「今度、Curry Barを始めます!」
今からもう10年前、初めて『nidomi』の店主と会ったときに聞いた言葉を思い出す。
当時の『nidomi』では、欧風カレーとスパイスカレーの両方、そしてハンバーガーも提供されていた。
しかも、どれを食べてもレベルが高かったのだ。
究極のカレー第1回GP獲得など、その後の『nidomi』の活躍は皆さん知っての通り。
そして『nidomi』出身の方が独立したお店も大阪市内にチラホラと。
『nidomi』の店主、Aroaさんのイズムは着々と拡大中。
京都に『nidomi』の姉妹店が誕生!

京都駅からJR嵯峨野線で一駅の「梅小路京都西駅」から徒歩3〜4分。
付近には梅小路公園や京都鉄道博物館もある場所に『nidomi』の姉妹店、
“Curry DAVA”が誕生する。
オープン日は、2023年9月23日だ。
街に馴染んだ雰囲気の建物は、何気なく歩いていると通り過ぎてしまいそうに見える…
しかし、その心配は無用。
近づくに連れてスパイスの香りが漂い、自然と店に引き込まれてしまうかもしれないからだ。

京都らしく派手な看板は無いが、入口には「Curry DAVA」と書かれてあるので間違うことはない。

京都の町家の雰囲気を存分に味わえる店内でゆったりと寛ぐことが出来るのも嬉しい。
まさに、癒やしの空間と言えるのではないだろうか。

店内はカウンターに7席が基本。
小さなお子様連れの場合は、テーブル席も用意されているから安心して食事を楽しむことが出来そうだ。
店主は『nidomi』でAroaさんの右腕として活躍された、あおいさん。
京都で夢を叶えるために、いよいよカウントダウン。
この日は、事前のお披露目会にご招待いただいた。

本日いただけるのはミールススタイルのカレー。
お店のInstagramにも書いてあるように、インド系中心のカレーを提供する。
当面は店主ひとりで切り盛りする予定らしく、基本はセルフスタイルを取られるとのこと。
普通のカレーのように、ご飯を盛ってカレーを掛けるだけ…では出来上がらない「ミールス」。
それをワンオペでされるのはなかなか大変なのでは⁉

そのため、ドリンク類はセルフサービスで冷蔵庫から盛ってきて自己申告となる。
でも、何だかその方がアジアっぽい雰囲気も出るのではないか?
個人的にはそう思う。

カウンターの中で、ミールスが仕上げられていく。
棚の上に乗っかっている、サイドが銅になっているターリーに目が惹きつけられる。
やはり器が美しければ期待感も上がっていく。
香り高く華やか、
旨味満タンのミールス!

すごく丁寧に作り込まれているなぁ…
それが、第一印象。
カレーの中でも、最も美しく仕上げる事が出来るもの、それがミールスだと思う。
ターリー(大皿)の上に、いくつかのカトゥリ(小皿)が乗っかる。
ご飯以外のカレー・アチャール・副菜を全てカトゥリで提供する方法もあるが、それだと慣れていない人は最後までカトゥリの中身をターリーに開けることがなく食べ終わってしまうかもしれない。

Curry DAVAのミールスは、カレー以外のものがご飯に寄り添うように盛られているので、「最後は混ぜ合わせると良いよ!」と、教えてくれているような気持ちになる。
先ずは、Curryを味わってみる。

『Neemaおばさんの南印式バターチキンカレー』
後でメニューを見るまでは、バターチキンカレーとは気が付かなかった。
チキンの旨味がシッカリ出ていて、バターがそれを支えるような感じ…とでも言うのだろうか?
もっとたっぷりと食べたい…そう思わせてくれるのだ。
これならば、バターがキツすぎてモタれた経験がある人でも、違和感なく楽しめると思う。

『豚バラ肉と合挽きミンチのララ』
ララとは…
ひき肉と角切り・スライスの肉などが両方入ったトマトベースのカレーで、西ネパールの「ララジュリーム地域」が語源。
こういう肉の味わい方は本当に面白い。
2種類の肉をトマトの味わいで綺麗にまとめられている。

『ダル(豆カレー)』
日本のカレーではあまり入ることがない「豆」だが、インドのカレーでは一般的な存在だ。
一言で「ダル」と言っても、作る人によって違いが大きく出るのも「ダル」の面白いところ。

インド人シェフがインド人のために作るレストランでは、「ダル」の味わいが凄くシンプルで、慣れない人にとって美味しく感じられないことも珍しくないのだが、Curry DAVAの「ダル」はシンプルな中にも旨味をキッチリと効かせてある。

3種類のカレーと6種類の副菜、そしてご飯。
これらを自由自在に組み合わせて味わいの違いを楽しむ。

カレーをそれぞれ味わったあとは、副菜と組み合わせて楽しむ。
ご飯の上にカレーを掛けて、それを副菜と一緒に楽しむめば、ミールス本来の実力が発揮される。
ダルと紫キャベツのポリヤル、ララとスパイスたまごとゴーヤのアチャール、バターチキンとダルとトマトのチャートサラダ…
その組み合わせは何通りにもなる。
旨味の変化を存分に楽しむ、
それがミールの醍醐味!

カレー、副菜を混ぜ合わせたときの楽しさは、一度味わうとクセになる。
2種類、3種類と混ぜ合わせて食べればその美味さの虜になる。
最後はすべてのカレーと副菜を混ぜ合わせてみる。

混ぜ合わせても雑味はなく、ひとつひとつの旨味が絡み合って時間差でその味わいが開いていく。
『nidomi』店主のAroaさんが称えるだけのことはあって、旨味の組み立てが素晴らしい。
そして、その全体のクォリティの高さは流石だと思う。
他では食べられないミールス。
今後、いろんなカレーを提供されるのだろうな…
食べていて、その可能性を感じずにはいられない。
近い将来、京都梅小路までわざわざ行きたい…そう思える日が来るだろう。
Curry DAVA 2023年9月23日 OPEN
【Curry DAVA】
住 所:京都市下京区夷馬場町35−13 MAP
電 話:
営業時間:11:30〜14:30 17:00〜20:00
煙 草:禁煙
定休日:火・水
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のInstagramはコチラ
お店のTwitterはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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今からもう10年前、初めて『nidomi』の店主と会ったときに聞いた言葉を思い出す。
当時の『nidomi』では、欧風カレーとスパイスカレーの両方、そしてハンバーガーも提供されていた。
しかも、どれを食べてもレベルが高かったのだ。
究極のカレー第1回GP獲得など、その後の『nidomi』の活躍は皆さん知っての通り。
そして『nidomi』出身の方が独立したお店も大阪市内にチラホラと。
『nidomi』の店主、Aroaさんのイズムは着々と拡大中。
京都に『nidomi』の姉妹店が誕生!

京都駅からJR嵯峨野線で一駅の「梅小路京都西駅」から徒歩3〜4分。
付近には梅小路公園や京都鉄道博物館もある場所に『nidomi』の姉妹店、
“Curry DAVA”が誕生する。
オープン日は、2023年9月23日だ。
街に馴染んだ雰囲気の建物は、何気なく歩いていると通り過ぎてしまいそうに見える…
しかし、その心配は無用。
近づくに連れてスパイスの香りが漂い、自然と店に引き込まれてしまうかもしれないからだ。

京都らしく派手な看板は無いが、入口には「Curry DAVA」と書かれてあるので間違うことはない。

京都の町家の雰囲気を存分に味わえる店内でゆったりと寛ぐことが出来るのも嬉しい。
まさに、癒やしの空間と言えるのではないだろうか。

店内はカウンターに7席が基本。
小さなお子様連れの場合は、テーブル席も用意されているから安心して食事を楽しむことが出来そうだ。
店主は『nidomi』でAroaさんの右腕として活躍された、あおいさん。
京都で夢を叶えるために、いよいよカウントダウン。
この日は、事前のお披露目会にご招待いただいた。

本日いただけるのはミールススタイルのカレー。
お店のInstagramにも書いてあるように、インド系中心のカレーを提供する。
当面は店主ひとりで切り盛りする予定らしく、基本はセルフスタイルを取られるとのこと。
普通のカレーのように、ご飯を盛ってカレーを掛けるだけ…では出来上がらない「ミールス」。
それをワンオペでされるのはなかなか大変なのでは⁉

そのため、ドリンク類はセルフサービスで冷蔵庫から盛ってきて自己申告となる。
でも、何だかその方がアジアっぽい雰囲気も出るのではないか?
個人的にはそう思う。

カウンターの中で、ミールスが仕上げられていく。
棚の上に乗っかっている、サイドが銅になっているターリーに目が惹きつけられる。
やはり器が美しければ期待感も上がっていく。
香り高く華やか、
旨味満タンのミールス!

すごく丁寧に作り込まれているなぁ…
それが、第一印象。
カレーの中でも、最も美しく仕上げる事が出来るもの、それがミールスだと思う。
ターリー(大皿)の上に、いくつかのカトゥリ(小皿)が乗っかる。
ご飯以外のカレー・アチャール・副菜を全てカトゥリで提供する方法もあるが、それだと慣れていない人は最後までカトゥリの中身をターリーに開けることがなく食べ終わってしまうかもしれない。

Curry DAVAのミールスは、カレー以外のものがご飯に寄り添うように盛られているので、「最後は混ぜ合わせると良いよ!」と、教えてくれているような気持ちになる。
先ずは、Curryを味わってみる。

『Neemaおばさんの南印式バターチキンカレー』
後でメニューを見るまでは、バターチキンカレーとは気が付かなかった。
チキンの旨味がシッカリ出ていて、バターがそれを支えるような感じ…とでも言うのだろうか?
もっとたっぷりと食べたい…そう思わせてくれるのだ。
これならば、バターがキツすぎてモタれた経験がある人でも、違和感なく楽しめると思う。

『豚バラ肉と合挽きミンチのララ』
ララとは…
ひき肉と角切り・スライスの肉などが両方入ったトマトベースのカレーで、西ネパールの「ララジュリーム地域」が語源。
こういう肉の味わい方は本当に面白い。
2種類の肉をトマトの味わいで綺麗にまとめられている。

『ダル(豆カレー)』
日本のカレーではあまり入ることがない「豆」だが、インドのカレーでは一般的な存在だ。
一言で「ダル」と言っても、作る人によって違いが大きく出るのも「ダル」の面白いところ。

インド人シェフがインド人のために作るレストランでは、「ダル」の味わいが凄くシンプルで、慣れない人にとって美味しく感じられないことも珍しくないのだが、Curry DAVAの「ダル」はシンプルな中にも旨味をキッチリと効かせてある。

3種類のカレーと6種類の副菜、そしてご飯。
これらを自由自在に組み合わせて味わいの違いを楽しむ。

カレーをそれぞれ味わったあとは、副菜と組み合わせて楽しむ。
ご飯の上にカレーを掛けて、それを副菜と一緒に楽しむめば、ミールス本来の実力が発揮される。
ダルと紫キャベツのポリヤル、ララとスパイスたまごとゴーヤのアチャール、バターチキンとダルとトマトのチャートサラダ…
その組み合わせは何通りにもなる。
旨味の変化を存分に楽しむ、
それがミールの醍醐味!

カレー、副菜を混ぜ合わせたときの楽しさは、一度味わうとクセになる。
2種類、3種類と混ぜ合わせて食べればその美味さの虜になる。
最後はすべてのカレーと副菜を混ぜ合わせてみる。

混ぜ合わせても雑味はなく、ひとつひとつの旨味が絡み合って時間差でその味わいが開いていく。
『nidomi』店主のAroaさんが称えるだけのことはあって、旨味の組み立てが素晴らしい。
そして、その全体のクォリティの高さは流石だと思う。
他では食べられないミールス。
今後、いろんなカレーを提供されるのだろうな…
食べていて、その可能性を感じずにはいられない。
近い将来、京都梅小路までわざわざ行きたい…そう思える日が来るだろう。
Curry DAVA 2023年9月23日 OPEN
【Curry DAVA】
住 所:京都市下京区夷馬場町35−13 MAP
電 話:
営業時間:11:30〜14:30 17:00〜20:00
煙 草:禁煙
定休日:火・水
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
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