朝寝、朝酒、朝風呂が大好き…
これは民謡「会津磐梯山」の囃子言葉。
いつもそんなことばかりしていたら、小原庄助さんのように、本当に身上を潰してしまうかもしれないが、正月くらいならば許されるかも。

いつもではなく、たまにならば…
そんなチャンスがやって来たならば、昼間からちょっと贅沢に…

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大阪、江坂にある旬彩天 つちや”
ここ何年も連続でミシュランの2つ星に輝いている店。
ディナータイムにワインや日本酒と一緒に味わう和食と天ぷらは言うまでもなく至高の味わい。

そんな「つちや」では、ランチタイムにも料理をしっかりと堪能することが出来るのだ。
しかも、ディナータイムは20,000円〜のコースが、ランチタイムでは8,800円というのだから逃す手はない。
(詳しくは、お店のHPで確認!)

店内はカウンター席が10席と、4〜6名テーブルの個室がひとつ。
カウンター席で天ぷらが出来上がる臨場感を味わうか、個室でゆったりと過ごすか…
前日までの予約が必須だが、人気店なのでかなり前から予約しておいたほうが無難だろう。

料理はコースで出てくるので、飲み物を注文すればあとは待つだけ。

『先付け』
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『前菜』
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『造り』
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器に見惚れ、丁寧な仕事を施された料理を味わう。
素材の旨味を最大限に引き出そうとしているのを感じることが出来る逸品。
ランチタイムとはいえ、確実に日本酒が欲しくなる。

車海老で天ぷらがスタート。
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サクッとした食感の直後、口の中に広がる甘み。
刺身ではこの甘味は出ない、焼きでこの食感は味わえない。
食べた瞬間、一気に「つちや」の天ぷらの世界に引き込まれる。

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『明石の鯛』
フワッと柔らかく、ハラリと口の中で解けていく。
大葉の香りが心地よい。

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『とうもろこし』
齧った瞬間、口の中がとうもろこしの甘みと食感で満たされる。
それにしても、これだけストレス無くとうもろこしを食べる方法が他にあるのだろうか…

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『甘鯛』
サクッと揚がった鱗の食感と、フワッとして身の食感のコントラストが面白い。
天ぷらだからこそ、この感覚を楽しめる。  

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『ズッキーニ』
いつもは、皿の隅っこで脇役を演じきっているコイツも天ぷらになることによって、しっかりと自らの旨味を主張する。
アッサリとしている分、天ぷらの旨味がより一層引き立っている。

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『ホタテ』
生と火を通したときとでは、その甘味に違いが出るホタテ。
その甘味のグラデーションが見事に味わえるのがこれ。
ハッキリ言って、やめられない美味さだ。

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『香住かに』
ギッシリと詰まった蟹の身に感動。
こういうカタチの蟹の天ぷらもあるんだ…

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胡麻豆腐を天ぷらにするとどうなるのか?
そして、小鉢に入ったこちらは『胡麻豆腐』の天ぷら。
サクッとトロっとで、癖になりそうな感じだ。

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このタイミングで口休め。
こういうのって、中々嬉しい。

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『八代オクラ』
天ぷらは、衣で素材の旨味を閉じ込めて中を蒸し上げる効果もあるというけれど、これを食べればそれも納得。
甘みと粘りを存分に味わい、改めて天ぷらの素晴らしさを感じる。

時が止まる⁉ 
   目の前を泳いでいるような鮎の天ぷら。

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ピンと真っ直ぐ!
まるで先程泳いでいるのを見せてもらった時のまま。
そして、サクッと柔らかい。
ほのかな苦味と身の甘み。
天ぷらってこの領域にまでたどり着くことが出来るのか…

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『泉州の水茄子』
生で食べても美味し、天ぷらにすれば更に甘みを増す。
水茄子の奥深さにちょっと感動。

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『泉州穴子』
水茄子だけではなく、穴子も美味い、泉州スゴい!
だんじり祭りだけじゃない、一度はおいでよ泉州に…

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『さつまいも』
もしかして、一番深く難しく、素材の味わいを引き出せるのが「さつまいもの天ぷら」なのかも。
たかが芋と言うなかれ、感動すら覚える逸品。

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『酢の物』は、じゅんさい・おくら・湯葉。
いただけば、ホッとする時間が訪れる。

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この日のご飯ものは『うなぎのおこわ』。
冷たい素麺と一緒にしっかりとクールダウン。

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デザートもきっちり美味しい。
もうすっかり、ランチタイムにお邪魔させていただいているのを忘れてしまっている。


この内容、クォリティなので予約のハードルはかなり高いと思われるが、それを乗り越えたときの喜びはかなりのもの。
もし、機会に恵まれたなら迷うこと無く行くことをオススメします。






【旬彩天 つちや】
住 所:大阪府吹田市豊津町41−4    MAP
電 話:06-6338-2288
営業時間:12:00〜15:00(L.O.13:00)  18:00〜22:00(L.O.20:00)   ※完全予約制
煙 草:禁煙
定休日:日曜日 ※月曜日はディナータイムのみの営業。
駐車場:あり(6台分)

お店のHPはコチラ


※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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