愛国から幸福ゆき…

夢のような名前の駅が北海道のJR広尾線に実在していた。

広尾線は、帯広から広尾駅までの全長84kmの路線で、愛国から幸福は2駅で、切符もお手頃な値段なのもあって、お土産屋お守り代わりに買い求める人も多かったのだとか。
そんなドラマになりそうな駅が北海道にはまだまだ存在しているが、時代が進むにつれてその役目を終え、廃止されていく路線も少なくない。

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今回訪れた「留萌駅」もそんなひとつ。
2023年9月末で、廃止になることが決まっている。
(JR北海道は、2023年3月末での廃止も希望しているのだとか)

廃止になる前に、是非食べておいてほしいのが
“留萌駅 立喰そば”

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駅のホームにあるのではなく待合室の一角にあるので、列車の乗客だけではなく地元の人からも愛されているお店だ。
終着駅の留萌。
列車も1日7本で、12:18の次は16:17まで列車は来ない。
そんな状況だから、きっと空いてるでしょ…そう思って来てみたら結構お客さんがいる。
みんな、もうすぐ廃線になるのを知って食べ納めなのだろうか?

かけ、月見、きつね、天ぷら…
どのメニューもそば、もしくはうどんを選ぶことが出来る。
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立喰そばの定番といえば「天ぷらそば」だけれど、ここには他の立喰そばではあまり見かけないメニューがある。
ここで一番人気の『にしんそば』だ。

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カウンターの中を見れば「ゆで玉子」も1個50円で販売しいるのがわかる。
そのまま食べても、つゆに浸して食べても美味しいだろうなぁ…
そんなことを考えていると、お願いした『にしんそば』が出来上がって来た。

なぜ、留萌駅の『にしんそば』が人気なのか?
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留萌は、実は数の子のまちで、その国内シェアは何と50%!
ということで当然ニシンもその名産になるのだとか。

そんなニシンが乗っかった『にしんそば』。
最初はシンプルにそばとつゆの風味を味わう…
そばを持ち上げると温かいつゆの湯気が立ち上がる。
寒い季節にはこの上なく嬉しい存在だろう。
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そして、ニシンを一口頬張ると、口の中一杯に甘じょっぱい旨味が広がる。
想像していたよりもかなり美味いぞ!
そして、つゆにもニシンの旨味が沁みだして絶妙な味わいになっていくのを感じることが出来る。

今のうちに行っておきたい「留萌駅」。
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1910年(明治43年)に開業された留萌駅。
深川駅からの50.1kmの距離を一日7本の列車が運行されている。
ちなみに、2016年までは、ここから16.7km先の増毛駅まで運行されていた。

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これはいつ頃のものだろうか?
当時使用されていたと思われる運賃表が展示されている。
東京まで3,230円、大阪までは4,320円、博多まで…
こういうのを見れば、列車に乗ってのんびり行ってみるのも悪くない気もしてくるが…

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列車の時刻には気をつけて。
わざわざ行ってみたくなる味わい、留萌駅の立喰そば。
ぜひ今のうちに!





【留萌駅立喰そば】
住 所:北海道留萌市船場町2 留萌駅    MAP
電 話:090-7644-3774
営業時間:8:00〜14:00
煙 草:禁煙
定休日:無休
駐車場:あり(留萌駅の駐車場)




※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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