関西から旅行するとき、関東よりも北へは中々行く機会がないですよね。
青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島。
東北って関西人にとってはあまり馴染みがないのでは・・・。
「そこまで行くんやったら、北海道まで行ってしまうわ!」
関西の方、よくそう仰います。
どうせそこまで行くんやったら、ちょっと足をのばして北海道!
はい、関西人らしいと言えばそうなのですが、全く違った文化があって、景色も食べ物も別なんですけどねぇ(^^;)
ま、“どうせ遠くに行くなら北海道”というのは半分冗談でしょうが、
関西から東北へ行く交通の便があまり良くないのもそんな理由のひとつなのでしょうね。
そんなところに、関西空港から仙台空港まで定期運行を行っている、ピーチ。
オフシーズンならば、片道4000円台で仙台まで行くことが出来ます。
そんなピーチに乗って、先日東北まで行って来ました。
東日本大震災後、東北入りするのはこれで2回目です。
前回は、宮城県仙台市へ。
こちらは、空港周辺は、震災の爪痕があって、何もない状態で、工事のトラックが行き来するのが見えましたが、それ以外は至って普通。(失礼ながら、仙台って都会なんだなぁ・・・って印象も(^^;))
そんな印象を持ちました。
今回訪れたのは、震災の時に、津波の大きな被害を受けた、岩手県の陸前高田、大船渡。
現地を訪れて、思ったこと・・・。
関西にいれば、「震災からもう三年も経つのか。」と思っていましたが、実際に被災地の光景を見てみると、「震災からまだ三年しか経ってないんだなぁ・・・。」でした。
そんな被害の大きかった、岩手県三陸の街、大船渡の屋台村にお邪魔させていただきました。
三陸と言えば、たくさんの海の幸を味わえるところとしても全国的に有名ですね。
そんな三陸の良さを、食を通して伝えていって、大船渡の街を元気にしていきたい。
そんな想いを持った飲食店が集まったのが、こちら“大船渡屋台村”です。
この日は、そんな屋台村の中のお鮨屋さん、“鮨 季節料理 ささき”さんにお邪魔させていただきました。
店内は、カウンター席のみで8席。
この日も全ての席が予約で埋まっていました。
店内の壁にはビッシリと、お品書きや有名人のサインが貼ってあります。
こちらのお店は、寿司屋ではなく、鮨屋。
店主のブログにはこう書いてありますよ。
当店のすしは「鮨」と書きます。
魚を旨くするのが「鮨」 私のこだわりです。
何だかワクワクしませんか。
そんなことを思いながら、とりあえず生ビールで乾杯です。
続いて、付出しを。
左側から、イカのワタ煮、ウニ味噌、鮭の南蛮です。
最初から凄い!
見た目は屋台なのですが、内容はホンモノ。
それを一品目からヒシヒシと感じますよ(^^)
これはもう、ビールではないですよねぇ・・・・。
というわけで、日本酒をお願いしました。
青森の酒、陸奥八仙の夏吟醸です。
この季節にいただいてすごく美味しいさっぱりした感じ。
でも、味わいもよくのっていて、料理とのマリアージュを楽しめそうですよ(^^)
次の料理は、たこのやわらか煮。
塩胡椒をパラッと振っていただきます。
めっちゃ柔らかくって美味しいですよ(^^)(^^)
そして、噛みしめると旨味がジワッと。
たまりません。
そして、炙りシメサバをつまみで。
まるでお刺身のような感じで、軽く〆られた鯖はお酒との相性もピッタリです。
旬アイナメ、かじか、天然平目、幻のぶどう海老、旬ほや刺身、汐ウニ・・・。
こちらのお店、おまかせコースというのもあるのですが、壁のメニューを見ていると、普段関西にいれば出会うことがないものをたくさん目にしたので、気になるものをお願いすることにしました。
因みにお鮨と飲み物のメニューはこんな感じです。
日本酒は、壁に銘柄が貼ってあるのでそれを見て注文します。
やはりここでしかいただけないものを・・・。
そう思い、お願いしたのがホヤの刺身。
鮮やかなオレンジ色はまるで柿のようですね。
これを醤油につけていただきます。
(^^)(^^)
美味ぁ!
甘い香りと適度なしょっぱさが口の中で広がってゆきますよ(^^)
もっとクセがあるのかと思っていましたが、これは美味しいですね。
でも、このホヤ、鮮度が落ちるのも早く、そうなると極端に風味も落ちるのだとか・・・。
生まれて初めて食べたホヤがこれで良かったと本当に心から思いましたよ(^^)
そして、そのホヤとコノワタを塩辛にした珍味が、バクライ(莫久来と書くそうです)。
ちょっと怖々食べてみると・・・。
(^^)(^^)(^^)
いちごのような感じの香りが口の中を駆け抜けていきます。
そして、そのあと何とも言えない旨味が広がって、これ、めちゃくちゃ美味しいじゃないですか(^^)
もちろん、このバクライも初体験。
そして、一発で気に入ってしまいました。
こんなん食べたら、お酒を飲む速度がどんどん加速してゆきますよ。
というわけで、秋田の酒、刈穂 六舟の夏吟法をいただきます。
そして、鰹の塩たたき。
見た目はごく普通なのですが、食べてビックリ!
これ、すごく美味しいのです(^^)(^^)
この辺りでお鮨をいただきましょうか。
まずは、「旬」とかかれたアイナメを握りで。
口の中で心地良くほどけるシャリが最高(^^)(^^)
そして、そのあとからアイナメの旨味が広がります。
次は、穴子を塩とタレ、半々で。
塩が穴子の甘味をより一層引き立てて、パリッとした食感のあとにやってくる旨味と、
タレの甘さの中に穴子の旨味が調和してやってくる感じが両方とも味わえます。
民宿とおの どぶろく。
岩手県遠野市にある「民宿とおの」で自家醸造されている“どぶろく”だそうです。
これは、酒を飲むというよりも、味わって食べるお酒ですね(^^)
美味しいので、いくらでものめてしまいそうですよ!
(実際に、おかわりしてしまいました(^^;))
「ここの大将、すしコンクール 巻物の部で全国大会優勝した人だから、巻物は絶対に食べてくださいね。 なかでも、カンワサ巻が美味いですよ!」
こちらのお店を予約してくださった、Fさん、そう仰ってました。
あ・・・これですね。
大人のかんぴょう巻きって書いてあります。
百聞は一食にしかず。
というわけで、お願いました。
かんぴょう巻きに山葵。
文字に書いても見た目のいたって普通。
でも、食べてみると・・・
おぉーーーーっ!
これは鮮烈ですよ!
口に中に一口入れた瞬間に「ツーーーーン!」
そして、その直後にかんぴょうの美味しさが包み込むのです。
ごめんなさい、こればかりは言葉では表現できません。
でも、これは絶対に食べておいて損のない美味しさですよ(^^)(^^)
大船渡屋台村の“鮨 ささき”さん、東京浅草金太楼鮨にて9年間修行の後、気仙沼あさひ鮨にて17年間勤務。
その後、陸前高田にて「鮨処 ささき」として、営業しているときに津波の被害に遭われ、
現在は大船渡屋台村で美味しい鮨を提供しながら、街の活性化に尽力を注いでいらっしゃいます。
鮨は一流、値段は屋台村。
そんな素晴らしいことが、ここ大船渡屋台村では、いろんなところで起こっているのだとか・・・。
是非みなさんも、大船渡屋台村に来て、そんな体験をしてみませんか。
普段は見えないものが見えてくるかもしれませんよ(^^)
【鮨 季節料理 ささき】
住所:岩手県大船渡市大船渡町字野々田19-1 大船渡屋台村 MAP
電話:0192-26-3719
営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00
煙 草:喫煙可
定休日:月曜日
駐 車 場:有り
大船渡屋台村のHPはコチラ
店主のブログはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。
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青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島。
東北って関西人にとってはあまり馴染みがないのでは・・・。
「そこまで行くんやったら、北海道まで行ってしまうわ!」
関西の方、よくそう仰います。
どうせそこまで行くんやったら、ちょっと足をのばして北海道!
はい、関西人らしいと言えばそうなのですが、全く違った文化があって、景色も食べ物も別なんですけどねぇ(^^;)
ま、“どうせ遠くに行くなら北海道”というのは半分冗談でしょうが、
関西から東北へ行く交通の便があまり良くないのもそんな理由のひとつなのでしょうね。
そんなところに、関西空港から仙台空港まで定期運行を行っている、ピーチ。
オフシーズンならば、片道4000円台で仙台まで行くことが出来ます。
そんなピーチに乗って、先日東北まで行って来ました。
東日本大震災後、東北入りするのはこれで2回目です。
前回は、宮城県仙台市へ。
こちらは、空港周辺は、震災の爪痕があって、何もない状態で、工事のトラックが行き来するのが見えましたが、それ以外は至って普通。(失礼ながら、仙台って都会なんだなぁ・・・って印象も(^^;))
そんな印象を持ちました。
今回訪れたのは、震災の時に、津波の大きな被害を受けた、岩手県の陸前高田、大船渡。
現地を訪れて、思ったこと・・・。
関西にいれば、「震災からもう三年も経つのか。」と思っていましたが、実際に被災地の光景を見てみると、「震災からまだ三年しか経ってないんだなぁ・・・。」でした。
そんな被害の大きかった、岩手県三陸の街、大船渡の屋台村にお邪魔させていただきました。
三陸と言えば、たくさんの海の幸を味わえるところとしても全国的に有名ですね。
そんな三陸の良さを、食を通して伝えていって、大船渡の街を元気にしていきたい。
そんな想いを持った飲食店が集まったのが、こちら“大船渡屋台村”です。
この日は、そんな屋台村の中のお鮨屋さん、“鮨 季節料理 ささき”さんにお邪魔させていただきました。
店内は、カウンター席のみで8席。
この日も全ての席が予約で埋まっていました。
店内の壁にはビッシリと、お品書きや有名人のサインが貼ってあります。
こちらのお店は、寿司屋ではなく、鮨屋。
店主のブログにはこう書いてありますよ。
当店のすしは「鮨」と書きます。
魚を旨くするのが「鮨」 私のこだわりです。
何だかワクワクしませんか。
そんなことを思いながら、とりあえず生ビールで乾杯です。
続いて、付出しを。
左側から、イカのワタ煮、ウニ味噌、鮭の南蛮です。
最初から凄い!
見た目は屋台なのですが、内容はホンモノ。
それを一品目からヒシヒシと感じますよ(^^)
これはもう、ビールではないですよねぇ・・・・。
というわけで、日本酒をお願いしました。
青森の酒、陸奥八仙の夏吟醸です。
この季節にいただいてすごく美味しいさっぱりした感じ。
でも、味わいもよくのっていて、料理とのマリアージュを楽しめそうですよ(^^)
次の料理は、たこのやわらか煮。
塩胡椒をパラッと振っていただきます。
めっちゃ柔らかくって美味しいですよ(^^)(^^)
そして、噛みしめると旨味がジワッと。
たまりません。
そして、炙りシメサバをつまみで。
まるでお刺身のような感じで、軽く〆られた鯖はお酒との相性もピッタリです。
旬アイナメ、かじか、天然平目、幻のぶどう海老、旬ほや刺身、汐ウニ・・・。
こちらのお店、おまかせコースというのもあるのですが、壁のメニューを見ていると、普段関西にいれば出会うことがないものをたくさん目にしたので、気になるものをお願いすることにしました。
因みにお鮨と飲み物のメニューはこんな感じです。
日本酒は、壁に銘柄が貼ってあるのでそれを見て注文します。
やはりここでしかいただけないものを・・・。
そう思い、お願いしたのがホヤの刺身。
鮮やかなオレンジ色はまるで柿のようですね。
これを醤油につけていただきます。
(^^)(^^)
美味ぁ!
甘い香りと適度なしょっぱさが口の中で広がってゆきますよ(^^)
もっとクセがあるのかと思っていましたが、これは美味しいですね。
でも、このホヤ、鮮度が落ちるのも早く、そうなると極端に風味も落ちるのだとか・・・。
生まれて初めて食べたホヤがこれで良かったと本当に心から思いましたよ(^^)
そして、そのホヤとコノワタを塩辛にした珍味が、バクライ(莫久来と書くそうです)。
ちょっと怖々食べてみると・・・。
(^^)(^^)(^^)
いちごのような感じの香りが口の中を駆け抜けていきます。
そして、そのあと何とも言えない旨味が広がって、これ、めちゃくちゃ美味しいじゃないですか(^^)
もちろん、このバクライも初体験。
そして、一発で気に入ってしまいました。
こんなん食べたら、お酒を飲む速度がどんどん加速してゆきますよ。
というわけで、秋田の酒、刈穂 六舟の夏吟法をいただきます。
そして、鰹の塩たたき。
見た目はごく普通なのですが、食べてビックリ!
これ、すごく美味しいのです(^^)(^^)
この辺りでお鮨をいただきましょうか。
まずは、「旬」とかかれたアイナメを握りで。
口の中で心地良くほどけるシャリが最高(^^)(^^)
そして、そのあとからアイナメの旨味が広がります。
次は、穴子を塩とタレ、半々で。
塩が穴子の甘味をより一層引き立てて、パリッとした食感のあとにやってくる旨味と、
タレの甘さの中に穴子の旨味が調和してやってくる感じが両方とも味わえます。
民宿とおの どぶろく。
岩手県遠野市にある「民宿とおの」で自家醸造されている“どぶろく”だそうです。
これは、酒を飲むというよりも、味わって食べるお酒ですね(^^)
美味しいので、いくらでものめてしまいそうですよ!
(実際に、おかわりしてしまいました(^^;))
「ここの大将、すしコンクール 巻物の部で全国大会優勝した人だから、巻物は絶対に食べてくださいね。 なかでも、カンワサ巻が美味いですよ!」
こちらのお店を予約してくださった、Fさん、そう仰ってました。
あ・・・これですね。
大人のかんぴょう巻きって書いてあります。
百聞は一食にしかず。
というわけで、お願いました。
かんぴょう巻きに山葵。
文字に書いても見た目のいたって普通。
でも、食べてみると・・・
おぉーーーーっ!
これは鮮烈ですよ!
口に中に一口入れた瞬間に「ツーーーーン!」
そして、その直後にかんぴょうの美味しさが包み込むのです。
ごめんなさい、こればかりは言葉では表現できません。
でも、これは絶対に食べておいて損のない美味しさですよ(^^)(^^)
大船渡屋台村の“鮨 ささき”さん、東京浅草金太楼鮨にて9年間修行の後、気仙沼あさひ鮨にて17年間勤務。
その後、陸前高田にて「鮨処 ささき」として、営業しているときに津波の被害に遭われ、
現在は大船渡屋台村で美味しい鮨を提供しながら、街の活性化に尽力を注いでいらっしゃいます。
鮨は一流、値段は屋台村。
そんな素晴らしいことが、ここ大船渡屋台村では、いろんなところで起こっているのだとか・・・。
是非みなさんも、大船渡屋台村に来て、そんな体験をしてみませんか。
普段は見えないものが見えてくるかもしれませんよ(^^)
【鮨 季節料理 ささき】
住所:岩手県大船渡市大船渡町字野々田19-1 大船渡屋台村 MAP
電話:0192-26-3719
営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00
煙 草:喫煙可
定休日:月曜日
駐 車 場:有り
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