やっぱりそばは旨い
通勤途中にサッと立ち寄り、空腹を満たしてくれる「立ち食いそば」。
かけそば、天ぷらそば、きつねそば、月見そば…
いろんな種類あのそばがあるけれど、何処で食べてもそんなに変わらない…
そう思う方も少なくないと思うが、じっくり味わってみると店によっての個性がかなり違うことに気がつく。
富士そば、小諸そば、ゆで太郎などのチェーン系、
箱根そば、えきめんや、しぶそば、めとろ庵などの電鉄系などでも、それぞれの個性があるから面白い。
そして、もっと面白いのが独立系。
いわゆる個人営業の立ち食いそば店だ。
中でも変態的(良い意味味での)な個性を持つのが、
小伝馬町にある“田そば(Densoba)”。

一見、どこの街角にでもあるような立ち食いそばの店。
少し変わったところ…外観から見れば、水曜日と金曜日には自家製のカレーの提供があるくらいのこと。

店内は、5人が入れば満席になる小さな店。
でも、こちらの店のそばは他店とはちょっと違う。
店内に貼られた「本物。」と書かれた鰹節のポスターがそれを静かに語っている。

確かに、他店に比べると「田そば」のそばは少し高価だ。
「かけそば」で550円、「もりそば」は600円。
限定メニューではあるが「松茸そば」は2,800円と、立ち食いそばに来たことを忘れさせてくれる。
ちなみに「天ぷらそば」は天ぷらを選ぶことが出来る。

「春菊天」、「紅生姜天」、「小エビ天」、「鯛ちくわ天」、「鯛ちくわ納豆天」。
天ぷらそばの食券を購入し、手渡すときに好きな天ぷらをお願いすればOKだ。
だが、そんな『田そば』が2023年10月末で閉店してしまう。

入居する建物が解体されてしまうため…とこのこと。
この告知には、田そばファンはみんな驚いたことだろう。
と、同時に「絶対にまたどこかで復活するはず…」との思いも確実に抱きながら…
もしかしたら、この日が最後かも…
そんな思いを持ちながら、そばの食券を購入する。
今まで食べてきたもので、一番印象に残ったものを…
と、思いきや、気がつけば食べたことがないメニューを選んでいた。
ある意味、海の幸満タン!
「磯風味そば」で田そばを満喫。

実はこのメニュー、初体験。
「花巻そば」は食べたことがあるのだが、そこに三陸わかめを加えたものは初めて。
注文してみたら、丼の上一面が磯の香りに支配されてしまった。
いくら何でも、それはやり過ぎ…
と思い、春菊天を追加で注文し、少し華を添えてみた…

つもりが、丼の上は緑一色…まさに、オールグリーンである。
(麻雀であれば役満なのだが…)
さぞ、つゆも磯の香りに支配されて…
と思いきや、シッカリと出汁の旨味を効かせてくる。
このあたりは流石に田そばの仕事だ。

蕎麦は香りと喉越しがよく、噛みしめるとシッカリ旨味を感じることが出来る。
つゆの味わいにも具材の存在にも負けることがないのだ。
その当たりはきっちりと計算されているのがよく分かる。

カウンターの上に置かれている、七味、一味、金のすりだね(辛)。
後半はこの「金のすりだね」を入れて楽しむ。

これが実に田そばの蕎麦によく合うのだ。
おそらく、つゆとの相性を研究し尽くして作られたものだと思う。
これを食べれば「あぁ、田そばに来て食べているなぁ…」と、実感できる逸品だと思う。
今までに「田そば」で食べた逸品たち。

『天せいろ(春菊天)』
冷たいそばが持つ、コシ、喉越しを存分に味わうことが出来、温かいつゆに浸った天ぷらの馴染み…天ぷらそばでしか味わえないはずの旨味を両方楽しめる、ちょっとオトクな蕎麦。
ある意味、田そばのポテンシャルの高さをシッカリと楽しめるメニューではなかろうか。

『せりそば』
せりの根っこの美味さを、東京で楽しむことが出来る、季節限定のそば。
シャキシャキの食感のせりを、旨味満タンのつゆで包み込み、そばの喉越しでその余韻に浸る。
信じられないことに、ここは立ち食いそば店…である。

『なめこそば』
朝7:00に950円のそば。
しかも、立ち食いである…
それだけを語れば「アホか…」と、呆れられそうだが、この大きさのなめこが「これでもかっ!」というくらいに乗っかっていれば、それも有りだろう。
ひと口啜ると、口の中一杯に旨味が広がり支配される。
その旨味は、枕崎産の本枯節をふんだんに使ったつゆの旨味と調和し、その余韻は長く続く。

『天ぷらそば(小エビ)』
「田そば、美味しいですよ! 一度行ってみて下さい」
教えられて、初めて食べに行ったときに注文したのがこれ。
先ず、つゆの美味しさに驚いたのを鮮明に覚えている。
ハッキリ言って衝撃だった、これが、立ち食いそばの魅力に目覚めたきっかけかもしれない。

『金曜日のチキンカレー』
水曜日と金曜日はカレーが提供される。
蕎麦屋の出汁が効いたカレー…ではなく、本気のインドカレーである。
辛さは控えめで旨味推し。
チキンは柔らかく煮込まれている。
薬味で味に変化を加えながら食べると、かなり楽しい。
後半は、そばのつゆと合わせながら楽しむのもオススメ。

『冷かけすだちそば』
つゆをひと口…
鰹の旨味と一緒に、すだちの爽やかな酸味が口の中に広がる。
薄くスライスされている酢橘は、そのまま食べても良いし、浮かべておくだけでも爽やかな香りとサッパリとした味わいを感じさせてくれる。
こんな立ち食いそば店、如何でしょうか?
並んででも食べたくなるでしょ⁉
まだ間に合う方は、是非とも!
この店と出会えたことに感謝。
【田そば】
住 所:東京都中央区小伝馬町3−7 MAP
電 話:
営業時間:11:30〜15:00
煙 草:禁煙
定休日:土・日・祝
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のInstagramはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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通勤途中にサッと立ち寄り、空腹を満たしてくれる「立ち食いそば」。
かけそば、天ぷらそば、きつねそば、月見そば…
いろんな種類あのそばがあるけれど、何処で食べてもそんなに変わらない…
そう思う方も少なくないと思うが、じっくり味わってみると店によっての個性がかなり違うことに気がつく。
富士そば、小諸そば、ゆで太郎などのチェーン系、
箱根そば、えきめんや、しぶそば、めとろ庵などの電鉄系などでも、それぞれの個性があるから面白い。
そして、もっと面白いのが独立系。
いわゆる個人営業の立ち食いそば店だ。
中でも変態的(良い意味味での)な個性を持つのが、
小伝馬町にある“田そば(Densoba)”。

一見、どこの街角にでもあるような立ち食いそばの店。
少し変わったところ…外観から見れば、水曜日と金曜日には自家製のカレーの提供があるくらいのこと。

店内は、5人が入れば満席になる小さな店。
でも、こちらの店のそばは他店とはちょっと違う。
店内に貼られた「本物。」と書かれた鰹節のポスターがそれを静かに語っている。

確かに、他店に比べると「田そば」のそばは少し高価だ。
「かけそば」で550円、「もりそば」は600円。
限定メニューではあるが「松茸そば」は2,800円と、立ち食いそばに来たことを忘れさせてくれる。
ちなみに「天ぷらそば」は天ぷらを選ぶことが出来る。

「春菊天」、「紅生姜天」、「小エビ天」、「鯛ちくわ天」、「鯛ちくわ納豆天」。
天ぷらそばの食券を購入し、手渡すときに好きな天ぷらをお願いすればOKだ。
だが、そんな『田そば』が2023年10月末で閉店してしまう。

入居する建物が解体されてしまうため…とこのこと。
この告知には、田そばファンはみんな驚いたことだろう。
と、同時に「絶対にまたどこかで復活するはず…」との思いも確実に抱きながら…
もしかしたら、この日が最後かも…
そんな思いを持ちながら、そばの食券を購入する。
今まで食べてきたもので、一番印象に残ったものを…
と、思いきや、気がつけば食べたことがないメニューを選んでいた。
ある意味、海の幸満タン!
「磯風味そば」で田そばを満喫。

実はこのメニュー、初体験。
「花巻そば」は食べたことがあるのだが、そこに三陸わかめを加えたものは初めて。
注文してみたら、丼の上一面が磯の香りに支配されてしまった。
いくら何でも、それはやり過ぎ…
と思い、春菊天を追加で注文し、少し華を添えてみた…

つもりが、丼の上は緑一色…まさに、オールグリーンである。
(麻雀であれば役満なのだが…)
さぞ、つゆも磯の香りに支配されて…
と思いきや、シッカリと出汁の旨味を効かせてくる。
このあたりは流石に田そばの仕事だ。

蕎麦は香りと喉越しがよく、噛みしめるとシッカリ旨味を感じることが出来る。
つゆの味わいにも具材の存在にも負けることがないのだ。
その当たりはきっちりと計算されているのがよく分かる。

カウンターの上に置かれている、七味、一味、金のすりだね(辛)。
後半はこの「金のすりだね」を入れて楽しむ。

これが実に田そばの蕎麦によく合うのだ。
おそらく、つゆとの相性を研究し尽くして作られたものだと思う。
これを食べれば「あぁ、田そばに来て食べているなぁ…」と、実感できる逸品だと思う。
今までに「田そば」で食べた逸品たち。

『天せいろ(春菊天)』
冷たいそばが持つ、コシ、喉越しを存分に味わうことが出来、温かいつゆに浸った天ぷらの馴染み…天ぷらそばでしか味わえないはずの旨味を両方楽しめる、ちょっとオトクな蕎麦。
ある意味、田そばのポテンシャルの高さをシッカリと楽しめるメニューではなかろうか。

『せりそば』
せりの根っこの美味さを、東京で楽しむことが出来る、季節限定のそば。
シャキシャキの食感のせりを、旨味満タンのつゆで包み込み、そばの喉越しでその余韻に浸る。
信じられないことに、ここは立ち食いそば店…である。

『なめこそば』
朝7:00に950円のそば。
しかも、立ち食いである…
それだけを語れば「アホか…」と、呆れられそうだが、この大きさのなめこが「これでもかっ!」というくらいに乗っかっていれば、それも有りだろう。
ひと口啜ると、口の中一杯に旨味が広がり支配される。
その旨味は、枕崎産の本枯節をふんだんに使ったつゆの旨味と調和し、その余韻は長く続く。

『天ぷらそば(小エビ)』
「田そば、美味しいですよ! 一度行ってみて下さい」
教えられて、初めて食べに行ったときに注文したのがこれ。
先ず、つゆの美味しさに驚いたのを鮮明に覚えている。
ハッキリ言って衝撃だった、これが、立ち食いそばの魅力に目覚めたきっかけかもしれない。

『金曜日のチキンカレー』
水曜日と金曜日はカレーが提供される。
蕎麦屋の出汁が効いたカレー…ではなく、本気のインドカレーである。
辛さは控えめで旨味推し。
チキンは柔らかく煮込まれている。
薬味で味に変化を加えながら食べると、かなり楽しい。
後半は、そばのつゆと合わせながら楽しむのもオススメ。

『冷かけすだちそば』
つゆをひと口…
鰹の旨味と一緒に、すだちの爽やかな酸味が口の中に広がる。
薄くスライスされている酢橘は、そのまま食べても良いし、浮かべておくだけでも爽やかな香りとサッパリとした味わいを感じさせてくれる。
こんな立ち食いそば店、如何でしょうか?
並んででも食べたくなるでしょ⁉
まだ間に合う方は、是非とも!
この店と出会えたことに感謝。
【田そば】
住 所:東京都中央区小伝馬町3−7 MAP
電 話:
営業時間:11:30〜15:00
煙 草:禁煙
定休日:土・日・祝
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
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