わざわざ来たいと思わせる街「京都」。
関西に旅行に行くとなれば、外すことなんて考えられないと思う人も多数。
「小京都」は全国各地にあるけれど、やはり本当の「京都」を一度は体験しておきたい。

そんな京都の街なかに、知る人ぞ知る『食堂』が存在する。
但し、普通の食堂ではない。

予約限定…
ずいぶん先まで予約が埋まっている。
偶然通りかかっても見つけることは困難。
見つけることが出来ても、飛び込みでの入店はまず不可能。
縁あって、予約枠を持ってる人に誘われたら迷わずGO!
想像以上の料理を楽しむことが出来る。

   IMG_5013
営業時間外、のれんが出ていない状態で店名を示すものはこれだけ。
2部制で予約を取っており、第1部がはじまる17:00少し前になれば、予約している人がチラホラと店の前に集まりはじめる。

そうだ みやざき、行こう。
   DSC01054
“食堂みやざき”
すぐ近くにある「食堂おがわ」から独立された方が店主を店。
食堂おがわのエッセンスがたっぷりと取り入れられているものの、「食堂おがわ」では体験できないものがここには確かにある。

   DSC01056
わくわくと期待しながら、白い暖簾をくぐって店内へ。

  DSC00992

店内は、カウンター席が10席ほど。
2階には座敷席もあり、鍋などを楽しむことも出来るそうだ。

   DSC00994
前菜、お造り、やきもの、あげもの…
黒板にお品書きが書かれていて、その日に出てくるものが概ね分かる。
これを見て注文するのではなく、基本お任せて順番に料理が提供される。

  DSC00996
『このわたと百合根の茶碗蒸し』
出汁の味わいに、このわたの旨味が絡みつく。
後半に出されることが多い(と思われる)茶碗蒸しを最初に出してくるのは技あり。
一気に、みやざきワールドに引き込まれる。

  DSC01004
『加茂茄子の煮浸し』
食べてみると、思ったよりもしっかりとした食感。
そのあとに、加茂茄子から溢れる旨味に目を見開く。
これはちょっと癖になりそう。

夏の京都の風物詩。
   DSC01015
シャリ、シャリ、シャリ、シャリ…
この音を聞けば、京都に夏がやって来たと感じて、鮮やかな鱧の骨切りにしばし見惚れてしまう。

   DSC01022
『鱧の焼霜造り』
涼し気な食感に、しっかりと旨味。
冷たい夏酒と合わせて楽しむのがオススメ。

   DSC01024
『鰹塩たたき』
食堂おがわと同じく、山葵でもなければ生姜でもない、辛子でいただくのがみやざき流。
一度味わえば忘れられない味わい。

   DSC01026
『あわび天ぷら』
歯ごたえ重視ならば刺身、味わい重視ならば焼き…
それ以上を求めるならば、旨味を閉じ込めた天ぷらが一番かも。
肝醤油がその味わいをより一層引き立ててくれる。

このタイミングに、いちばん嬉しい。
   DSC01031
『煮麺』
最高のタイミングで提供される煮麺。
出汁の旨味と麺のコシをしっかりと楽しみながら、後半の料理への期待感を募らせる。

  DSC01034
『鮎』
もちろん、骨まで美味しくいただける。
鱧と並び、これも夏の訪れを感じさせる逸品。

   DSC01036
『鳥からあげ』
食堂おがわ、食堂えびちゃんでも提供される名物。
そのまま食べても美味しいけれど、赤い柚子胡椒をつけて食べれば、更に旨味を引き立つ。
これが食べるのが楽しみで訪れる方も少なくない。

  DSC01039
『スナップえんどう ごま酢ソースかけ』
スナップえんどうの甘みが、ごま酢ソースによって一層引き立つ。
もちろん、日本酒とのマリアージュも文句なしの味わい。

つまみか、おかずか…
   DSC01041
『のどぐろ煮』
もしかしたら、のどぐろの一番美味しい食べ方かも…
そう思わせた一品。
何故、このタイミングで提供されたの?
もっと早く食べたかった…
だが、その理由はこのあと明らかになる。

ここで、炊きたてのご飯がひとくち分提供される。
一口分のごはんと、のどぐろ煮。
それをつまみに日本酒を合わせれば…最高なんて言葉では足りなくなる。

  DSC01043
『ぐじごはん』
ぐじ(甘鯛)をふんだんに使ったごはん。
たっぷり食べたいけれど、この量には意味がある。
何故ならば、食堂みやざきのお楽しみはこの後にも…

スパイス香る、本格カレー。
   DSC01045
『ももカレー』
女将、ももちゃん特製のカレー。
出汁の旨味が効いたカレー…え、すごく鮮烈なスパイス感!
食べている途中、今どこにいるのかを忘れそうになるくらいに本格派。
こんな凄いカレーが出てくるとは思わなかった。

おしながきは「食堂おがわ」と似ているものの、その内容な似て非なるもの。
「食堂みやざき」には、ここでしか味わえない雰囲気と味わいがある。

  IMG_5031
店主宮崎さんの料理はもちろん、女将ももちゃんの立ち振舞いに魅了される方が多いのも頷ける。
もし機会があって、誘われたなら迷わずGOだ。
わざわざ予定を調整してでも訪れる価値ありだと思います。
   




【食堂みやざき】
住 所:京都市下京区船頭町188    MAP
電 話:
営業時間:17:00〜22:30
煙 草:禁煙
定休日:
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)

※事前要予約。




※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


Instagramでも情報発信中!     Follow me!! 


美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね! 
        Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com     






  ポチッと、押してやってくださいな!   →     
グルメランキング                      にほんブログ村 グルメブログへ 
にほんブログ村