商売してるおばちゃんの店、あなたの町にもありませんか?
最近会社の昼休みによく自転車でうろうろする京阪電車の滝井周辺。
その滝井駅のすぐ近くに、昔からやっている素朴な塩味の中華そばを食べさせてくれるお店があると聞き、いろいろ調べてみました。
住所は、守口市長池町。
お店の名前は“福栄”というらしい・・・。
そういえば、滝井、千林近辺に“福栄”という、塩ラーメンの美味しいお店があるという話は聞いたことがあるなぁ・・・。
でも、そちらのお店の住所は、“守口市馬場町”長池町ではないみたいです。
食べログのも“馬場町”の方の福栄しか載ってませんねぇ・・・
古い店なので、閉店してしまったのでしょうか?
もう少し調べてみましょう・・・。
あ、ヒットした。
千林近辺のお店を記事にしているこちらのブログで見つけましたよ。
でも、こちらのブログも“馬場町”のほうのお店のことみたいです。
ちょっと記事を読み進んでゆくと・・・あ、これかな・・・
記事中リンクにこの方のブログの記事が。
そう、こちらです。
間違いないようですね・・・。
記事の日付は、2012.2.16。
そんなに古くはありません。
では早速自分の足で確かめてみましょう。
京阪電車の滝井駅の東側に(うどん屋さんが立ち並んでいるのと反対の方ですね。)
それらしきお店を見つけましたよ。

お店の前まで行くと・・・・
“中華料理 福栄”。
はい、間違いなさそうです。

暖簾が出ているので、営業中のようですね。
お店の前にあるショーケースも昭和そのもの。

でも、昔はどのお店にもありましたよね(^^;)
引き戸を開けて、お店に入ってゆきます。
店内には、お母さんって感じの女将さんと、男性のお客さんが一人。
お母さん、私を見て一瞬“え?お客さん、ホンマ?”って感じの表情。
でもすぐに、「あ、どうぞ~」って(^^;)
いつも来る常連のお客さん以外ほとんど来ないのでしょうか。
間違って入ってきたと思われたのでしょうかね(^^;)
いえいえ、こちらのお店が目的出来ましたよ(^^)

店内は、ホント昔からの小さな食堂って感じです。
テーブルが4つほどあり、丸い赤いイス。
ホント昭和の食堂です。
「にいちゃん、何しよ?」とお母さん。
「ラーメンください」
「はい、ちょっと待っててね」
このゆるく流れる空気がいいですね~。
店内の壁にはメニューなんてありません。
おそらく言えば出してくれるのでしょうが、この日の目的はこちら、“福栄”さんのラーメンなので、大丈夫です。
ちなみに、ブログで見たメニューは、
ラーメン:400円、チャンポン:530円、ギョウザ:250円、焼きめし:500円、野菜スープ:300円、
えび天ぷら:600円、野菜炒め:480円等書いてありましたよ。
注文を聞くと、お母さんはカウンターの中に入り、調理をはじめてくれます。
店内では、野球中継がテレビから流れ、ゆっくりした空気が流れているようですね。
隣のお客さんの注文した焼きめし、あれも美味しそうだなぁ・・・。
そんなことを考えていると、ラーメンがやってきました。
「はい、お兄ちゃんお待たせ、玉子ちょっと半熟やねん、ごめんなぁ」
そんなん全然かまいません、まして嬉しいですよ(^^)

おぉ、綺麗に澄んだスープですね。
上に3枚のっかっている、縁が赤いのはハムでしょうか?
それにしても、思いっきり昭和なルックス、いい感じです。
ではまずスープから・・・。
うん、上品です。
でも、決して水くさくはなく、出汁の味わいがいいですよ。
こういうのを期待していただけに嬉しいですね(^^)

麺はストレートの中細麺でしょうか。
固すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいいんですよ。
こういうの食べると、何だか安心しますよね。
じっくり味わっていると、お母さん、カウンターの中から、胡瓜のぬか漬けと厚焼きを切ったものを出してくださいました。
「それぬか漬けけど、若い人は食べへんかなぁ・・・。」
「いえいえ、僕ぬか漬け大好きですよ」
はい、喜んでいただきました。
嬉しいサービスですね(^^)

玉子は半熟のゆで卵丸ごとひとつ。
このスープに玉子がまた、良く合うんですよね(^^)
決して派手ではないけれど、美味しいポイント押さえてはりますね。
上品な旨味の塩ベースのスープ、もやし、ねぎ、玉子。
そして、あの縁の赤いのはチャーシューです。
脂の甘みたっぷりのタイプではなく、あっさり、しっとりのチャーシュー。
これがまた、この中華そばには良く合います。
もちろん、このスープを残す理由は見当たりません。

「ごちそうさまでした。」
「はい、ありがとう。400円です」
素晴らしい!今時400円でこの丁寧な中華そばをいただけるのは嬉しいですね(^^)
「はい、お兄ちゃん、アメちゃんあげよ」
お母さん、やっぱり大阪のおばちゃんでした(^^;)

おそらく、70歳は超えていらっしゃるであろう、お母さん。
ゆっくり流れるこのお店の雰囲気。
無駄なものも足りないものもない、ちょうどよい感じの中華そば。
ある意味オンリーワンなお店ですね。
もし、気になったら、そっと探してみてください。
お母さん一人で切り盛りされているので、今回は詳細情報は控えさせていただきますねm(_ _)m
【福栄】
住所:大阪府守口市長池町・・・・ MAP
電話:・・・・・・・
営業時間:・・・・・・・
煙 草:喫煙可
定休日:
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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ものすごくインパクトのあるタイトルですよね。
これ、今は引退状態となっている、元芸人の島田紳助さんが書いた本のタイトルなんですよ。
(ベストセラーになったから、ご存じの方も多いと思いますが)
大阪人である私は、この本のタイトルを見て、昔からある、おばちゃんがやっているたこ焼き屋さんを思い出しました。
「あ、にいちゃん、おもろいこと言うから手がスベってしまったやないの(^^)、しゃーないから、1個おまけしとくわ」とか言って、おまけしてくれたたこ焼き屋さん。
そんなたこ焼き屋さんじゃないけれど、地元の人相手に昔から商売してるおばちゃんの店、あなたの町にもありませんか?
最近会社の昼休みによく自転車でうろうろする京阪電車の滝井周辺。
その滝井駅のすぐ近くに、昔からやっている素朴な塩味の中華そばを食べさせてくれるお店があると聞き、いろいろ調べてみました。
住所は、守口市長池町。
お店の名前は“福栄”というらしい・・・。
そういえば、滝井、千林近辺に“福栄”という、塩ラーメンの美味しいお店があるという話は聞いたことがあるなぁ・・・。
でも、そちらのお店の住所は、“守口市馬場町”長池町ではないみたいです。
食べログのも“馬場町”の方の福栄しか載ってませんねぇ・・・
古い店なので、閉店してしまったのでしょうか?
もう少し調べてみましょう・・・。
あ、ヒットした。
千林近辺のお店を記事にしているこちらのブログで見つけましたよ。
でも、こちらのブログも“馬場町”のほうのお店のことみたいです。
ちょっと記事を読み進んでゆくと・・・あ、これかな・・・
記事中リンクにこの方のブログの記事が。
そう、こちらです。
間違いないようですね・・・。
記事の日付は、2012.2.16。
そんなに古くはありません。
では早速自分の足で確かめてみましょう。
京阪電車の滝井駅の東側に(うどん屋さんが立ち並んでいるのと反対の方ですね。)
それらしきお店を見つけましたよ。

お店の前まで行くと・・・・
“中華料理 福栄”。
はい、間違いなさそうです。

暖簾が出ているので、営業中のようですね。
お店の前にあるショーケースも昭和そのもの。

でも、昔はどのお店にもありましたよね(^^;)
引き戸を開けて、お店に入ってゆきます。
店内には、お母さんって感じの女将さんと、男性のお客さんが一人。
お母さん、私を見て一瞬“え?お客さん、ホンマ?”って感じの表情。
でもすぐに、「あ、どうぞ~」って(^^;)
いつも来る常連のお客さん以外ほとんど来ないのでしょうか。
間違って入ってきたと思われたのでしょうかね(^^;)
いえいえ、こちらのお店が目的出来ましたよ(^^)

店内は、ホント昔からの小さな食堂って感じです。
テーブルが4つほどあり、丸い赤いイス。
ホント昭和の食堂です。
「にいちゃん、何しよ?」とお母さん。
「ラーメンください」
「はい、ちょっと待っててね」
このゆるく流れる空気がいいですね~。
店内の壁にはメニューなんてありません。
おそらく言えば出してくれるのでしょうが、この日の目的はこちら、“福栄”さんのラーメンなので、大丈夫です。
ちなみに、ブログで見たメニューは、
ラーメン:400円、チャンポン:530円、ギョウザ:250円、焼きめし:500円、野菜スープ:300円、
えび天ぷら:600円、野菜炒め:480円等書いてありましたよ。
注文を聞くと、お母さんはカウンターの中に入り、調理をはじめてくれます。
店内では、野球中継がテレビから流れ、ゆっくりした空気が流れているようですね。
隣のお客さんの注文した焼きめし、あれも美味しそうだなぁ・・・。
そんなことを考えていると、ラーメンがやってきました。
「はい、お兄ちゃんお待たせ、玉子ちょっと半熟やねん、ごめんなぁ」
そんなん全然かまいません、まして嬉しいですよ(^^)

おぉ、綺麗に澄んだスープですね。
上に3枚のっかっている、縁が赤いのはハムでしょうか?
それにしても、思いっきり昭和なルックス、いい感じです。
ではまずスープから・・・。
うん、上品です。
でも、決して水くさくはなく、出汁の味わいがいいですよ。
こういうのを期待していただけに嬉しいですね(^^)

麺はストレートの中細麺でしょうか。
固すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいいんですよ。
こういうの食べると、何だか安心しますよね。
じっくり味わっていると、お母さん、カウンターの中から、胡瓜のぬか漬けと厚焼きを切ったものを出してくださいました。
「それぬか漬けけど、若い人は食べへんかなぁ・・・。」
「いえいえ、僕ぬか漬け大好きですよ」
はい、喜んでいただきました。
嬉しいサービスですね(^^)

玉子は半熟のゆで卵丸ごとひとつ。
このスープに玉子がまた、良く合うんですよね(^^)
決して派手ではないけれど、美味しいポイント押さえてはりますね。
上品な旨味の塩ベースのスープ、もやし、ねぎ、玉子。
そして、あの縁の赤いのはチャーシューです。
脂の甘みたっぷりのタイプではなく、あっさり、しっとりのチャーシュー。
これがまた、この中華そばには良く合います。
もちろん、このスープを残す理由は見当たりません。

「ごちそうさまでした。」
「はい、ありがとう。400円です」
素晴らしい!今時400円でこの丁寧な中華そばをいただけるのは嬉しいですね(^^)
「はい、お兄ちゃん、アメちゃんあげよ」
お母さん、やっぱり大阪のおばちゃんでした(^^;)

おそらく、70歳は超えていらっしゃるであろう、お母さん。
ゆっくり流れるこのお店の雰囲気。
無駄なものも足りないものもない、ちょうどよい感じの中華そば。
ある意味オンリーワンなお店ですね。
もし、気になったら、そっと探してみてください。
お母さん一人で切り盛りされているので、今回は詳細情報は控えさせていただきますねm(_ _)m
【福栄】
住所:大阪府守口市長池町・・・・ MAP
電話:・・・・・・・
営業時間:・・・・・・・
煙 草:喫煙可
定休日:
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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コメント
コメント一覧 (6)
ひょいひょい渡す飴やおまへんなぁ
なかなかですねー
私がお店に入った瞬間も「あれっ?」という顔をされてしまいました(笑) 胡瓜のぬか漬けも美味しかったです。
福栄さんは(塩)ラーメンが有名ですが、他のメニューも食べてみたいな、と思いました。
そうなんですよ。
何気なくもらって、あとで見たら、”あら、高級品!”
400円の中華そば一杯で、お漬け物と厚焼き、榮太郎のアメ。
ちょっとサービスしてもらい過ぎですね(^^;)
ありがとうございます。
ブログで見て、どうしても行きたくなって探してみました。
そうですよね、塩ラーメン丁寧に作られていたので、他のメニューもすごく気になります。
次回は焼きめしかなと・・・。
実家がこのすぐ近くで子供の頃は毎週のように通ってました^^
福栄のおっちゃんが早くに亡くなられてから、ずっとおばちゃんがひとりでがんばってきたお店です。
馬場町のほうは息子さん夫婦のお店で息子さんも数年前に亡くなられたので今はお店やってるかはわからないです。
ここのチャーハンは絶品ですよ。あと餃子もおいしいです。タレは味噌だれでこのタレに合う餃子って感じです。
わたしが個人的に大好きだったのは、フライ麺です。あと天津麺も卵が絶妙でおすすめです。
つい懐かしくなってたくさん書いてしまいました。
コメントありがとうございます。
ご主人が早くに亡くなられ、おばちゃん一人で・・・。
そんな歴史があったのですね。
おばちゃんひとり、頑張っていらっしゃいましたよ。
何人かの常連さんに支えられているのでしょうね。
中華そば、素朴で美味しかったです。
で、チャーハン、すごく気になっているのですよ。
やはり美味しいのですね!
近々、チャーハンと餃子を食べに行ってきます(^^)