古いものと新しいものが共存する景色。
何だかとても癒されませんか?

東京や大阪などの街中では、そんな景色が突然現れる事がありますよね。
下町の風景・・・とでも言うのでしょうか?
なつかしい気分に浸ってしまいそうになります。

先日オープンした、大阪阿倍野にある、日本一の高層ビル、「あべのハルカス」
一番上の展望台登られた方、いらっしゃいますでしょうか?

写真で見るそこからの夜景、それを見て、銀河鉄道999の冒頭の景色を思い出してしまったのは、私だけでしょうか?
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そんな阿倍野・天王寺界隈も新しいものと古いものが混在する素敵な街ですね。

この日は、そんな天王寺駅前から、阪堺電車に乗ってちょっとお出かけ。

阪堺電車も、戦前の昭和一桁製造の電車から、最新の堺トラムまで、本当にいろんな電車が走ってますよね。
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35名くらいまでの仲間が集まれば、チンチン電車の貸し切りも出来るのだとか。
HPによると、

チンチン電車を借り切って、移りゆく車窓の景色を眺めながらパーティーができるってご存知でしたか?
ビアーパーティー、クリスマスパーティー、同窓会、子供会etc...動くパーティースペースの使い方は、あなたのアイデア次第!!飲み物・食べ物の車内への持ち込みは自由!


とのこと。
天王寺駅前を出て、45分で浜寺駅前。
20分のトイレ休憩の後、25分で我孫子道。
そこでまた、トイレ休憩20分とって、そこから20分かけて天王寺駅前まで帰ってくるというルート。

いつもと違った雰囲気の宴会、ちょっとした想い出になるのでは。

この日、天王寺駅前で待っていると、やってきたのは話題の新型電車、“堺トラム”
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新しい電車って、気持ちがいいですよね。
自分が阪堺電車に乗っているとこをわすれてしまいそうですよ。
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そして、2駅目の松虫駅で下車。
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電車を降りて、踏切を渡って、反対側ホームの裏手に回り込むと、今回の目的地、
“光(ひかり)”さんに到着です。
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こちらのお店では、正真正銘、天然のトラフグをいただくことが出来ます。

ずっと、ずーっと来てみたかったお店で、シーズンも終わりに近づくこの日、やっと訪問させていただきました。

この日も店内は、予約のお客さんで満席。
知る人ぞ知る名店ですね。
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店内、一番奥の小上がりのテーブルに座らせていただき、一杯目は瓶ビールで乾杯!
と、テーブルの上に目を移すと、この日のフグがのっかっているではないですか!
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(^^)(^^)
テンション上がりますねぇ!

とりあえず、湯引きからいただきましょうか。
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うぉー!
何ですか、この湯引きは。
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普段私達が目にするフグの湯引きとは全く別物ですね。
細く刻まれているものではなく、ちゃんと四角いのです(^^)
食べごたえも抜群で、最初からちょっとビックリです。

そして、てっさはこんな感じ。
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しっかりと厚みがありますよ。
それでは早速ポン酢に付けていただきます。
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・・・(^^)(^^)!!
美味い!

噛みしめるごとにフグの旨味が口の中に広がります。
ある程度想像していましたが、まさかここまでとは。

そして、ふぐの身を刺身ででもいただきます。
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てっさと何が違うのかって?
てっさは、ポン酢でいただくのに対して、こちらは2種類の醤油でいただいてみます。
一つは和歌山の三ツ星醤油、そして九州の甘口醤油。
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こんな感じでふぐを楽しむことも出来るのですね。
それぞれの醤油によって、ふぐ味わいが全く違うのが楽しいですね。

先にふぐのアラを鍋に入れて、鍋の準備を。
そして、椎茸、豆腐も入れましょう。

こちらのお店では、鍋から出した具材を直接ポン酢の入った器に入れずに、お皿に取ります。
そうすることによって、ポン酢が薄まるのを防げると同時に、出汁の味で素材を楽しむことも出来るのです。

豆腐もこんな感じで。
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出汁だけでも美味しいのがわかります(^^)

椎茸も。
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何だか、ふぐ料理のお店に来たのかどうかがわからなくなってしまいそうですね(^^;)

そう思っていると、焼白子の登場です。
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「どうよ!」(黒崎検査官のような感じで(^^;))
って思わず言ってしまいそうになります。

これはもう、ビールを飲んでいる場合ではありません。
ヒレ酒・・・
いえ、ヒレ酒に行く前に、日本酒をいただきましょう。
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はい、幸せです(^^)(^^)

そして、いよいよてっちりのスタート。
まずは、ふぐの腹皮から。
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鍋の中に箸でつまんで、しゃぶしゃぶと。

湯がきすぎに注意しながら、頃合いを見て引き上げます。
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おぉ・・・何と言う透明感。
では早速いただきます。

(^^)(^^)(^^)

なんですか、これは!
口の中でとろけてゆきますよ(^^)(^^)

そして、ふぐの身も。
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しみじみ美味いです(^^)
何と言うのでしょうか、味わいが深いというか・・・。
ふぐは味が淡泊だからという話をよく聞きますが、これをいただくと、いかに旨味が深いかが本当に理解できます。

そして、白子も。896e1637.jpg



(^^)(^^)(^^)
最高です。
やはりこれには、ヒレ酒ですね。
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こちらのお店では、ヒレ酒になるお酒も拘っていらっしゃいます。
この日は、青森県の松緑の純米酒をはじめ、2種類のお酒でヒレ酒を堪能させていただきました。

ふぐをしっかり堪能した後は、焼いた餅を。
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こんがりと素晴らしい焼き色に惚れ惚れします(^^)
これを、鍋に入れてふぐの出汁と共に楽しみます。
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美味い、かなり美味いです(^^)(^^)
これも、こちらのお店でてっちりをいただいた人のみが味わえる特権ですね(^^)

この、歴史を感じさせながらも、古さは感じさせないくらいにピカピカに磨き上げられた酒燗器の奥で、大将が雑炊の段取りを始めてくださいます。
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こちらのお店、新しいお店ではなく、店主のおばあさんの代からのお店。
そんな歴史のあるお店なのですが、店内は厨房をはじめ、ピカピカに磨き上げられていて、とても気持ちがいいのです。
え? 厨房の中に入ったのかって?
いえいえ、こちらのお店は超オープンキッチンになっているのです。
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ご覧のような感じで、厨房と客席が完全に一体化。
厨房の中で料理をいただいているのでも、客席の中で調理していただいているのでもないのです。
それだけ、店内が清潔なのです。

そして、いよいよ最後のお楽しみ、雑炊を作ってくださいます。
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鍋の中に入れるのは、ご飯ではなく、生の米。

それをじっくりと炊きあげてくださいます。

お酒を楽しみながら、待っていると、そんな時間もあっという間。

目の前で雑炊が仕上げられていくのを見るのもまた、楽しいですね(^^)(^^)
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すべての旨味が凝縮された雑炊。
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最高です(^^)(^^)(^^)

てっちり 光さん。
本当に天然物のふぐしか扱っていないので、営業されているのは、ふぐのシーズンのみで、夏場は休業されています。

てっちり。
最近はお手頃なものも多いですが、一度こちらのてっちりを味わってみてください。
お手頃てっちりを2~3回食べるよりも、はるかに価値があると思いますよ!




【てっちり 光】   
住所:大阪市阿倍野区松虫通1-1-3    MAP   
電話:06-6651-7673   
営業時間:12:00~22:00    
煙  草:喫煙可
定休日:無休(ふぐのシーズン以外は休業)
駐 車 場:なし(近隣に駐車場あり)      


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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