季節は10月、まだ北海道のほとんどどこでもクルマで自由に移動できる季節に十勝に来た。
以前来た時とどう変わっているのかはよく覚えていない、何せ30年以上も前なのだから。
帯広に立ち寄ったのはある店に行きたいとの声があったから。
それも屋台村の中にあるフレンチの店なのだという。
帯広で、わざわざ屋台村のフレンチ⁉
そんなふうに思っていた、それまでは…
わざわざ来たい店がここにある。
それから3ヶ月経たないうちにリピートしていた。
しかも季節は1月、北海道帯広の1月だ。
お目当てはもちろんコチラ、
”プチ・プレジール”。
ワインとフレンチの店。
冬の帯広の屋台⁉
そう思う方も少なくないと思うが、心配は御無用。
寒いなんてカケラもなく、店内はあたたかく笑顔に溢れた空間なのだ。
実はこちらのお店は今年の3月31日に閉店してしまうのだ。
店主ご夫妻が新たな道に進まれるとのことで、キッパリと辞めてしまうのだという。
だから、今味わっておかなければ二度と「プチ・プレジール」の料理を口にすることが出来なくなるのだ。
最初は生ビールをお願いするか、それともワインではじめるか…
お通しに出されるキッシュをつまみながら、いろいろと悩むのもまた楽しい。
とりあえず、存在感のある『生ハム』をつまみながら、生ビール、そしてワインをじっくりと味わう。
これは、4年以上熟成のグランレゼルバ。
いろんなところで生ハムを食べたけれど、ここのは特に格別。
気がつけば「生ハムください！」と、口が勝手に言ってる始末。
でも、食べておいて決して後悔しない逸品。
さて、生ハムをつまみながら、今回は何を食べようかとメニューを見漁る。
前回食べたアレも食べたいし、今回かこれを…
いくつか気になったものをお願いしてみる。
パンチェッタの奥深さを思い知る！
『パンチェッタのグリル』
ベーコンのステーキを言ってしまえばそうかもしれないが、食べた瞬間に目を見合わせて思わず頷く。
柔らかさ、塩加減が絶品なのだ。
脂の加減も絶妙なので、旨味と甘味のバランスに酔いしれてしまう。
赤ワイン、しっかりの目の白ワインとの相性もかなりいい感じ。
『ポーク・ステーキ』
同じ豚肉でも、先程のパンチェッタとは全く違う味わいで、じっくりと肉の旨味を感じる。
そして、ソースとの相性も申し分なし。
ワインをいくらでも飲めそうな気持ちにさせてくれる。
『ハンバーグ・デミグラタン』
本格的な料理がズラリとメニューに並ぶ中、見つけた文字は「ハンバーグ」。
こういうのは気になって仕方がない…で、気になったのならばお願いするのが正解。
オーブンで絶妙な火入れ加減のハンバーグに、たっぷりとソースを絡めていただく。
十勝いけだ牛と道産豚の旨味、柔らかさ、肉汁が一体となって口に中に広がっていく。
そして、チーズの余韻がワインを飲みたい気持ちを誘引する。
思わずリピート！
忘れられない味わい。
前回来たときもお願いした、『豚ほほ肉の白ワイン煮込み』。
赤ワイン煮込みではなく、白ワイン煮込みに興味を持って、何となく注文した料理。
きっかけはそんな感じだったのだが、ひとくち食べてその味わいも奥深さにすっかり魅了されてしまった。
豚ほほ肉の丁寧な仕込みにも脱帽なのだが、白ワインを使ったこのソースが本当に忘れられない味わい。
もうこれで最後になるのかと思えば、どうしても食べておきたかったのだ。
豚肉の料理をいただいたあとは、『グリルド・チキン ハーブの香り』。
パリッと焼き上げられた皮目と、ハーブの旨味を蓄えたしっとりとした肉の食感がたまらない。
添えられている生マッシュルームと一緒に食べるのがオススメ。
それにしても、十勝は肉も野菜も凄いのが本当に揃っている。
店主が大きなチーズの塊を持って、青い炎をゆらゆらと。
店内にはチーズの良い香りで満たされる。
これは、『チーズリゾット』の仕上げのワンシーン。
しっかりとチーズを絡めて提供してくださるのが嬉しい。
これは〆のごはんもの…ではなく、完全にワインのパートナー。
チーズの濃厚な味わいと、深い香り。
ピリッとペッパーの香りもたまらない。
ここでしか楽しめない珍しいチーズもいろいろと揃えてある。
もっとチーズをしっかりと味わいたいときは、是非お願いしてみるのもあり。
来るたびに、もうすぐ閉店してしまうのが信じられない気持ちになる。
店主に「どこか別の場所で次の店でも…」と聞いても、
「いえ、飲食はもう引退です！」とキッパリ。
既に、予約で混雑していると思われるが、行くことが可能な方は是非トライしてみることをおすすめします。
ちなみに、この日も次の予約を入れて帰ったのは言うまでもない。
【プチ・プレジール】
住 所：北海道帯広市西1条南10−7 いきぬき通り 北の屋台 四番街 MAP
電 話：090-1643-8810
営業時間：17:30〜24:00
煙 草：禁煙
定休日：水曜日
駐車場：なし
お店のHPはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね！
Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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帯広に立ち寄ったのはある店に行きたいとの声があったから。
それも屋台村の中にあるフレンチの店なのだという。
帯広で、わざわざ屋台村のフレンチ⁉
そんなふうに思っていた、それまでは…
わざわざ来たい店がここにある。
それから3ヶ月経たないうちにリピートしていた。
しかも季節は1月、北海道帯広の1月だ。
お目当てはもちろんコチラ、
”プチ・プレジール”。
ワインとフレンチの店。
冬の帯広の屋台⁉
そう思う方も少なくないと思うが、心配は御無用。
寒いなんてカケラもなく、店内はあたたかく笑顔に溢れた空間なのだ。
実はこちらのお店は今年の3月31日に閉店してしまうのだ。
店主ご夫妻が新たな道に進まれるとのことで、キッパリと辞めてしまうのだという。
だから、今味わっておかなければ二度と「プチ・プレジール」の料理を口にすることが出来なくなるのだ。
最初は生ビールをお願いするか、それともワインではじめるか…
お通しに出されるキッシュをつまみながら、いろいろと悩むのもまた楽しい。
とりあえず、存在感のある『生ハム』をつまみながら、生ビール、そしてワインをじっくりと味わう。
これは、4年以上熟成のグランレゼルバ。
いろんなところで生ハムを食べたけれど、ここのは特に格別。
気がつけば「生ハムください！」と、口が勝手に言ってる始末。
でも、食べておいて決して後悔しない逸品。
さて、生ハムをつまみながら、今回は何を食べようかとメニューを見漁る。
前回食べたアレも食べたいし、今回かこれを…
いくつか気になったものをお願いしてみる。
パンチェッタの奥深さを思い知る！
『パンチェッタのグリル』
ベーコンのステーキを言ってしまえばそうかもしれないが、食べた瞬間に目を見合わせて思わず頷く。
柔らかさ、塩加減が絶品なのだ。
脂の加減も絶妙なので、旨味と甘味のバランスに酔いしれてしまう。
赤ワイン、しっかりの目の白ワインとの相性もかなりいい感じ。
『ポーク・ステーキ』
同じ豚肉でも、先程のパンチェッタとは全く違う味わいで、じっくりと肉の旨味を感じる。
そして、ソースとの相性も申し分なし。
ワインをいくらでも飲めそうな気持ちにさせてくれる。
『ハンバーグ・デミグラタン』
本格的な料理がズラリとメニューに並ぶ中、見つけた文字は「ハンバーグ」。
こういうのは気になって仕方がない…で、気になったのならばお願いするのが正解。
オーブンで絶妙な火入れ加減のハンバーグに、たっぷりとソースを絡めていただく。
十勝いけだ牛と道産豚の旨味、柔らかさ、肉汁が一体となって口に中に広がっていく。
そして、チーズの余韻がワインを飲みたい気持ちを誘引する。
思わずリピート！
忘れられない味わい。
前回来たときもお願いした、『豚ほほ肉の白ワイン煮込み』。
赤ワイン煮込みではなく、白ワイン煮込みに興味を持って、何となく注文した料理。
きっかけはそんな感じだったのだが、ひとくち食べてその味わいも奥深さにすっかり魅了されてしまった。
豚ほほ肉の丁寧な仕込みにも脱帽なのだが、白ワインを使ったこのソースが本当に忘れられない味わい。
もうこれで最後になるのかと思えば、どうしても食べておきたかったのだ。
豚肉の料理をいただいたあとは、『グリルド・チキン ハーブの香り』。
パリッと焼き上げられた皮目と、ハーブの旨味を蓄えたしっとりとした肉の食感がたまらない。
添えられている生マッシュルームと一緒に食べるのがオススメ。
それにしても、十勝は肉も野菜も凄いのが本当に揃っている。
店主が大きなチーズの塊を持って、青い炎をゆらゆらと。
店内にはチーズの良い香りで満たされる。
これは、『チーズリゾット』の仕上げのワンシーン。
しっかりとチーズを絡めて提供してくださるのが嬉しい。
これは〆のごはんもの…ではなく、完全にワインのパートナー。
チーズの濃厚な味わいと、深い香り。
ピリッとペッパーの香りもたまらない。
ここでしか楽しめない珍しいチーズもいろいろと揃えてある。
もっとチーズをしっかりと味わいたいときは、是非お願いしてみるのもあり。
来るたびに、もうすぐ閉店してしまうのが信じられない気持ちになる。
店主に「どこか別の場所で次の店でも…」と聞いても、
「いえ、飲食はもう引退です！」とキッパリ。
既に、予約で混雑していると思われるが、行くことが可能な方は是非トライしてみることをおすすめします。
ちなみに、この日も次の予約を入れて帰ったのは言うまでもない。
【プチ・プレジール】
住 所：北海道帯広市西1条南10−7 いきぬき通り 北の屋台 四番街 MAP
電 話：090-1643-8810
営業時間：17:30〜24:00
煙 草：禁煙
定休日：水曜日
駐車場：なし
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