仙台に行くならば、少し足を伸ばして山形へ行ってみませんか?
わざわざ行く価値がある店がありますよ…
春先に仙台に行くことを話したときに教えてもらった店がある。
極上…それも、他店では絶対に味わえないレベルの羊料理が堪能できるというのだ。
山形…
と言っても、山形市内ではない。
山形新幹線で新庄方面へ3駅の村山駅へ。

新幹線…と言っても、在来線と新幹線は同じホームに到着する。

改札口も同じ…
でも、Suicaは新幹線専用。
在来線に乗るのにSuicaを通してしまった人は、駅員さんに申告する必要がある。
村山駅を降りると駅前に店がある…
というわけではない。
ここからはタクシーを利用して約20分ほど走れば、
“ひつじや”に到着する。

飲食店…というよりも、まるでオーベルジュ。
(宿泊は出来ないが…)
『ひつじや』で提供される羊は、全てこの敷地内で飼育されているのだとか。

広大な丘の上でのびのびと羊が飼育されて…
この時間は放牧されていない。

どうやら、向こうの方にサフォークが飼育されている建物があるよう。

お、羊がいた。
のびのびと飼育されているようだ。
ひつじやのHPにはこう書かれてある。
現在、ひつじやでは一週間に1頭分の羊肉を提供させていただいております。
食材の在庫状況によっては臨時休業させていただく場合がございます。
需要がある分だけたくさん肉を提供するのではなく、無理のない範囲で満足できるものだけを提供すると言うスタンス。
だから『ひつじや』の予約は1ヶ月前にならないと受け付けない。
しかも予約は電話でのみで、中々の難易度の高さだ。
でも、『ひつじや』の素晴らしさは、既に知る人ぞ知るほどになっている。
予約を出来た人だけが、
この扉を開くことが出来る。

建物の中は、爽やかな風が吹き抜ける。

この空間の中で極上の羊料理を味わうことが出来るのだ。
楽しめるのは、「ひつじやジンギスカンコース」もしくは「ひつじや羊のフルコース」。
シンプルにジンギスカンが味わいたいならば「ひつじやジンギスカンコース」でも満足できると思うが、折角なので「ひつじや羊のフルコース」を楽しみたい。

但しフルコースを注文するには少しだけ条件がある。
3〜8名で注文することと、ハンドルキーパー以外はナチュラルワインを注文することだ。
もっとも、このコースを注文してワインなし…というのはあまりにも勿体ない。

ナチュラルワインは「最初は白かロゼで…」などと好みを伝えると、値段が違うワインを数本持ってきてくれて、その中から選ぶことが出来る。

スッキリとしながらも旨味がシッカリと乗っているワイン。

先ずは前菜と合わせてじっくりと味わう。
場所柄、車で来る人も少なくないと思うが、これを食べてワインなしって耐えられるのだろうか?

羊のカルパッチョ。
あっさりとした赤みの味わいは癖がなく、まるで鹿を食べているよう…
いや、鹿よりもシルキーな味わい。
羊が苦手な人が言う「羊臭さ」は皆無。
それにしても繊細な味わい。このレベルのものを味わうのは初めてだ。
山伏茸が旨味を引き出す、
羊のコラーゲンスープしゃぶしゃぶ。

鍋一面を覆うのは「ヤマブシダケ」。
森の中での発見が難しく「幻のきのこ」と呼ばれることもあり、中国では「四大山海の珍味」とも呼ばれているのだとか。
鍋に入れるのは山伏茸だけではなく、山形の山の幸もたっぷりと。

鍋といえば白菜やキャベツが定番だが、ここにはその姿はない。
その代わり、今の時期の北東北でしかお目にかかれない「ミズ」も入っている。
※ミズ:赤っぽいコブがついたもの。

この出汁に羊の肉をくぐらせていただく。
自家育成の羊肉とコラーゲンスープ、それに地元の山の幸が満載!
これが期待せずにいられるものか…

スープが湧き上がったので、少しいただいてみる。
あっさりと素朴な旨味を感じる、これが今から肉と野菜、きのこの旨味をどんどん吸収するのかと思うとワクワクしてくる。

更に野菜もたっぷりと。
つまみ食いしたい気持ちを抑えるのが本当に大変…
ちにみに、このミズの実、煮えると小豆色から緑色に変色する。
そういうのを眺めながら待つのもまた楽しい。

いよいよ鍋が煮立って羊肉をサッとしゃぶしゃぶ。
ラムしゃぶは初めてではないけれど、ひつじやのものは別格。
癖がないといえば味気ない。
そうではなく、このラム肉はキチンと味わい深い。
肉だけを食べても美味しいし、野菜と合わせてもキチンとそれを受け止めるパワーがある。

鍋を食べたあとは〆の雑炊…
にはならずに、次はジンギスカン。
その前に、ポテトを。
品種はキタアカリで甘味と旨味が濃厚で、チーズともよく合う。
メインのジンギスカンは、
6種類の肉を食べ比べ!

ドーム型のジンギスカン鍋で、ただ肉を焼くだけではない。
レバー、ハツ、肩ロース、バラなどのいろんな部位の肉を楽しめる。
レバー、初などの肉はサッと炙っていただき、

肩ロース、バラなど脂の旨味を楽しむ部位は、野菜の上で蒸し焼きのようにして楽しむと良いとのこと。

この焼き方って、北海道で教えてもらった焼き方と同じだ。
こうすることによって、肉も野菜も存分に旨味を楽しむことが出来るらしい。
羊の旨味は脂にある…と言われるほど。
その脂を野菜が吸収して、肉も野菜も完全体になる仕組みだ。
そして、タレの旨さも特筆モノ!
もしも販売していたならば、確実に買って帰りたいと思った。
(残念ながら、タレの販売はありませんが)
コラーゲンスープの旨みたっぷり、
〆の羊カレーにドハマり!

鍋…羊のしゃぶしゃぶの旨みたっぷりの出汁はどこに?
そう思っていたら、カレーになって再登場。
しかも、煮込まれた羊肉もシッカリ入っている。
生ハム、カルパッチョ、羊のコラーゲンしゃぶしゃぶ、ジンギスカン、そして羊カレーまで楽しめて。本当に満足できるフルコースだと思う。

デザートには手作りチーズケーキとアイスクリーム。
しっかりと楽しませていただき、ゆったりと流れる時間を堪能させていただいた。
車がなければ中々行けない場所にありながら、連日満席の人気ぶり。
ホンモノを味わうためならば、それくらいは何でも無い…
そんな人が連日訪れているのも納得できる。
機会があれば、ぜひ行ってみるべきだと思います。
1ヶ月前の午前11時、電話予約にトライ!
【ひつじや】
住 所:山形県村山市大字富並4220−15 MAP
電 話:0237-57-2862
営業時間:11:30〜14:30 17:00〜21:00
煙 草:禁煙
定休日:火曜日 ※祝日の場合は営業。
駐車場:あり
お店のHPはコチラ
お店のInstagramはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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わざわざ行く価値がある店がありますよ…
春先に仙台に行くことを話したときに教えてもらった店がある。
極上…それも、他店では絶対に味わえないレベルの羊料理が堪能できるというのだ。
山形…
と言っても、山形市内ではない。
山形新幹線で新庄方面へ3駅の村山駅へ。

新幹線…と言っても、在来線と新幹線は同じホームに到着する。

改札口も同じ…
でも、Suicaは新幹線専用。
在来線に乗るのにSuicaを通してしまった人は、駅員さんに申告する必要がある。
村山駅を降りると駅前に店がある…
というわけではない。
ここからはタクシーを利用して約20分ほど走れば、
“ひつじや”に到着する。

飲食店…というよりも、まるでオーベルジュ。
(宿泊は出来ないが…)
『ひつじや』で提供される羊は、全てこの敷地内で飼育されているのだとか。

広大な丘の上でのびのびと羊が飼育されて…
この時間は放牧されていない。

どうやら、向こうの方にサフォークが飼育されている建物があるよう。

お、羊がいた。
のびのびと飼育されているようだ。
ひつじやのHPにはこう書かれてある。
現在、ひつじやでは一週間に1頭分の羊肉を提供させていただいております。
食材の在庫状況によっては臨時休業させていただく場合がございます。
需要がある分だけたくさん肉を提供するのではなく、無理のない範囲で満足できるものだけを提供すると言うスタンス。
だから『ひつじや』の予約は1ヶ月前にならないと受け付けない。
しかも予約は電話でのみで、中々の難易度の高さだ。
でも、『ひつじや』の素晴らしさは、既に知る人ぞ知るほどになっている。
予約を出来た人だけが、
この扉を開くことが出来る。

建物の中は、爽やかな風が吹き抜ける。

この空間の中で極上の羊料理を味わうことが出来るのだ。
楽しめるのは、「ひつじやジンギスカンコース」もしくは「ひつじや羊のフルコース」。
シンプルにジンギスカンが味わいたいならば「ひつじやジンギスカンコース」でも満足できると思うが、折角なので「ひつじや羊のフルコース」を楽しみたい。

但しフルコースを注文するには少しだけ条件がある。
3〜8名で注文することと、ハンドルキーパー以外はナチュラルワインを注文することだ。
もっとも、このコースを注文してワインなし…というのはあまりにも勿体ない。

ナチュラルワインは「最初は白かロゼで…」などと好みを伝えると、値段が違うワインを数本持ってきてくれて、その中から選ぶことが出来る。

スッキリとしながらも旨味がシッカリと乗っているワイン。

先ずは前菜と合わせてじっくりと味わう。
場所柄、車で来る人も少なくないと思うが、これを食べてワインなしって耐えられるのだろうか?

羊のカルパッチョ。
あっさりとした赤みの味わいは癖がなく、まるで鹿を食べているよう…
いや、鹿よりもシルキーな味わい。
羊が苦手な人が言う「羊臭さ」は皆無。
それにしても繊細な味わい。このレベルのものを味わうのは初めてだ。
山伏茸が旨味を引き出す、
羊のコラーゲンスープしゃぶしゃぶ。

鍋一面を覆うのは「ヤマブシダケ」。
森の中での発見が難しく「幻のきのこ」と呼ばれることもあり、中国では「四大山海の珍味」とも呼ばれているのだとか。
鍋に入れるのは山伏茸だけではなく、山形の山の幸もたっぷりと。

鍋といえば白菜やキャベツが定番だが、ここにはその姿はない。
その代わり、今の時期の北東北でしかお目にかかれない「ミズ」も入っている。
※ミズ:赤っぽいコブがついたもの。

この出汁に羊の肉をくぐらせていただく。
自家育成の羊肉とコラーゲンスープ、それに地元の山の幸が満載!
これが期待せずにいられるものか…

スープが湧き上がったので、少しいただいてみる。
あっさりと素朴な旨味を感じる、これが今から肉と野菜、きのこの旨味をどんどん吸収するのかと思うとワクワクしてくる。

更に野菜もたっぷりと。
つまみ食いしたい気持ちを抑えるのが本当に大変…
ちにみに、このミズの実、煮えると小豆色から緑色に変色する。
そういうのを眺めながら待つのもまた楽しい。

いよいよ鍋が煮立って羊肉をサッとしゃぶしゃぶ。
ラムしゃぶは初めてではないけれど、ひつじやのものは別格。
癖がないといえば味気ない。
そうではなく、このラム肉はキチンと味わい深い。
肉だけを食べても美味しいし、野菜と合わせてもキチンとそれを受け止めるパワーがある。

鍋を食べたあとは〆の雑炊…
にはならずに、次はジンギスカン。
その前に、ポテトを。
品種はキタアカリで甘味と旨味が濃厚で、チーズともよく合う。
メインのジンギスカンは、
6種類の肉を食べ比べ!

ドーム型のジンギスカン鍋で、ただ肉を焼くだけではない。
レバー、ハツ、肩ロース、バラなどのいろんな部位の肉を楽しめる。
レバー、初などの肉はサッと炙っていただき、

肩ロース、バラなど脂の旨味を楽しむ部位は、野菜の上で蒸し焼きのようにして楽しむと良いとのこと。

この焼き方って、北海道で教えてもらった焼き方と同じだ。
こうすることによって、肉も野菜も存分に旨味を楽しむことが出来るらしい。
羊の旨味は脂にある…と言われるほど。
その脂を野菜が吸収して、肉も野菜も完全体になる仕組みだ。
そして、タレの旨さも特筆モノ!
もしも販売していたならば、確実に買って帰りたいと思った。
(残念ながら、タレの販売はありませんが)
コラーゲンスープの旨みたっぷり、
〆の羊カレーにドハマり!

鍋…羊のしゃぶしゃぶの旨みたっぷりの出汁はどこに?
そう思っていたら、カレーになって再登場。
しかも、煮込まれた羊肉もシッカリ入っている。
生ハム、カルパッチョ、羊のコラーゲンしゃぶしゃぶ、ジンギスカン、そして羊カレーまで楽しめて。本当に満足できるフルコースだと思う。

デザートには手作りチーズケーキとアイスクリーム。
しっかりと楽しませていただき、ゆったりと流れる時間を堪能させていただいた。
車がなければ中々行けない場所にありながら、連日満席の人気ぶり。
ホンモノを味わうためならば、それくらいは何でも無い…
そんな人が連日訪れているのも納得できる。
機会があれば、ぜひ行ってみるべきだと思います。
1ヶ月前の午前11時、電話予約にトライ!
【ひつじや】
住 所:山形県村山市大字富並4220−15 MAP
電 話:0237-57-2862
営業時間:11:30〜14:30 17:00〜21:00
煙 草:禁煙
定休日:火曜日 ※祝日の場合は営業。
駐車場:あり
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