牛タン、ずんだ餅、笹かまぼこ…
仙台に行ったら食べたいものを聞けば、そんな感じになるのだとか。
でもこれを一度味わえば、寒い季節に仙台に来る度に、必ず食べたくなるのだとか…
それは『せり鍋』。
11月頃から3月頃までに仙台に行けば食べることが出来るという。
お邪魔させていただいたのは仙台駅のすぐ近く、名掛丁センター街にある店、
“いな穂”
店内は、カウンター席6席と、小上がりに4人がけの座卓が2つ。
小さな店なので予約してから訪れたい。
この日も予約客だけで満席のようで、予約のない人は残念ながらお断り…となっていた。
お目当ては「せりしゃぶ」。
でも、その他にもいろいろ楽しめるようだ。
刺身盛り、穴子白焼、ほや、あん肝。
ほっきも塩焼きではなく「汐焼」と表記されているあたりに、ちょっとトキメク。
お通しに出てきた、塩辛、大根もろみ、煮こごり。
塩辛は、少しピリ辛のアクセントがあり塩梅も上々!
もろみと大根の組み合わせって、こんなに美味かったんだ。
煮こごり、出来ることならおかわりしたい。
お通しが美味い店にはハズレ無し…というけれど、ここもその例に漏れず、このあとの料理も素晴らしかった。
クセは皆無、旨味だけが濃厚でこれは完全に酒泥棒!
このレベルになれば、素材の吟味も相当なものだろう。
鮮度が味わいを左右すると行っても過言ではない「ほや」。
その中でもこれは中々の上モノ。
かと言って、ホヤ独特の個性もきちんと感じることが出来るから、ホヤ好きの心もキチンと掴むだろう。
薬味と一緒に食べれば、更に味わい深くなる。
なるほど、どれを食べても工夫されている。
「これはもっといろいろ食べてみたい…」
そう思い、メニューを手に取る…
手作りロースハムソテー、手作りベーコン焼。
ハムもベーコンも手作りとはかなり気になる…
絶妙な食感!
油揚げとチーズの不思議な出会い。
お願いしたのは『三角油揚げピザ(大)』。
「油揚げをピザの生地に見立てて作ったのか!それ、面白そう…」
そんな軽い気持ちで注文したこれが、想像以上に美味かった。
サクッとした食感に、ピザとソースの味わい…
その後から、油揚げの旨味が追いかけてくる。
そして、油揚げにもキチンと仕事がしてある。
油揚げをカリッカリに…ではなく、キチンと油揚げの良い部分も残してあるからこの食感になる。
油揚げの甘みとピザソースの酸味とチーズが絶妙に合っているのだ。
一度食べればまた食べたくなる、そんな魅力がある逸品。
主役は「根っこ」。
このために仙台に行く価値あり!
主役のせりは、名取市にあるせり農家「三浦農園」のもの。
そのせり畑には年中井戸水が注がれ、こだわったせりの育成を手掛けているのだとか。
三浦農園のせりを使ったせり鍋は2003年頃から、ここ「いな穂」から始まったのだという。
鍋の出汁が湧いたら、せりを入れる。
根っこの部分は10〜15秒、その他の部分は2〜3秒で大丈夫。
せりは根っこが美味い…
とはいうものの、初めての方には少し抵抗があるかも。
でも、一口食べればそこから世界が変わる。
土臭さは皆無、力強く濃厚な旨味が口の中に広がるのだ。
葉や茎の部分は、本当に一瞬しゃぶしゃぶするだけで大丈夫。
旨味と甘味が心地よく、「この鍋の主役はせりだ!」をしっかりと実感することが出来る、鴨肉が鍋の中に入っているにも関わらずにだ。
鍋の〆には、うどん、雑炊、餅、ラーメンから選ぶことが出来る。
ラーメンの麺は、仙台の人気ラーメン店「だし廊」の自家製麺なのだという。
店主がわざわざその事を伝えたのだから、当然ラーメン…
「ラーメンを半分、残りを雑炊とかも出来ますよ!」
と、そんな救いの言葉も。
お言葉に甘え、ラーメンと雑炊、両方お願いさせていただいた。
鍋には、ラーメンとフランスパンのように大きな麩。
「麩も美味しいから…」と、一緒に入れてくれたものだ。
もしかして、これも主役⁉
出汁の絡みもよく、喉越しも食感も素晴らしい麺。
せりの旨味が染み出た出汁を存分に吸い込んだ麩もたまらない味わいだ。
そして、残りの出汁は雑炊に。
せりしゃぶの旨味を残すことなく味わうことが出来た。
「みょうがたけと志波姫豚のしゃぶしゃぶ」、
「夏野菜と牛たんしゃぶしゃぶ」、
「あけび・きのこと志波姫豚のしゃぶしゃぶ」、
そして「せりしゃぶ」。
せりの季節でないときにも「いな穂」では季節ごとに違う個性豊かな鍋を楽しむことが出来る。
仙台駅近く、ビルの1階の横丁に隠れ家のように存在する「いな穂」。
せりしゃぶの季節はもちろん、いつ行っても楽しむことが出来そうだ。
ぜひ予約して、訪れてみてください。
【いな穂】
住 所:仙台市青葉区中央1−8−32 名掛丁センター街 MAP
電 話:022-266-5123
営業時間:15:00〜23:00
煙 草:禁煙
定休日:日曜日
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のInstagramはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
Instagramでも情報発信中! Follow me!!
美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね!
Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
ポチッと、押してやってくださいな! →
グルメランキング
にほんブログ村
仙台に行ったら食べたいものを聞けば、そんな感じになるのだとか。
でもこれを一度味わえば、寒い季節に仙台に来る度に、必ず食べたくなるのだとか…
それは『せり鍋』。
11月頃から3月頃までに仙台に行けば食べることが出来るという。
お邪魔させていただいたのは仙台駅のすぐ近く、名掛丁センター街にある店、
“いな穂”
店内は、カウンター席6席と、小上がりに4人がけの座卓が2つ。
小さな店なので予約してから訪れたい。
この日も予約客だけで満席のようで、予約のない人は残念ながらお断り…となっていた。
お目当ては「せりしゃぶ」。
でも、その他にもいろいろ楽しめるようだ。
刺身盛り、穴子白焼、ほや、あん肝。
ほっきも塩焼きではなく「汐焼」と表記されているあたりに、ちょっとトキメク。
お通しに出てきた、塩辛、大根もろみ、煮こごり。
塩辛は、少しピリ辛のアクセントがあり塩梅も上々!
もろみと大根の組み合わせって、こんなに美味かったんだ。
煮こごり、出来ることならおかわりしたい。
お通しが美味い店にはハズレ無し…というけれど、ここもその例に漏れず、このあとの料理も素晴らしかった。
クセは皆無、旨味だけが濃厚でこれは完全に酒泥棒!
このレベルになれば、素材の吟味も相当なものだろう。
鮮度が味わいを左右すると行っても過言ではない「ほや」。
その中でもこれは中々の上モノ。
かと言って、ホヤ独特の個性もきちんと感じることが出来るから、ホヤ好きの心もキチンと掴むだろう。
薬味と一緒に食べれば、更に味わい深くなる。
なるほど、どれを食べても工夫されている。
「これはもっといろいろ食べてみたい…」
そう思い、メニューを手に取る…
手作りロースハムソテー、手作りベーコン焼。
ハムもベーコンも手作りとはかなり気になる…
絶妙な食感!
油揚げとチーズの不思議な出会い。
お願いしたのは『三角油揚げピザ(大)』。
「油揚げをピザの生地に見立てて作ったのか!それ、面白そう…」
そんな軽い気持ちで注文したこれが、想像以上に美味かった。
サクッとした食感に、ピザとソースの味わい…
その後から、油揚げの旨味が追いかけてくる。
そして、油揚げにもキチンと仕事がしてある。
油揚げをカリッカリに…ではなく、キチンと油揚げの良い部分も残してあるからこの食感になる。
油揚げの甘みとピザソースの酸味とチーズが絶妙に合っているのだ。
一度食べればまた食べたくなる、そんな魅力がある逸品。
主役は「根っこ」。
このために仙台に行く価値あり!
主役のせりは、名取市にあるせり農家「三浦農園」のもの。
そのせり畑には年中井戸水が注がれ、こだわったせりの育成を手掛けているのだとか。
三浦農園のせりを使ったせり鍋は2003年頃から、ここ「いな穂」から始まったのだという。
鍋の出汁が湧いたら、せりを入れる。
根っこの部分は10〜15秒、その他の部分は2〜3秒で大丈夫。
せりは根っこが美味い…
とはいうものの、初めての方には少し抵抗があるかも。
でも、一口食べればそこから世界が変わる。
土臭さは皆無、力強く濃厚な旨味が口の中に広がるのだ。
葉や茎の部分は、本当に一瞬しゃぶしゃぶするだけで大丈夫。
旨味と甘味が心地よく、「この鍋の主役はせりだ!」をしっかりと実感することが出来る、鴨肉が鍋の中に入っているにも関わらずにだ。
鍋の〆には、うどん、雑炊、餅、ラーメンから選ぶことが出来る。
ラーメンの麺は、仙台の人気ラーメン店「だし廊」の自家製麺なのだという。
店主がわざわざその事を伝えたのだから、当然ラーメン…
「ラーメンを半分、残りを雑炊とかも出来ますよ!」
と、そんな救いの言葉も。
お言葉に甘え、ラーメンと雑炊、両方お願いさせていただいた。
鍋には、ラーメンとフランスパンのように大きな麩。
「麩も美味しいから…」と、一緒に入れてくれたものだ。
もしかして、これも主役⁉
出汁の絡みもよく、喉越しも食感も素晴らしい麺。
せりの旨味が染み出た出汁を存分に吸い込んだ麩もたまらない味わいだ。
そして、残りの出汁は雑炊に。
せりしゃぶの旨味を残すことなく味わうことが出来た。
「みょうがたけと志波姫豚のしゃぶしゃぶ」、
「夏野菜と牛たんしゃぶしゃぶ」、
「あけび・きのこと志波姫豚のしゃぶしゃぶ」、
そして「せりしゃぶ」。
せりの季節でないときにも「いな穂」では季節ごとに違う個性豊かな鍋を楽しむことが出来る。
仙台駅近く、ビルの1階の横丁に隠れ家のように存在する「いな穂」。
せりしゃぶの季節はもちろん、いつ行っても楽しむことが出来そうだ。
ぜひ予約して、訪れてみてください。
【いな穂】
住 所:仙台市青葉区中央1−8−32 名掛丁センター街 MAP
電 話:022-266-5123
営業時間:15:00〜23:00
煙 草:禁煙
定休日:日曜日
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のInstagramはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
Instagramでも情報発信中! Follow me!!
美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね!
Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
ポチッと、押してやってくださいな! →
グルメランキング
にほんブログ村