「根っこが主役!」

そう言い切っても過言ではない…
それは、春の七草にも入っている『せり』。
七草粥でしか食べたことがなかったのだが、せり鍋を食べてからというものの、その美味しさに覚醒してしまった。

シャキシャキの食感と香り。
『せり』は
秋田名物のきりたんぽ鍋には欠かせない食材とも言われるのだとか。

そんな、『せり』をカレーそばに入れちゃった店が銀座にある。
通りを一本入った裏通りに「そば軽食」の看板。
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“泰明庵”の冬の人気メニューのひとつが『せりカレーそば』。
店に入る前から『せりカレーそば』一択…と決めていたが、店内のメニューを見てしばしフリーズ。

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短冊に「これでもかっ⁉」と書かれたお品書きの数々。
「せりカレーそば」の他にも、「せりかしわそば」、「せりセイロそば」、「せりそば」など、せりメニューがいろいろある。

「ニラカレーそば」…
それ、絶対に美味いな。
かなり興味をそそられる。

「白魚かきあげそば」も気になるし…

そんな感じで少し迷ったが、予定通り『せりカレーそば』をお願いする。
すると、

「根っこは入れますか?」と聞かれる。

根っこが苦手な人もいるんだなぁ。
もちろん根っこも入れるのをお願いする。
何と言っても、せりは根っこが美味いのだから。

周りを見渡せば、『せりカレーそば』を食べている人が多い。
この日が特に寒い日だったことも手伝ってか、半分以上の人が『せりカレーそば』を注文している。

丼一面、せりに覆われたカレーそば!
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出来上がって来た『せりカレーそば』の表面は、たっぷりのせりに覆われている。
思わず「凄いなぁ…」と言葉が出てしまう。

「これ、せりをひと束丸ごと使っているんですよ。」
「凄いですね、せり好きにはたまらないです!」


そんな言葉をお店の方と交わしながら、箸で持ち上げると湯気が立ち上がる。
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主役は蕎麦なのか、せりなのか?
そんなことを考えながら火傷しないように啜ってみる。

カレーのスパイスの香りが口の中に広がる…
と、同時につゆの旨味が覆い被さる。

スパイスの香りも心地よいが、つゆの旨味も相当なモノ。
その味わいに負けないのがせりの香り。
シャキシャキとした心地よい食感がクセになる。

これは美味い!

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「カレーそば」も、「せりそば」もいろんな店で食べたことはあるが、カレーそばにせりが入っているのは初めて。
それにしても、せりとカレーがこんなにもよく合うとは思わなかった。

たっぷりのせり、とろみがあるカレーの出汁、豚肉、そしてそば。
具材はそれだけなのだが、なぜか贅沢な気持ちにさせてくれる一杯。

この日、銀座の外気温は2℃。
そんな寒い日でも、熱々のそばとスパイスの効果によってか、汗がジワっとにじんでくる。


この『せりカレーそば』、前日に少し飲みすぎたかなぁ‥という時にも効果があるかも。

『せりカレーそば』は、10月の終わり頃から翌3月末くらいまで。
この機会に是非味わいっておきたい逸品だ。 



【そば軽食 泰明庵】
住 所:東京都中央区銀座6−3−14    MAP
電 話:03-3571-0840
営業時間:11:30〜21:00  ※土曜日は、11:30〜15:00
煙 草:禁煙
定休日:日・祝
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)



※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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