店の名前は「いんであん」、老店主が切り盛りする、
「カレーはご飯が美味しくないと…」と店主は、
新米だと、水分量が多すぎてカレーには合わないと言うのだ。
そんな「いんであん」のカレーは、
一度食べたら忘れられない味わい…
あれがそういうものだったのかもしれない。
そんな「いんであん」の味わいを引き継いだ店が姫路にある。
そんな話は聞いていた。
一度行かなければ…そう、何年か前から思っていた。
だか先日、姫路の“インデアン”がその歴史に幕を下ろすと言う話が飛び込んできた。
閉店日は2022年12月30日だ。
これで本当にラストチャンス⁉
やっと、姫路の「インデアン」に行ってくる…と言う気持ちと同時に、京都木屋町の「いんであん」
まるでタイムマシンに乗って、あの頃に戻ってくるような気持ちで。
カウンター席に案内していただき、メニューを開いてみる。
初めて来る店なので、何だか懐かしい想いも抱えながら…
一番人気は「ヤサイビーフカレー」
もちろんそれも気になった。
周りにいる多くの人もそれを注文していて、見るからに美味しそうなのだ。
もし、もうすぐ閉店…でなければ、それを注文していただろう。
姫路のインデアンに来てこんなことを思うのも何なのだが、どうしてもあの頃の…
京都木屋町の「いんであん」の味わいをもう一度味わってみたかった。
だから、注文したのは木屋町で何度か食べた「ビーフカレー」それにコロッケをひとつトッピングでお願いした。
さらっとルーに、ごろっと牛肉。
あの頃の記憶が蘇る瞬間。
コロッケをひとつトッピングして、ちょっと豪華な感じに。
出来上がってきたカレーを見て、思わずニンマリ。
そう、この出立ちこそがインデアン。
ひとくち食べれば、一気に記憶が蘇る。
これこれ、この味!
記憶しているの味わいと完全に一致した‥と言うよりも、
ご飯も硬めに炊かれてあって、カレーとよく合う。
牛肉は煮込まれてホロホロに柔らかい。
シンプルなのだけれど、本当に深みがある味わい。
食べていて心底楽しい気持ちになっている実感が湧いてくる。
カレー旨味を引き立てる、
シンプルだが味わい深いコロッケ。
そしてコロッケをスプーンで割って口に入れた瞬間に、
じゃがいもの旨味を余すことなく味わえるコロッケ、
そう、これが「いんであん」なのだ。
「ビーフカレーにコロッケをひとつ。」
これにして本当に良かった…
最後の一匙を食べる瞬間にそう思った。
見た目が華やかで「映える」わけではないし、スパイスが「ドーン」と効いているわけでもない。
でも、こういうカレーが嬉しいのだ。
そして、どこにでもあるカレーではなく、ここでしか食べることが出来ないカレー。
まさにそれが「インデアン」のカレーなのだと思う。
姫路に居ながら気持ちは30年前の京都木屋町に。
こんな体験ができるとは思わなかった。
来て食べることができて本当に良かった。
姫路「インデアン」の女将さん、お疲れ様でした。
最後にインデアンの美味しいカレーを食べることが出来て本当に良かった。
心から感謝します。
【インデアン】
住 所:兵庫県姫路市安田3−116 ハッピーコート駅前大路 1F MAP
電 話:079-288-3488
営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:30)
煙 草:禁煙
定休日:日曜日
駐車場:あり
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