気がつけば、あまり聞かなくなった、
まわりから消えていたものってありますよね。

しかも、昔は結構流行っていたものが・・・。

公衆電話。
携帯電話の普及によって、本当に数が減りましたよね。
それと同時に、テレホンカードも今ではすっかり見かけなくなりました。
それにしても、いろいろな種類の公衆電話、昔はありましたよね。
赤いの、青いの、黄色いの、ピンクの・・・カード電話は確か、緑色だったかなぁ。

昆虫採集セット。
夏休みに田舎に行って、昆虫を捕まえて、標本を作るセット。
セットの中には、注射器とかピンセット、何かわからない薬品のような液体も入っていて、
買ってもらった時には、自分の頭の中ではすでに昆虫の標本が出来上がっていました。
(でも、実際に完成に至ったことはなかったような(^^;))

大衆食堂。
子供の頃、外食と言えば、近所の大衆食堂だったような気がします。
きつねうどん、親子丼、他人丼・・・。
そういえば、カツ丼の存在を知ったのは、もう少し後だったような気がするななぁ(^^;)

その中でも、気になっていたのが中華そば。
うどん(素うどん)、きつねうどんが200円台だったのに対して、中華そばは何故か、天ぷらうどん、肉うどんと肩を並べたようなお値段。

そんな食堂の中華そばって、実はかなり奥が深かったりもするのです。

この日にお伺いさせていただいたのは、東淀川区にある、大衆食堂、
“力餅食堂 瑞光店”さん。
                          力餅食堂瑞光店

私の勤務先から、淀川を越えて、こちらまでやって来たのには、理由があります。

「さいちゃん、力餅食堂瑞光店の中華そば、一度食べてみて下さい。
力餅食堂は数あれど、ここの手掛ける中華そばは、驚愕のハイレベルさ。
寡黙なお父さんが毎朝早くから仕込むスープは、専門店に負けぬ見事なバランスをもった豚骨醬油。麺もプリプリ系でそら見事!」


そんな情報をいただき、ずっと気になっていたのです。

真夏の暑いこんな日に、冷やし中華ではなく、熱い中華そば(^^;)
お店までの道中、ちょっぴり挫けそうになりましたが、扉を開け、店内に入るとバッチリと冷房が効いており、全く問題なしの状態になりました。

入口に近いテーブル席に座り、とりあえずメニューを確認します。
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うどん、そばは350円。(安っす!)
きつねうどんは、きざみと甘煮があり、それぞれ420円。
そして、うどんのメニューの中にさりげなく、「中華そば」の文字もありました。

丼物もひととおり揃っています。
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赤飯やおはぎもメニューにあるのは流石、力餅。
それにしても、一番高価なメニューが、鍋焼きうどんの670円というのは、スゴイですよね。

注文は、予定通り、中華そばをお願いしました。

メニューを見て思ったのですが、出汁がベースとなるもので、出汁からうどんになったりどんぶりになったりして作られるものだと思います。

ところが、中華そばはそれだけ独立したもの。
醤油ベースの昔ながらの中華そばならば何となく話もわかるのですが、こちらの中華そばは、豚骨醤油とのこと。
さて、どんなものが出てくるのでしょうか。
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店内は、昭和の雰囲気そのもので、椅子やテーブル、時計に至るまで丁寧に使ってこられた感があります。
そして、古くとも、綺麗なのです。
毎日キチンと掃除が行き届いている証拠ですね。

木の扉に、割り箸が大量に入った箸立てと、おはぎが入ったケースも力餅食堂のお約束ですね。
                      力餅食堂瑞光店

そんな感じで、昭和な雰囲気の店内を楽しんでいると、お願いした中華そばが出来上がってきましたよ。
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おぉ! 本当に豚骨醤油。
でも、ラーメン屋さんのそれとは明らかに違う雰囲気をまとっていますよ。

1口スープを・・・

いい!
これはいいですね(^^)
ガツン! と来る、とんこつスープではないのですが、やさしく、後からしっかり唐神が聞いてくるタイプのスープです。

このスープをいただくと、ラーメンって麺類でありながら、スープ料理だったのかなぁって思いますね。

そして、麺もいただきましょう。
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ほどよいコシのストレート麺は、スープによく絡んでスルスルと食べ進んでしまいますね(^^)

そして、もう一度スープを・・・。
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美味い!
やっぱり美味い(^^)(^^)


うどんや丼物の出汁を取るついでに作ったスープではなく、これだけのためにわざわざ作ったスープだというのをヒシヒシと感じます。
何でもこのスープ、毎朝3時から仕込をされているのだとか・・・。

具材は、シャキシャキのもやしと青ネギ、かまぼことメンマにチャーシューが3~4枚。
                      力餅食堂瑞光店

素朴に見えながらも、中華そばの具材、オールスターが揃っています(^^)

1つの丼の中で、スープを中心にいろんな具材と麺が織り成すハーモニーをしばし堪能し、完食。
もちろん、スープも残さず楽しませていただきました。

力餅食堂。
屋号は同じなれど、これだけ各店の個性が違って光るお店も他に例がないのでは。
そして、どのお店もキラリと光るものを盛っていると感じるのは私だけではないと思います。

こちら、瑞光店も、地元の年配の方から、大阪経済大学の学生さん、私のように外回りの途中で食事を楽しむ方など、いろんなファンがいらっしゃるような感じでした。

真夏の暑い日でも、冷房が良く効いた店内で熱い中華そば、如何でしょうか?
満足出来る一杯を提供していただけますよ。






【力餅食堂 瑞光店】   
住所:大阪市東淀川区瑞光2-10-25    MAP     
電話:   
営業時間:   
煙  草:喫煙可
定休日:
駐 車 場:なし(近隣に駐車場あり)      


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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