子供の頃、ゲームセンターって近所にありましたか?
子供だけでゲームセンターに行ったら、不良に絡まれるとか、カツアゲされるとか言って学校の先生には言われましたが、
ダメだと言われるとやりたくなるのが子供の習性(って、僕だけ^^;)
丁度、インベーダーゲームが出始めた頃で、あの頃は1ゲーム100円していたような気がします。
その少し前ならば、ピンボール。
街中のゲームセンターならば、1ゲーム100円、3ゲーム200円くらいしましたが、近所の駄菓子屋さんの前においてあるやつならば、1ゲーム20円で3ゲームならば50円。
慣れない初心者のうちは、左右のフリッパーを同時に操作する、ダブルフリップ(いわゆる、おっさん打ちね^^;)しか出来なくて、ボールを流してしまったりするのですが、
慣れてくると、いろんなフリップの使い方を覚えて、高得点が出せるようになるのです。
本当に夢中で遊んだのを思い出します。
そして、夢中で遊んでいると、ついついエキサイトして台を揺すってしまい、「TILT」の表示が出て、強制終了されたのも今となってはいい思い出かと^^;
ところで、今でもピンボールで遊べるところってあるんでしょうかね?
たしか、私が20代の頃まではあったようなきがするのですが・・・。
さて、20代といえば、まだ社会人になって間もない20台前半、私が食べ歩きを好きになる、きっかけになったお店があります。
それは、堺の宿院にあるおでんのお店、“たこ吉”さん。

実は、こちらのお店にお伺いさせていただくのは、実に25年以上ぶり。
初めてこちらのお店にお伺いさせていただいたのは、
当時の人生の先輩に、連れて行っていただいたときでした。
当時は、予約をとることが難しく、半年以上も前から予約をしておかなければならないお店だったのです。
こちらのお店は、鮨屋でも鉄板焼屋でもなく、おでん屋さん。
でも、こちらのお店のおでんは、私の常識を覆すほどに美味しかったのです。
おでんといっても、じゃがいも、だいこん、はんぺん、ごぼ天、ちくわ・・・。
そんな感じのものではなく、さえずりや、じゃがバタ、たこに蕪、そして見たこともないオリジナルのおでんを食べたのを覚えています。

お店の入口の雰囲気は当時と変わらず。
ワクワク感と緊張感が入り交じった感情で、入口のドアを開きます。
「こんばんは、予約させていただいた、さいちゃん(実際には本名を名乗っています^^;)ですが・・・」
「あ、さいちゃんさんですね、奥の方からおかけくださいね。」
そんな感じで、カウンター席の奥から座らせていただきます。
カウンター席の前には、すでに前菜が用意されています。

こんな感じで、フキンが掛けられているのも以前と同じ。
どんどん古い記憶が蘇ってきます。
まずは、ビールで乾杯して、前菜を楽しみましょう。
前菜と言っても、こんな感じで、タップリといろんなものが盛られています。
もちろん、これで1人前です(^^)

「先ずは、前菜と平目の刺身を食べてくださいね。 それが終わったらおでん、始めさせてもらいますね。」
平目の刺身もちゃんと一人ずつ用意してくださっていますよ。

カウンターのすぐ向こうでは、大きな鍋でおでんが煮込まれているのが見えます。

そして、カウンターの上にはお品書きも。

とはいえ、鍋の中身やお品書きを見て、こちらが注文するのではなく、
店主が美味しい頃合いのものを選び、食べるペースに合わせて出してくれる、完全おまかせのコース仕立てなのです。
前菜を食べ終え、平目の刺身を楽しんだあとは、いよいよおでんのはじまりです。
まずは、大きな椀物が提供されます。

ちょっととろみがかった出汁は、普通のおでんとは明らかに違う風味が。
少し洋風のような感じもするし、でも、すごく旨味がきいた出汁が印象的。
これ、出汁をアテにしても酒が何杯も飲めそうですよ^^;

椀の中には、蕪、人参、アスパラ、つみれなどの具材がにぎやかに。
そしてこれらは、何を食べても美味しい。
つい、口から出てきた言葉が、「おぉ、いちいち美味しいなぁ(^^)」なのです。
これはもう、ビールを飲んでいる場合ではないので、日本酒をいただくことにします。

日本酒も銘柄を言うのではなく、冷か燗かを伝えれば、おでんに合うものを出してくださいます。
たしか、25年前に来た時は、幻と言われていたお酒、越乃寒梅をいただいたかなぁ・・・。
この日に最初のお酒は、東洋美人。
これ、美味しいんですよね(^^)
そして、次のおでんは、たこ、オクラ、揚げ。

先程の蕪のすり流しの出汁とは変わって、スッキリと澄み切った出汁。
これも、素晴らしく美味しい。
本当に、いちいち美味しいのです(^^)(^^)
そういえば、おでんにタコが入っているのを初めて食べたのも、25年前のこちらのお店だったなぁ・・・。
いろんな記憶が少しずつ蘇っていきます。
そして、次のおでんは、コロ。

今となっては、めったに食べることが出来ない高級食材です。
これを口にするのは何年ぶりでしょうか?
それでは早速いただきます。
(^^)(^^)(^^)
美味い、これは美味すぎます!
店主ご夫婦、今では結構なご高齢であるにも関わらず、その腕は衰えることを知らず、冴え渡っていますよ(^^)
そして、次のおでんは、こちらのお店の名物で、オリジナルのポテ玉。

流石にこのポテ玉は覚えています。
25年前に食べた時、あまりの美味しさに言葉をなくしたのを思い出します。
もちろん、他店では絶対に食べることが出来ないので、私も25年ぶりに味わうということになります。
それでは、早速いただきましょう。
(^^)(^^)(^^)
美味しい・・・という言葉では足りない。
味が記憶を呼び戻すっていうのはこのことでしょうか?
25年前、これを食べて感動したときのことが昨日のことのように蘇ります。
このポテ玉、じゃがいも、玉ネギ、きくらげ、人参などを調理して、玉子で固めてあるとのこと。

この美味しさは言葉でなんと表現したらいいのかが思い浮かびません。
是非、食べに来てみて下さい(^^)
店主とお酒の話をし、以前こちらの越乃寒梅をいただいた旨を伝えると、
「越乃寒梅の吟醸、飲んでみはる?」と、出していただきました。

鮮やかなブルーの一升瓶、スッキリと淡麗な味わいのお酒でしたよ。
おでんはまだ続きます。
豚バラと大根。

豚肉は箸で持つと崩れるほどに柔らかく、
大根は中から旨味が染み出してきます。

本当に、どのおでんも気を抜けないほどに美味しいですね(^^)
そして、今度はちょっと定番チックな具材、玉子とこんにゃくです。

が、これも侮ってはいけない。
こんなにまでも、玉子とこんにゃくって美味しかったけ?
そんな気持ちになれますよ。
そして、茄子と麸。

生姜がすごくいいアクセントになっていますよ(^^)
「コロ、まだあるけど食べる?」
そう言って、コロのおかわりを下さいました。

この時点で結構お腹もいっぱいですが、断ることが出来ません^^;
それでも、いただくと、やっぱり美味しい(^^)(^^)
因みに、コロと一緒に煮られているのはレタス。
これ、意外と美味しいんですよ(^^)
そして、次に出していただいたのも、こちらのお店の名物、
じゃがバタです。

おでんの大きなじゃがいもを目の前で崩し、そこにバターをたっぷりと掛けてくださいます。
これも、25年前と少しも変わらず、本当に嬉しくて涙が出そうになりますよ(^^)(^^)(^^)
〆は、あっさりと豆腐をいただきます。

とろろ昆布をタップリとのっけていただく、おでんの豆腐、癒やされますね。

25年前、初めてこちらのお店に連れてきていただいた時、
連れてきていただいた方から、こんな言葉をいただきました。
「お前も一生懸命働いて、この店に来れるようになれ。 今度来るときは、自分が稼いだお金で来るんやで。」
その夢、実現できました。
本当に素敵にお店に出会い、素晴らしい立ち振舞を目の前で感じることが出来、
また私もこの想いを伝えたいと思いました。
おでんの味わいと、それ以上のものがこちらのお店にはあると思います。
今は、夕方の6時から1回転のみの営業ですが、ぜひ今のうちに味わっておいてください。
カウンター席のみで15席、
必ず予約してお出かけくださいね。
【たこ吉(たこよし)】
住所:堺市堺区中之町東2-1-26 MAP
電話:072-228-2977
営業時間:18:00~19:00に入店、夜1回転のみ(完全予約制)
煙 草:完全禁煙
定休日:木曜・祝日
駐 車 場:なし(近隣に駐車場あり)
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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子供だけでゲームセンターに行ったら、不良に絡まれるとか、カツアゲされるとか言って学校の先生には言われましたが、
ダメだと言われるとやりたくなるのが子供の習性(って、僕だけ^^;)
丁度、インベーダーゲームが出始めた頃で、あの頃は1ゲーム100円していたような気がします。
その少し前ならば、ピンボール。
街中のゲームセンターならば、1ゲーム100円、3ゲーム200円くらいしましたが、近所の駄菓子屋さんの前においてあるやつならば、1ゲーム20円で3ゲームならば50円。
慣れない初心者のうちは、左右のフリッパーを同時に操作する、ダブルフリップ(いわゆる、おっさん打ちね^^;)しか出来なくて、ボールを流してしまったりするのですが、
慣れてくると、いろんなフリップの使い方を覚えて、高得点が出せるようになるのです。
本当に夢中で遊んだのを思い出します。
そして、夢中で遊んでいると、ついついエキサイトして台を揺すってしまい、「TILT」の表示が出て、強制終了されたのも今となってはいい思い出かと^^;
ところで、今でもピンボールで遊べるところってあるんでしょうかね?
たしか、私が20代の頃まではあったようなきがするのですが・・・。
さて、20代といえば、まだ社会人になって間もない20台前半、私が食べ歩きを好きになる、きっかけになったお店があります。
それは、堺の宿院にあるおでんのお店、“たこ吉”さん。

実は、こちらのお店にお伺いさせていただくのは、実に25年以上ぶり。
初めてこちらのお店にお伺いさせていただいたのは、
当時の人生の先輩に、連れて行っていただいたときでした。
当時は、予約をとることが難しく、半年以上も前から予約をしておかなければならないお店だったのです。
こちらのお店は、鮨屋でも鉄板焼屋でもなく、おでん屋さん。
でも、こちらのお店のおでんは、私の常識を覆すほどに美味しかったのです。
おでんといっても、じゃがいも、だいこん、はんぺん、ごぼ天、ちくわ・・・。
そんな感じのものではなく、さえずりや、じゃがバタ、たこに蕪、そして見たこともないオリジナルのおでんを食べたのを覚えています。

お店の入口の雰囲気は当時と変わらず。
ワクワク感と緊張感が入り交じった感情で、入口のドアを開きます。
「こんばんは、予約させていただいた、さいちゃん(実際には本名を名乗っています^^;)ですが・・・」
「あ、さいちゃんさんですね、奥の方からおかけくださいね。」
そんな感じで、カウンター席の奥から座らせていただきます。
カウンター席の前には、すでに前菜が用意されています。

こんな感じで、フキンが掛けられているのも以前と同じ。
どんどん古い記憶が蘇ってきます。
まずは、ビールで乾杯して、前菜を楽しみましょう。
前菜と言っても、こんな感じで、タップリといろんなものが盛られています。
もちろん、これで1人前です(^^)

「先ずは、前菜と平目の刺身を食べてくださいね。 それが終わったらおでん、始めさせてもらいますね。」
平目の刺身もちゃんと一人ずつ用意してくださっていますよ。

カウンターのすぐ向こうでは、大きな鍋でおでんが煮込まれているのが見えます。

そして、カウンターの上にはお品書きも。

とはいえ、鍋の中身やお品書きを見て、こちらが注文するのではなく、
店主が美味しい頃合いのものを選び、食べるペースに合わせて出してくれる、完全おまかせのコース仕立てなのです。
前菜を食べ終え、平目の刺身を楽しんだあとは、いよいよおでんのはじまりです。
まずは、大きな椀物が提供されます。

ちょっととろみがかった出汁は、普通のおでんとは明らかに違う風味が。
少し洋風のような感じもするし、でも、すごく旨味がきいた出汁が印象的。
これ、出汁をアテにしても酒が何杯も飲めそうですよ^^;

椀の中には、蕪、人参、アスパラ、つみれなどの具材がにぎやかに。
そしてこれらは、何を食べても美味しい。
つい、口から出てきた言葉が、「おぉ、いちいち美味しいなぁ(^^)」なのです。
これはもう、ビールを飲んでいる場合ではないので、日本酒をいただくことにします。

日本酒も銘柄を言うのではなく、冷か燗かを伝えれば、おでんに合うものを出してくださいます。
たしか、25年前に来た時は、幻と言われていたお酒、越乃寒梅をいただいたかなぁ・・・。
この日に最初のお酒は、東洋美人。
これ、美味しいんですよね(^^)
そして、次のおでんは、たこ、オクラ、揚げ。

先程の蕪のすり流しの出汁とは変わって、スッキリと澄み切った出汁。
これも、素晴らしく美味しい。
本当に、いちいち美味しいのです(^^)(^^)
そういえば、おでんにタコが入っているのを初めて食べたのも、25年前のこちらのお店だったなぁ・・・。
いろんな記憶が少しずつ蘇っていきます。
そして、次のおでんは、コロ。

今となっては、めったに食べることが出来ない高級食材です。
これを口にするのは何年ぶりでしょうか?
それでは早速いただきます。
(^^)(^^)(^^)
美味い、これは美味すぎます!
店主ご夫婦、今では結構なご高齢であるにも関わらず、その腕は衰えることを知らず、冴え渡っていますよ(^^)
そして、次のおでんは、こちらのお店の名物で、オリジナルのポテ玉。

流石にこのポテ玉は覚えています。
25年前に食べた時、あまりの美味しさに言葉をなくしたのを思い出します。
もちろん、他店では絶対に食べることが出来ないので、私も25年ぶりに味わうということになります。
それでは、早速いただきましょう。
(^^)(^^)(^^)
美味しい・・・という言葉では足りない。
味が記憶を呼び戻すっていうのはこのことでしょうか?
25年前、これを食べて感動したときのことが昨日のことのように蘇ります。
このポテ玉、じゃがいも、玉ネギ、きくらげ、人参などを調理して、玉子で固めてあるとのこと。

この美味しさは言葉でなんと表現したらいいのかが思い浮かびません。
是非、食べに来てみて下さい(^^)
店主とお酒の話をし、以前こちらの越乃寒梅をいただいた旨を伝えると、
「越乃寒梅の吟醸、飲んでみはる?」と、出していただきました。

鮮やかなブルーの一升瓶、スッキリと淡麗な味わいのお酒でしたよ。
おでんはまだ続きます。
豚バラと大根。

豚肉は箸で持つと崩れるほどに柔らかく、
大根は中から旨味が染み出してきます。

本当に、どのおでんも気を抜けないほどに美味しいですね(^^)
そして、今度はちょっと定番チックな具材、玉子とこんにゃくです。

が、これも侮ってはいけない。
こんなにまでも、玉子とこんにゃくって美味しかったけ?
そんな気持ちになれますよ。
そして、茄子と麸。

生姜がすごくいいアクセントになっていますよ(^^)
「コロ、まだあるけど食べる?」
そう言って、コロのおかわりを下さいました。

この時点で結構お腹もいっぱいですが、断ることが出来ません^^;
それでも、いただくと、やっぱり美味しい(^^)(^^)
因みに、コロと一緒に煮られているのはレタス。
これ、意外と美味しいんですよ(^^)
そして、次に出していただいたのも、こちらのお店の名物、
じゃがバタです。

おでんの大きなじゃがいもを目の前で崩し、そこにバターをたっぷりと掛けてくださいます。
これも、25年前と少しも変わらず、本当に嬉しくて涙が出そうになりますよ(^^)(^^)(^^)
〆は、あっさりと豆腐をいただきます。

とろろ昆布をタップリとのっけていただく、おでんの豆腐、癒やされますね。

25年前、初めてこちらのお店に連れてきていただいた時、
連れてきていただいた方から、こんな言葉をいただきました。
「お前も一生懸命働いて、この店に来れるようになれ。 今度来るときは、自分が稼いだお金で来るんやで。」
その夢、実現できました。
本当に素敵にお店に出会い、素晴らしい立ち振舞を目の前で感じることが出来、
また私もこの想いを伝えたいと思いました。
おでんの味わいと、それ以上のものがこちらのお店にはあると思います。
今は、夕方の6時から1回転のみの営業ですが、ぜひ今のうちに味わっておいてください。
カウンター席のみで15席、
必ず予約してお出かけくださいね。
【たこ吉(たこよし)】
住所:堺市堺区中之町東2-1-26 MAP
電話:072-228-2977
営業時間:18:00~19:00に入店、夜1回転のみ(完全予約制)
煙 草:完全禁煙
定休日:木曜・祝日
駐 車 場:なし(近隣に駐車場あり)
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。

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