食い倒れ、着倒れ、履き倒れ

大阪、京都、神戸を表す言葉だと聞きます。

大阪の人は食べるものに お金をかけ、京都の人は着るものにお金をかけ、神戸の人は履物にお金をかける。
そういう意味だったかと思います。
(大阪は食文化が発展していて、京都は着物の生産地、神戸は靴の製造会社が多いという意味でしょうか。)

でも、それだけでもないようですよね。

京都にも美味しいお店や食べ物、たくさんあります。

京都に行ったなら、是非とも食べたいものは・・・。

京料理、京漬物、湯豆腐、湯葉、生麩、ハモ、京野菜、京菓子・・・。

はじめて京都に観光に来られた方を案内すると喜ばれます。
夜はそんな感じでいいとしても、お昼ごはんは・・・。

ラーメン。
意外と京都にはラーメン屋さんも多いのです。
一乗寺あたりには、大人気のラーメン屋さんが何軒もあったりします。

蕎麦。
四条京阪にある、にしん蕎麦の松葉さんが有名ですよね。
いただくと、“京都に来たなぁ・・・”って気持ちになります。

では、うどんは?
銀閣寺の近くにある“おめん”さん。
よくお世話になっている飲食店の方に教えていただきました。

「私は京都に行くと、必ずといっていいほど立ち寄って食べてきますよ。 美味しいので一度行ってみてください!」

そう言われると、気になって仕方がありません。
先日、京都に行く機会があって、行って来ました。

銀閣寺の方まで足をのばす時間はなかったのですが、先斗町にも支店があるとのことで、
“おめん 四条先斗町店”にお邪魔させていただきました。
                   0c359a21.jpg


お店の入口には、“おめん Nippon”の文字が。
国際観光都市の京都らしいです。

店内は、カウンター席が6席と、4人掛けテーブル席が3つ。
あ、2階にも客席があるようですね。

カウンター席に座り、メニューを眺めます。
f0fa3ab5.jpg
 eadce8d5.jpg
 b2423af4.jpg
 5c5709ef.jpg


こちらのお店の名物は、店名にもなっている“おめん”。
うどんのつけ麺なのですが、その薬味に特徴があるとのこと。
6fec461d.jpg
 419a6994.jpg
 6cfee51e.jpg
 4389f1e3.jpg


そして、うどんだけでなく、生湯葉のお造りや豆乳の温奴などの京料理もいただくことが出来るみたいですね。
お酒もいろいろ揃えてあります。

この日の注文は看板メニューの“おめん”。
温かい方か冷たい方かを選べるので、冷たい方でお願いしました

おめんとは
昭和42年(1967)京都銀閣寺にて創業。
ふるさとは上州伊勢崎、今の群馬県です。
「おめん」とは、その土地の一部の方言で「御麺」がなまり、
「おめん」になったと伝えられています。
創業当時、まだ関西で馴染みのなかったこのうどんを広めようと、
店の屋号をお料理と同じ名前にしました。おめんHPより抜粋)

とのこと。

お店にお伺いしたのは、お昼のピークを少しずらした、13:00ちょっと前。
それでも、次々とお客さんが入ってきます。
流石、京都先斗町。
ピークは営業時間中ずっと・・・そんな感じです。
平日なのに素晴らしいですね。

カウンターの上には、いろんな唐辛子が置いてあります。
                              f3a17e07.jpg


特選一味(極辛!!!)
特選赤三味(赤とうがらしと山椒)
特選青三味(青とうがらしと山椒)
特選八味(七味にもう一品・・・これ、楽しそうです)


メニューを読んでいても楽しいし、とうがらしにしても、目を惹くものがありますよね。
お客さんを飽きさせない工夫がお店のあちこちにありますよ。
先斗町のお店でもそうなのですから、銀閣寺の本店はさぞ凄いのだと想像できます。

そんなことを思い、感じていると“おめん”が出来上がってきましたよ。
                  8e391969.jpg


出汁が入った大きめの器とうどん。
そして、薬味のお皿が一緒に出てきましたよ。

「季節ごとに変わる薬味が楽しくて美味しくていい感じですよ!」
そう話に聞いていたとおりの薬味の数々。
                           0b4d9373.jpg


たかが薬味と言うなかれ。
ひとつひとつ、丁寧に作られているのがわかります。

艶々のうどんの上には、柚子が。
                     4d58176c.jpg


こういうの、何だか嬉しいですね(^^)

先ずは、出汁とうどんだけでいただきます。
                     44901f84.jpg


旨味たっぷりで優しい感じの出汁ですよ。
これだけでも、充分に美味しいです(^^)

そして、胡麻をたっぷりと薬味も絡めていただきます。
                1bed81e6.jpg


おぉ!
これはおもしろい(^^)
先ほどのシンプルな感じとはちがい、いろんな旨味が口の中で広がってゆきます。
美味しいし、楽しいですよ(^^)(^^)

うどんでつけ麺というと、ざるうどんを思い出しますが、これはそのざるうどんの薬味を進化させたもの・・・。

と思ったのは一瞬のことで、ざるうどんとは明らかに違うのです。

かといって、讃岐うどんのぶっかけとも違う。
完全にオリジナルな味わいですね。

薬味と言うよりも、これはもう、この料理の一部。

○○うどん、とは言わず、「おめん」と言い切ってしまうことの意味をいただいてみて理解できたような感じです。

最後には、いろんな具材を出汁の中に入れて、ミックスでいただいてみましょう。
                  d5a02c99.jpg


うわー、これは美味いわ(^^)(^^)
スリランカカレーもそうですが、この“おめん”も混ぜて(という表現が適当かどうかはさておき・・・)いただくとその真価を味わうことが出来ますよ(^^)

そんな感じであっという間に完食。
出汁までもいただいてしまいました。

うどん好きな方、これは是非“大盛”でいただいてみてください。
(私は、遅い時間の昼食だったので、普通盛りにしてしまいましたが、大盛にすれば良かったと、ちょっと後悔(^^;))

この“おめん”、一度食べるとまた食べたくなる不思議な魅力があるのを理解しました。
また、季節ごとに薬味が旬のもの変わるのが楽しいですよね。

次回は是非、銀閣寺の本店にお邪魔させていただき、“おめん”の味わいと共に、お店の雰囲気も堪能させていただきたいと思います。



【おめん 四条先斗町店】   
住所:京都市中京区四条通先斗町西入ル柏屋町171-1    MAP     
電話:075-253-0377   
営業時間:11:30~15:00 17:00~22:00   
煙  草:完全禁煙
定休日:木曜日
駐 車 場:なし(近隣に駐車場あり)      

お店のHPはコチラ

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングに参加しています。 みなさまの応援、よろしくお願いします!!
おめんNIPPON

昼総合点★★★★ 4.0



関連ランキング:うどん | 祇園四条駅河原町駅三条駅