青田買いと言う言葉がある。
そんなに時間が経たないうちに有名になるから、今のうちに…
そんなニュアンスであろうか?

作家が若いうちに買った陶器が、今では超有名でとんでもない値段がついている。
路上ライブを聞いて、良かったと思って買ったCD、その歌手が今では紅白歌合戦にも出場している。
実際に、偶然見つけたお店がどんどん有名になり、予約が取れない…
または、行列が絶えないお店になった…

食べ歩きをしていると、そんなケースをいくつか見てきたことがある。


北新地のカジュアルな雰囲気のフレンチ、シェフは若いけれそ腕は確か。
あの才能とセンスがあれば、すぐに有名になってしまうかも…
今のうちに食べておいたほうが良いですよ!


そんな声を聞き訪れたのがこちらのお店。

新地本通り、御堂筋側からすぐのところにあるお店
“MAISON B(メゾンB)

カジュアルな外観のフレンチレストラン。
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「CUISINE FRANCHISE」の表記もあって、フレンチのお店だということがわかる。

店内も、想像通りでカジュアルな雰囲気。
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「ここなら気軽に…」そんな期待を全く裏切らない雰囲気で、カウンター席の他にもちろんテーブル席も用意されている。

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「本日のシェフのおすすめ」メニューにも、きちんと値段表記がありリーズナブル。
これならば、安心して楽しめそうな感じ。

アラカルトを何品かとワイン…
それでもいいけれど、折角なので5,000円のランチコースをお願いすることにしてみた。

引き込まれる味わいのアミューズは3種類。
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『北海道産ズワイガニと柑橘 オリーブのサブレ』
サクッとかじれば、ズワイガニの食感と旨味が口の中で花を咲かせる!

カリフラワーのフラン 帆立とカリフラワーのタブレにバルメゾンの泡 レモン汁』
帆立とカリフラワーってこんなにも調和するのか…レモンの香りもキラリと光る。
 
鯛のセビーチェ タピオカのチップ』
見た目はまるで握り寿司、食べれば不思議な食感と鯛の旨味に包まれる。

これを食べれば、「アミューズ=お通し」という訳が正しくないのがすぐに分かる。
一品目から料理の奥深さの虜になってしまうかもしれない。

まるで和食なフレンチ!

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手毬すしのような見た目で、しっかりフレンチな
『スズキの昆布締め カブのエスプーマとカラスミ』
旨味を引き出したスズキに蕪とカラスミでさらに複雑な味わいに。

平凡なかぼちゃのスープに見えるけれど…
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『カボチャのポタージュとそのニョッキ』 
 見た目も普通、名前もそのまま。
でも、食べればわかるこいつの凄さ!
スープはかぼちゃの旨味にクミンなどのスパイスを加え、その味わいがより一層引き立てられている。
そして凄いのが「ニョッキ」。
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スープなのだが、ワインとの相性もかなりいい。
モチッとした食感を期待して食べると、全く違う方向から攻めてくる!
最初は、かぼちゃをそのまま食べているように感じるのだが、舌で押してみるとその感覚が微妙に違うことがわかる。
食べていてすごく心地が良いのだ。

魚料理のメインは、ヒラメのポワレ。
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『平目のポワレとムール貝のエデュべ サフランソース』
ナイフを入れるとフワッと崩れる。
パリッとした食感の皮目と対比してフワフワの身が実に心地よい。
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ヒラメの骨から取った出汁で煮たペコルスと銀杏も見事なあじわいで、
脇役に見える、ムール貝の新鮮な旨味も感動レベルに素晴らしい。

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口直しに『青ゆずと生姜のグラニテ』 。
サッパリと口の中をリセットしてくれる。

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肉料理に合わせたワインは「MERCUREY」。
しっかりしたボディながらも、押し付けがましくない印象。

肉料理は、
『フランス産鴨胸肉のロティ ベリーソース』
『備前黒牛ホホ肉の赤ワイン煮込み』
『備前黒毛和牛のサーロインロティ トリュフの香り』の3種からチョイス。

ホロッと柔らかいホホ肉がたまらない!
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選んだのは、ホホ肉の煮込み。
ナイフで切ると言うよりも、ホロッと崩しながら食べる感じ。
一口ごとに旨味で口の中が満たされて、それを赤ワインが調和させる。
食べていて、ランチタイムであることを忘れてしまうくらいに満足度が高い。

デザートも2種類!
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フレッシュなマスカットをジントライムでマリネして、
フロマージュアイス、シャンパンのジュレを添える。

これも、ワインを合わせて楽しめる!

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『フィナンシェ 抹茶マドレーヌ ブランデー生チョコ フランボワーズマカロン』 
甘いものが好きな人にはたまらない。
そうでない人でも美味しくて、手が止まらなくなるから不思議。

料理の提供が終わると、シェフが出てきてご挨拶。
若くて爽やか、そして気取らない人柄が笑顔からも垣間見える。

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「メゾンB」
見た目のイメージはカジュアルで入りやすいお店。
料理の印象は想像以上に本格的で、素晴らしく計算された味わい深さを感じることが出来ます。

今のうちに……
オススメします。 

 



【メゾンB(MAISON B)】
住 所:大阪市北区曽根崎新地1−1−43     MAP
電 話:06-6343-0110
営業時間:11:30〜15:00  17:00〜23:00 
煙 草:禁煙
定休日:日・月・祝
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)

お店のHPはコチラ


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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