駅名に『大学』が付くのに、駅の近くには大学がない。
そんな駅名で有名なのが、都立大学駅と学芸大学駅。
過去には、都立大学、学芸大学ともに沿線にあったそうなのですが、今ではともに移転して、
駅から徒歩圏内に両大学ともになく、乗降する乗客も学生が大半を占めるということはない。
不思議と、両駅ともに東横線で、しかも隣同士。
そんなことを知ると、ちょっと散策してみたくなる。
ゆったりと散策すると、いろんなお店や面白そうな場所が見つかるものだが、
通りすがりでは、なかなか見つけることが出来ないお店というものも存在する。
こちらのお店、“五本木 響”もそんな見つけにくお店の一つかもしれない。

お店の入口の横に、さり気なく出ている行灯の明かりが営業中のサイン。
(とはいえ、現在は予約限定営業ではあるのですが…)
こちたのお店では、季節ごとの旬の素材を使った和食とそれに合わせた日本酒を楽しむことが出来ます。

先付けには、松葉蟹と菜の花のジュレ。
最初は冷たいビールと一緒に楽しみますが、日本酒と合わせるのも楽しそうな一品。
日本酒と合わせたいといえば、2品目の料理である五宝箱。

5つの前菜が綺麗に並べられていて、どれもお酒に合いそうなのが堪らない。
子持ちヤリイカ、レンコン餅揚げ出し、のれそれポン酢、
ホタルイカ酢味噌和え、ホワイトアスパラ胡麻和え。
器もそれぞれの料理が映えるものを使われていて、見ているだけでも楽しい。
華やかさと旨味が料理の味わいを引き立てる。

『田中六五』たなか ろくじゅうごと読む。
福岡県糸島市の酒で、精米歩合は65%。
数字の上では、大吟醸でも吟醸でもない酒だが、飲んでみるとその真価を感じずにはいられない。
ぶどうのような爽やかな香りのあと、凝縮された旨味が口の中に広がって、料理をより一層引き立ててくれる食中酒。
この酒、面白いですよ!

平貝と生うにの海苔巻き。
目の前で仕上げていただき、できたてを提供していただける。
平貝の奄美と雲丹の甘味の違いを感じつつ、口の中でそれらが融和していくのが楽しい。

鮑の肝ソース。
鮑の旨味が肝ソースで引き立てられる。
それにしても、器の赤が凄くいい感じ!

京都の酒、『まつもと』で試験醸造された特別なもの。
兵庫県東条の岡本村の山田錦だけを使って醸造されたものなのだとか。
そういえば、京都の松本酒造といえば、ちょっと気になるニュースがあったような気が…

霧を吹かれた椀物。
こういうのを見ると、少しだけ引き締まった気持ちになる。

アイナメの沢煮椀。
シンプルな椀物も良いけれど、こんな感じの少しにぎやかなものも悪くない。
何と言っても、季節感が満載なのが嬉しい。
あっさりとした味わいの中に感じる上品な旨味、これが和食の醍醐味と言っても良いのではないか。
何故、旨味の王様と呼ばれるのか納得の味わい。

のどぐろ吟醸焼き。
こちらは、上品でありながらもパワフル。
のどぐろの濃厚な旨味をきっちり受け止める仕上げが素晴らしい。
それに合わせて日本酒も旨味がきっちり出ているものを。
旨味と旨味の重ね技、知ってしまうと戻れないかも。

メヒカリとしらすうおの天ぷら。
どちらの天ぷらも白身の魚なれど、その旨味の方向性の違いを感じながら味わうとなお楽しい。
すだちは後半に絞ると、より一層魚の甘味を感じることが出来るかも。
カウンターの中に目を移すと、何故かパンが並べられている。
パン一枚一枚に丁寧に何かを塗り込み、揚げたてのビフカツを挟み込んでいるのが見える。
和の職人が本気で作った、感動の牛カツサンド。

実は「常磐牛カツサンド」もこちらのお店の名物なのだとか。
たしかにこうやって見てみると、和食のお店でカツサンドも何の違和感もなく見えてくるから不思議なもの。

洋食屋さんが作るカツサンドとはひと味もふた味も違うカツサンド。
柔らかくて肉の旨味を引き立てるソースもとても良い。
日本酒で合わせるか、それともワインで…
悩みどころかもしれない。

ごはんは、魚沼産大沢米土鍋ごはん。
炊きたてを目の前に出された瞬間に、ごはんモードに切り替わる…
と思いきや、これをアテにお酒を飲むのもまた美味しい。

そういえば、お酒も原料は米なのだから合わないわけがないのです。


ここはもしかして、和菓子屋さん?
そんな光景が目の前に広がります。
目の前で作り始めたのは、苺大福。
本格的な和食を作るのはもちろん、カツサンドや苺大福までも自ら作ってしまう店主。

デザートは、苺大福とアイス最中をセットで楽しませていただきました。
まさかこんなところに、こんなに素敵なお店。
そんな言葉がピッタリのお店だと思います。
丁寧な仕事で、素材の旨味をしっかりと引き出した料理を楽しむことが出来ます。
ぜひ予約して楽しんでくださいね!
【五本木 響】
住 所:東京都目黒区中央町2−36−7 前田ビル 1F MAP
電 話:03-6303-0738
営業時間:11:30〜14:30(L.O.14:30) 17:00〜23:30
煙 草:禁煙
定休日:不定休
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)
お店のInstagramはコチラ
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そんな駅名で有名なのが、都立大学駅と学芸大学駅。
過去には、都立大学、学芸大学ともに沿線にあったそうなのですが、今ではともに移転して、
駅から徒歩圏内に両大学ともになく、乗降する乗客も学生が大半を占めるということはない。
不思議と、両駅ともに東横線で、しかも隣同士。
そんなことを知ると、ちょっと散策してみたくなる。
ゆったりと散策すると、いろんなお店や面白そうな場所が見つかるものだが、
通りすがりでは、なかなか見つけることが出来ないお店というものも存在する。
こちらのお店、“五本木 響”もそんな見つけにくお店の一つかもしれない。

お店の入口の横に、さり気なく出ている行灯の明かりが営業中のサイン。
(とはいえ、現在は予約限定営業ではあるのですが…)
こちたのお店では、季節ごとの旬の素材を使った和食とそれに合わせた日本酒を楽しむことが出来ます。

先付けには、松葉蟹と菜の花のジュレ。
最初は冷たいビールと一緒に楽しみますが、日本酒と合わせるのも楽しそうな一品。
日本酒と合わせたいといえば、2品目の料理である五宝箱。

5つの前菜が綺麗に並べられていて、どれもお酒に合いそうなのが堪らない。
子持ちヤリイカ、レンコン餅揚げ出し、のれそれポン酢、
ホタルイカ酢味噌和え、ホワイトアスパラ胡麻和え。
器もそれぞれの料理が映えるものを使われていて、見ているだけでも楽しい。
華やかさと旨味が料理の味わいを引き立てる。

『田中六五』たなか ろくじゅうごと読む。
福岡県糸島市の酒で、精米歩合は65%。
数字の上では、大吟醸でも吟醸でもない酒だが、飲んでみるとその真価を感じずにはいられない。
ぶどうのような爽やかな香りのあと、凝縮された旨味が口の中に広がって、料理をより一層引き立ててくれる食中酒。
この酒、面白いですよ!

平貝と生うにの海苔巻き。
目の前で仕上げていただき、できたてを提供していただける。
平貝の奄美と雲丹の甘味の違いを感じつつ、口の中でそれらが融和していくのが楽しい。

鮑の肝ソース。
鮑の旨味が肝ソースで引き立てられる。
それにしても、器の赤が凄くいい感じ!

京都の酒、『まつもと』で試験醸造された特別なもの。
兵庫県東条の岡本村の山田錦だけを使って醸造されたものなのだとか。
そういえば、京都の松本酒造といえば、ちょっと気になるニュースがあったような気が…

霧を吹かれた椀物。
こういうのを見ると、少しだけ引き締まった気持ちになる。

アイナメの沢煮椀。
シンプルな椀物も良いけれど、こんな感じの少しにぎやかなものも悪くない。
何と言っても、季節感が満載なのが嬉しい。
あっさりとした味わいの中に感じる上品な旨味、これが和食の醍醐味と言っても良いのではないか。
何故、旨味の王様と呼ばれるのか納得の味わい。

のどぐろ吟醸焼き。
こちらは、上品でありながらもパワフル。
のどぐろの濃厚な旨味をきっちり受け止める仕上げが素晴らしい。
それに合わせて日本酒も旨味がきっちり出ているものを。
旨味と旨味の重ね技、知ってしまうと戻れないかも。

メヒカリとしらすうおの天ぷら。
どちらの天ぷらも白身の魚なれど、その旨味の方向性の違いを感じながら味わうとなお楽しい。
すだちは後半に絞ると、より一層魚の甘味を感じることが出来るかも。
カウンターの中に目を移すと、何故かパンが並べられている。
パン一枚一枚に丁寧に何かを塗り込み、揚げたてのビフカツを挟み込んでいるのが見える。
和の職人が本気で作った、感動の牛カツサンド。

実は「常磐牛カツサンド」もこちらのお店の名物なのだとか。
たしかにこうやって見てみると、和食のお店でカツサンドも何の違和感もなく見えてくるから不思議なもの。

洋食屋さんが作るカツサンドとはひと味もふた味も違うカツサンド。
柔らかくて肉の旨味を引き立てるソースもとても良い。
日本酒で合わせるか、それともワインで…
悩みどころかもしれない。

ごはんは、魚沼産大沢米土鍋ごはん。
炊きたてを目の前に出された瞬間に、ごはんモードに切り替わる…
と思いきや、これをアテにお酒を飲むのもまた美味しい。

そういえば、お酒も原料は米なのだから合わないわけがないのです。


ここはもしかして、和菓子屋さん?
そんな光景が目の前に広がります。
目の前で作り始めたのは、苺大福。
本格的な和食を作るのはもちろん、カツサンドや苺大福までも自ら作ってしまう店主。

デザートは、苺大福とアイス最中をセットで楽しませていただきました。
まさかこんなところに、こんなに素敵なお店。
そんな言葉がピッタリのお店だと思います。
丁寧な仕事で、素材の旨味をしっかりと引き出した料理を楽しむことが出来ます。
ぜひ予約して楽しんでくださいね!
【五本木 響】
住 所:東京都目黒区中央町2−36−7 前田ビル 1F MAP
電 話:03-6303-0738
営業時間:11:30〜14:30(L.O.14:30) 17:00〜23:30
煙 草:禁煙
定休日:不定休
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)
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