阪急電車が天下茶屋に行く!

地下鉄堺筋線が天下茶屋まで延伸し、阪急電車が天下茶屋に乗り入れる時、にわか信じられないような気持ちになりました^^;

阪急電車と言えば、北摂、箕面、宝塚、夙川、芦屋などの高級住宅街を縫って走るイメージ。
一方、天下茶屋といえば、大阪庶民の街の代表格で、普段着で気軽に安くてええものを手に入れることができる街。

天下茶屋と言えば、今はなき、大屋政子さんを思い出します。
黒柳徹子さんのベストセラー、「窓ぎわのトットちゃん」ではないですが、「天下茶屋の政子ちゃん」という本が著書にあります。  
                 
甲高い声で、「おとーちゃんのかいしゃなぁ・・・」ってテレビに出ていっていたのを思い出します。

さて、そんな時代では考えられなかった、天下茶屋駅の今の姿。
堺筋線経由で、阪急電車が乗り入れてるだけではなく、南海電車の全列車が停車する大きなターミナルになっています。

そんな天下茶屋駅の高架下にある“ショップ南海”に、素晴らしいうお鮨屋さんがあります。
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お店の名前は、“鮨 越中屋 東野”

お店の入口のところには、「東野」と小さな表札が出ているだけです。
カウンター7席の小さなお店なのですが、出て来る鮨はホンモノ。

しかも、「うそっ!」って言ってしまいそうななるくらいにお安いのです。

入口の扉を開けて、お店の中に入り、カウンターの左側に座らせていただきます。

先ずは、瓶ビールをいただきながら、何かアテを・・・。
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いただいたのは、ハモ梅肉(500円)。
夏のハモも美味しいけれど、今のハモは脂ものって美味しいですね、

さて、お鮨の方はどんな感じなのでしょうか。
気になるものをお願いしてみましょう。

先ずは、本まぐろ(200円)。 ※お鮨の値段は、1貫の値段です。
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え・・・
これが、200円の鮪・・・。
すごい! これ、めちゃくちゃ美味しいじゃないですか!
鮪と言っても、これはほとんど中トロレベル。
素晴らしいです。

そして、きす昆布締め(150円)。
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おぉ、これもいい仕事してます。
それに、シャリとネタのバランスも抜群。
先ほどの本マグロは、箸で食べようとしたらシャリがくずれそうななるくらいの絶妙な加減だったので、ここからは手でいただくことにします。

そして、穴子(200円)。
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こちらの穴子は、塩でいただきます。
口の中でシャリとともにホロリと崩れる感覚は快感レベル。
もうこの感覚、忘れられません。

「すみません、お酒の銘柄はなんですか?」
「立山になります。」
「あ、ではお酒をください。」

ここで、大手の有名銘柄の名前が出たら、引き続きビールの予定でしたが、立山ならば文句はありせん。

それにしても、こんなに美味しいのに、信じられないくらいの値段設定です。
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私達が入店した時は、先客おひとりさまだけでしたが、ひとり、2人とお客さんが入ってきます。
そりゃぁ、この値段でここまでのレベルの鮨が食べられるとあっては、地元の人は放っておかないでしょう。

飲み物を日本酒に切り替え、引き続き楽しみます。

こちらは、石川県のアマテカレイ(250円)。
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弾力のある触感と甘み、そしてその後から広がる旨味がたまらない。
それを、ほろっと崩れるシャリが受け止め、いつまでもたべていたい衝動に駆られます。

そして、長崎の天然生穴子(200円)
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これ、見つけたら必ず食べたほうがいいですよ(^^)
蒸した穴子のホロッとした食感も素晴らしいですが、生の穴子の噛みしめる旨味も忘れられない味わいになること間違いないと思います。

そして、ちょっと奮発して、煮はまぐり(400円)
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先に、お出汁を飲んでから、お鮨を召し上がってくださいとのこと。
この提供の仕方、これはスタンドのふらっと入れる鮨屋のものではなく、完全に高級店のもの。

それでは早速、お出汁から・・・。

           (^^)(^^)(^^)

うわぁ、めちゃくちゃ濃厚!
それでいて、少しも下品じゃないところが素晴らしい!

そして、それを追いかけるようにして、煮はまぐりのお鮨もいただきます。
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(^^)(^^)(^^)

口の中がハマグリモード全開のところに、ハマグリの鮨が入ってくると、もう笑顔しか出てきません(^^)

この頃になると、店内すべての席は埋まります。
そして、カウンターの中では店主が忙しそうに、
でも、一つ一つ丁寧に鮨を仕上げていくのが見えます。

こちらの店主は、27歳。
若いながらも、素晴らしいセンスをしていらっしゃいます。
こういう鮨職人に出会えることは本当に幸せ(^^)
いい時間を過ごせます。

最初にいただいた、マグロの味が忘れられないので、今度は鉄火巻で。
メニューには、“旨い鮪と ええ海苔で巻いた鉄火巻(400円)”と書いてある鉄火巻きはこんな感じです。
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本当に鮪が美味い!
こんなの食べたら、もう普通のお鮨屋さんに行けなくなるかもしれません^^;

そして、〆には、玉子(100円)もいただきます。
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本当にどれをいただいても、仕事が丁寧。
しかも、美味しい!

もっと長く居て、いろいろ食べたいけれど、そこは7席の小さなお店。
サッと食べて長居は禁物。
譲り合って、少しでもいいお客さんに出会えることを願いながら、お勘定。
本当に満足させていただきました。

この値段で、このレベルのお鮨をいただける。
こちらのお店、近いうちに必ず人気店になると思います。
気になった方は、ぜひ早めに行かれることをオススメします。

私も近々、必ず再訪させていただく予定です。











【鮨 越中屋 東野】
住 所:大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内    MAP
電 話:
営業時間:17:00〜22:00
煙 草:完全禁煙
定休日:水曜日(?)
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)



※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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