国際化社会。
そんな言葉が生まれて何年くらい経つのでしょうか?

そういえば、1964年(昭和39年)以前の日本は、留学・移住などの目的を持った人にしか旅券が発行されなく、観光目的では出国することすら出来なかったのだとか・・・。

とはいっても、当時の為替レートは固定相場制で、1ドル=360円。
羽田からサンフランシスコへの往復の航空料金は、約15万円。
単純に15万円というと、ピンと来ないかもしれませんよね。

因みに、当時の大卒サラリーマンの初任給は1万円前後。
ということは、初任給の15倍。
現在の給料に換算すると、初任給20万円の人の15ヶ月分・・・
往復運賃は約300万円にも相当するのですよね・・・。

当時、海外に行くことが出来た人は本当に一握りだったのではないでしょうか。

今では、街中に外国人の方がたくさんいて、電車内のアナウンス、標識なども英語表記だけではなく、中国語、韓国語などの併記が当たり前の光景は当時では考えられなかったでしょうね。
(交差点の表記には、“国会前”をそのまま“kokkai”にしてたり、変なものも多いですが(^^;))

さて、食文化はというと、ご馳走で高嶺の花だった洋食。
でも今では、ハンバーグやオムライスなどは気軽に食べられるものになりましたよね。

そんな中でも、とんかつは今でも、“ちょっと良いものが食べたいな・・・”って時に浮かんでくるメニューではないでしょうか。

そんな、“ちょっとええとんかつ”をいただきに、西天満にある、
とんかつのお店、“とんかつ 真”さんで美味しいとんかつをいただいてきました。

こちらのお店、以前から美味しいとの評判を聞いていて、是非とも一度お邪魔させていただきたかったお店です。
                    とんかつ真

大通りから少し離れ、知る人ぞ知る隠れ家のような感じのお店ですね。

お店の入口にはメニューボードが掲げてあります。
            とんかつ真
    
お伺いした時間は、お昼休みも終わりに近づいた、13:00前。
ランチ限定の「一口ヒレカツ」は完売してしまっているようです。

とりあえず、お店の中に入ってゆっくり選びましょう。
                とんかつ真

店内は、カウンター席のみで10席。
遅めに時間だったので、すぐに座ることが出来ましたが、お昼休み真っ只中の時間には、並んでいる人もいるのではないでしょうか。

カウンター席の空いてるところに座らせていただき、メニューを見せていただきます。
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とんかつは、ロースかヒレ。
お腹の空き具合によって、グラム数を選ぶことが出来ます。
エビフライや牡蠣フライ、ミンチカツなどもありますね。
夜は、とんかつをアテにビールで一杯。
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他にもいろいろ一品料理も揃ってるみたいです。
それにしても、単品メニュー、かなりお得な値段設定ですね。
ロースカツ定食に牡蠣フライを2つ追加、何てことも出来ますよね。

この日の注文は、“厚切り上ロースかつ定食”
「厚切り」の文字が気になって(^^;)

注文が通ると、カウンターの中で、とんかつが揚げられてゆきます。
とんかつが出来上がるまでの間に、ソースなどの準備を・・・。
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ソースの他にも、おろしポン酢、岩塩でもいただくことが出来ますよ。

そんな感じで待っていると、揚げたての“厚切り上ロースかつ定食”運ばれてきました。
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大きなとんかつにはたっぷりのキャベツが添えられ、ご飯、味噌汁とお漬け物。
見た目はごくスタンダードなとんかつ定食です。
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それにしても、大きなロースカツですね。
みているだけでもテンションが上がりますよ(^^)
とんかつは網にのせられているので、いつまでもサクサク感を味わうことが出来そうですよ。
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ロースカツはこんな感じで中はほんのりピンク色。
絶妙な揚げ加減が見た目でもわかります。
では早速いただきます。

う・美味い(^^)(^^)(^^)
めちゃくちゃジューシィで、口の中に旨味がはじけますよ!

うわぁ、これは評判以上じゃないですか。
ロースカツは8つに切っていただいているので、この感動が後7回も味わえるのかと思うと、自然に笑みがこぼれます。

ソースを付けすぎないように気をつけて、しっかりと旨味を味わいます。

これがまた、ご飯にも良く合うのですよ。
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こちらのお店のお米は、新潟県佐渡産のコシヒカリ。
美味しいですよ、このご飯。

次は、おろしポン酢に付けていただきます。
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ソースで味わった時は、豚肉に旨味とソースの旨味が重なった感じの美味さでしたが、
ポン酢の場合は、ポン酢が一歩引き下がって、豚肉の旨味を引き出しているようですね。

箸休めにお漬け物もいただきます。
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あ、これも美味しい(^^)(^^)
とんかつ定食の中では、脇役なお漬け物ですが、これの持つ役割って大事ですよね。
とんかつを食べる合間に味わうと、口の中がリセットされて、味覚が呆けることなくずっと美味しいとんかつを味わうことが出来るのです。

そして、岩塩でもいただきます。
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これは究極。
豚肉そのものが美味しいからこそ、出来る食べ方ですよね、これ。
肉の旨味と脂の甘味、その両方が時間差で広がってゆくのがよくわかります。

そんな感じで、3つの味わいを楽しみながら、あっという間に完食です。

それにしても、このレベルのとんかつがこの値段で味わえるのはちょっと奇跡的ですね。
多くの方がリピーターとなっていらっしゃるのも頷けますよ。

“とんかつ 真”さん、これは定期的にお伺いさせていただきたいお店です。
地下鉄南森町駅、JR大阪天満宮駅、または京阪中之島線のなにわ橋駅から、いずれも歩いて5~6分。
大阪市内の隠れ家を発見した感じです。

次回はヒレカツも・・・
そう思いながら、厚切りロースカツの旨味が忘れられなかったりして(^^;)
追加で、牡蠣フライを付けるのもありかもしれませんね。



【とんかつ 真】   
住所:大阪市北区西天満3-8-18    MAP     
電話:06-6362-2033   
営業時間:11:30~14:00 17:30~21:00(日・祝は20:30まで)   
煙  草:完全禁煙
定休日:土曜日
駐 車 場:なし(近隣に駐車場あり)      


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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とんかつ 真

昼総合点★★★★ 4.3



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