日本の空港には愛称がついているところがいくつかある。
例えば高知空港は『高知龍馬空港』や『宮崎ブーゲンビリア空港』のように。
先日降り立った、山形空港にも愛称がついている。
『おいしい山形空港』
直球ど真ん中である。
『おいしい』…
日本各地の空港で愛称がついている空港はいくつかあるけれど、だいたいみんな名詞が冠されている。
縁結び、桃太郎、オホーツク、コウノトリ、やまねこ、阿波おどり、鬼太郎…
でも、山形空港は『おいしい』。
あ、もうひとつあった!
同じ山形県にある庄内空港も。
こちらも『おいしい庄内空港』。
2つある山形県にある空港2つともが『おいしい』のである。
山形はどれだけ『おいしい』のか⁉
先日お邪魔させていただいた「ひつじや」の美味しさは半端ではなかった。
そしてもう1軒、山形駅から2kmほどの場所にある、ハムにこだわったイタリアンレストラン、
“IL COTECHINO(イルコテキーノ)”のこだわりも半端ではなかった。

ここも予約の取れない人気の店。
「ひつじや」と同じく、予約は1ヶ月前から電話でのみ。
料理は5,280円(税込)のコースのみなのだが、これが想像を超えた内容となっている。

扉を開ければ、前室が有りそこに本や道具が並べられている。
左の扉の中はワインセラー。
ボトルを注文すると、そこに案内していただけ、説明を受けながらワインを選ぶことが出来る。
そして、正面の扉を開ければ店内へ。
想像以上に明るく朗らかな雰囲気に包まれている。
案内していただいたのは店内奥のテーブル席。
テーブルの横にはウォークイン冷蔵庫があり、中には自家製のハムがズラリと並ぶ。

札幌でお邪魔させていただいた「パルコフィエラ」も凄かったが、こちらも負けていない。
ハムへのこだわりがヒシヒシと伝わってくるのだ。
「ハムが本当にたくさん出ますよ!
店主はこだわりが凄くて変態(良い意味での)ですが、お店のスタッフの方はみんなフレンドリー。
楽しんでくださいね〜」
山形駅前の焼鳥店で知り合った地元の方はそう語っていた。
ハムへのこだわり…見てすぐに分かった。
みんなフレンドリー…本当にその通り。
本当にたくさん出ますよ…それも本当だった。
どれくらい出たのかを、これからご紹介。

前菜の盛合せは、予想外にPOPな感じ。
イタリア国旗、メロンアイスの容器など遊び心が旺盛!

もちろん中身はメロンアイスではない。
こういう料理が出てくれば、欠かせないのがワイン。

セラーに行って予算を伝えれば、何種類か提案していただける。
もちろん、1本で終わるはずがないのだが…

メインディッシュのハムの盛合せが来る前に、「本日のハム盛り合わせ」と書かれた写真入りの説明書きが手渡される。
加熱系が8種類と非加熱系(生ハム)が7種類。
それにしてもカラフルだ。
赤やピンクはもちろん黄色やオレンジ色…本当に青いハムなんてあるのか⁉
種類とボリュームに感動!
これがホンモノのハムなのか…

事前に「本日のハム盛り合わせ」と書かれたものを渡され、ある程度予想していたものの、実物が出てきたときには、しばし言葉が出てこなかった。
10人前とかではなく、これで4人前である。

黄色いハムも青いハムも本当にある。
ちなみに黄色いハムは、豚タン・バナナ・カルダモンが使われ、青いハムはプロシュット・ラベンダーが使われている。
加熱系のハムはその食感と素材の個性と肉のマリアージュを楽しみ、非加熱系のハムは使われている部位によっての味わいの違い、旨味を存分に楽しむことが出来る。
思いっきりハムを楽しめる…
そんなイメージに見えるが、たくさんの種類を提供されるものの1枚ずつなので、じっくりとその個性を楽しみたいものである。

肉を食べたら野菜も…
そんな思いか、「たっぷり野菜のバーニャカウダ」もハムとほぼ同時に提供される。
ハムを楽しみ、野菜で一旦リセット。
そしてまたフレッシュな気持ちでハムを楽しむ。
たくさんのハムを楽しめるような工夫もなされているのが本当に嬉しい。
もっちり食感のニョッコフリットに
ハムの旨味が冴え渡る!

もちもちの食感の揚げパンにハムを乗せた「ニョッコフリット」。
またハム⁉…と、思うなかれ。
ハムをそのまま食べたときとは全く違う味わいを感じることが出来るのだ。
美味しいハムだけではなく、こうやって食べればもっと美味しいをも提案していただけるのは本当に楽しい。

ハムを楽しんだあとは、パスタが提供される。
詰め物パスタ、ショートパスタ、ロングパスタのいずれかから選ぶことが出来る。
4人で訪れたので、2種類を注文してもOKとのこと。
選んだのは…

「自家製ビゴリ ボロニェーゼソース」
たっぷりのペコリーノチーズが掛けられた、肉の旨味を存分に味わえるロングパスタ。
もちもちの食感がたまらなく心地よく、もっとたくさん食べたい衝動に駆られる。

「自家製ズィーティ フレッシュトマトソース」
トマトの旨味を存分に引き出したフレッシュで濃厚なソースが特徴。
チーズとの相性の良さも特筆モノ!

デザートを味わいながら、仲間とハムの感想を話し合うのもまた楽しい。
プリンの上にさくらんぼをあしらい、「おいしい山形」をさりげなく表現しているのもまた良いものだ。
ハムで勝負しよう…
そう思い、イルコテキーノをオープンさせたのだという。
でも、ハムばかりを何種類も出していて、ずっとスライサーでハムを切ってばかりいるように見られ、「こんなの料理じゃない!」と言われた過去もあるのだという。
今では、そんな事を言う人はいない。
みんなイルコテキーノのハムを求めて予約を取るのだ。
自家製ハムの種類は60種類を超えるという。
とても、1度や2度では味わいきれない。
そしてまた山形に、イルコテキーノに来たくなる。
『おいしい山形』は本当だった。
機会があれば是非!
【イルコテキーノ(IL COTECHINO)】
住 所:山形市あこや町2−1−28 MAP
電 話:023-664-0765
営業時間:18:00〜23:00(L.O.21:30)
煙 草:禁煙
定休日:水曜日
駐車場:あり(お店の裏に10台分)
お店のHPはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね!
Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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例えば高知空港は『高知龍馬空港』や『宮崎ブーゲンビリア空港』のように。
先日降り立った、山形空港にも愛称がついている。
『おいしい山形空港』
直球ど真ん中である。
『おいしい』…
日本各地の空港で愛称がついている空港はいくつかあるけれど、だいたいみんな名詞が冠されている。
縁結び、桃太郎、オホーツク、コウノトリ、やまねこ、阿波おどり、鬼太郎…
でも、山形空港は『おいしい』。
あ、もうひとつあった!
同じ山形県にある庄内空港も。
こちらも『おいしい庄内空港』。
2つある山形県にある空港2つともが『おいしい』のである。
山形はどれだけ『おいしい』のか⁉
先日お邪魔させていただいた「ひつじや」の美味しさは半端ではなかった。
そしてもう1軒、山形駅から2kmほどの場所にある、ハムにこだわったイタリアンレストラン、
“IL COTECHINO(イルコテキーノ)”のこだわりも半端ではなかった。

ここも予約の取れない人気の店。
「ひつじや」と同じく、予約は1ヶ月前から電話でのみ。
料理は5,280円(税込)のコースのみなのだが、これが想像を超えた内容となっている。

扉を開ければ、前室が有りそこに本や道具が並べられている。
左の扉の中はワインセラー。
ボトルを注文すると、そこに案内していただけ、説明を受けながらワインを選ぶことが出来る。
そして、正面の扉を開ければ店内へ。
想像以上に明るく朗らかな雰囲気に包まれている。
案内していただいたのは店内奥のテーブル席。
テーブルの横にはウォークイン冷蔵庫があり、中には自家製のハムがズラリと並ぶ。

札幌でお邪魔させていただいた「パルコフィエラ」も凄かったが、こちらも負けていない。
ハムへのこだわりがヒシヒシと伝わってくるのだ。
「ハムが本当にたくさん出ますよ!
店主はこだわりが凄くて変態(良い意味での)ですが、お店のスタッフの方はみんなフレンドリー。
楽しんでくださいね〜」
山形駅前の焼鳥店で知り合った地元の方はそう語っていた。
ハムへのこだわり…見てすぐに分かった。
みんなフレンドリー…本当にその通り。
本当にたくさん出ますよ…それも本当だった。
どれくらい出たのかを、これからご紹介。

前菜の盛合せは、予想外にPOPな感じ。
イタリア国旗、メロンアイスの容器など遊び心が旺盛!

もちろん中身はメロンアイスではない。
こういう料理が出てくれば、欠かせないのがワイン。

セラーに行って予算を伝えれば、何種類か提案していただける。
もちろん、1本で終わるはずがないのだが…

メインディッシュのハムの盛合せが来る前に、「本日のハム盛り合わせ」と書かれた写真入りの説明書きが手渡される。
加熱系が8種類と非加熱系(生ハム)が7種類。
それにしてもカラフルだ。
赤やピンクはもちろん黄色やオレンジ色…本当に青いハムなんてあるのか⁉
種類とボリュームに感動!
これがホンモノのハムなのか…

事前に「本日のハム盛り合わせ」と書かれたものを渡され、ある程度予想していたものの、実物が出てきたときには、しばし言葉が出てこなかった。
10人前とかではなく、これで4人前である。

黄色いハムも青いハムも本当にある。
ちなみに黄色いハムは、豚タン・バナナ・カルダモンが使われ、青いハムはプロシュット・ラベンダーが使われている。
加熱系のハムはその食感と素材の個性と肉のマリアージュを楽しみ、非加熱系のハムは使われている部位によっての味わいの違い、旨味を存分に楽しむことが出来る。
思いっきりハムを楽しめる…
そんなイメージに見えるが、たくさんの種類を提供されるものの1枚ずつなので、じっくりとその個性を楽しみたいものである。

肉を食べたら野菜も…
そんな思いか、「たっぷり野菜のバーニャカウダ」もハムとほぼ同時に提供される。
ハムを楽しみ、野菜で一旦リセット。
そしてまたフレッシュな気持ちでハムを楽しむ。
たくさんのハムを楽しめるような工夫もなされているのが本当に嬉しい。
もっちり食感のニョッコフリットに
ハムの旨味が冴え渡る!

もちもちの食感の揚げパンにハムを乗せた「ニョッコフリット」。
またハム⁉…と、思うなかれ。
ハムをそのまま食べたときとは全く違う味わいを感じることが出来るのだ。
美味しいハムだけではなく、こうやって食べればもっと美味しいをも提案していただけるのは本当に楽しい。

ハムを楽しんだあとは、パスタが提供される。
詰め物パスタ、ショートパスタ、ロングパスタのいずれかから選ぶことが出来る。
4人で訪れたので、2種類を注文してもOKとのこと。
選んだのは…

「自家製ビゴリ ボロニェーゼソース」
たっぷりのペコリーノチーズが掛けられた、肉の旨味を存分に味わえるロングパスタ。
もちもちの食感がたまらなく心地よく、もっとたくさん食べたい衝動に駆られる。

「自家製ズィーティ フレッシュトマトソース」
トマトの旨味を存分に引き出したフレッシュで濃厚なソースが特徴。
チーズとの相性の良さも特筆モノ!

デザートを味わいながら、仲間とハムの感想を話し合うのもまた楽しい。
プリンの上にさくらんぼをあしらい、「おいしい山形」をさりげなく表現しているのもまた良いものだ。
ハムで勝負しよう…
そう思い、イルコテキーノをオープンさせたのだという。
でも、ハムばかりを何種類も出していて、ずっとスライサーでハムを切ってばかりいるように見られ、「こんなの料理じゃない!」と言われた過去もあるのだという。
今では、そんな事を言う人はいない。
みんなイルコテキーノのハムを求めて予約を取るのだ。
自家製ハムの種類は60種類を超えるという。
とても、1度や2度では味わいきれない。
そしてまた山形に、イルコテキーノに来たくなる。
『おいしい山形』は本当だった。
機会があれば是非!
【イルコテキーノ(IL COTECHINO)】
住 所:山形市あこや町2−1−28 MAP
電 話:023-664-0765
営業時間:18:00〜23:00(L.O.21:30)
煙 草:禁煙
定休日:水曜日
駐車場:あり(お店の裏に10台分)
お店のHPはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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