中華。
ガッツリ食べて、シッカリ満腹。
そんな一面があると思えば、素材の旨味を十二分に引き出し、火の力の恩恵を受けて仕上げる極上の料理な一面もある。
世界三大料理でもある『中華料理』の懐は想像以上に広かった。

今回お邪魔させていただいた店は、下町の町中華でもなければ、丸い回転テーブルがあるような店でもない。
店の前を通りかかっただけでは、もしかしたら中華の店だと気が付かないかもしれない。

     IMG_7192
“花梨と小虎”
それがこの店の名前だ。
場所は、井の頭線の三鷹台駅から徒歩2〜3分の場所。
と言っても、駅前の喧騒感の中にあるのではなく、帰宅途中の道にポツンと存在する感じだ。

    IMG_7222
ゆったりと外を眺めながら寛いでもいいし、カウンターに座り店主とのコミュニケーションを楽しむもよし。
センスの良い店内の雰囲気は、そこに居るだけでも癒やされる。

   IMG_7196
壁に目をやると「本日のおすすめ」と書かれた黒板が目に入って来る。
冷菜5種、温菜6種、そして甘味。
黒板メニューだけでも充分にトキメクものがある。

  IMG_7204
そして、このメニューの中には更なる本気の世界が待っていた。

    menu1
冷菜、肉料理、海鮮料理、汁物…

  menu2
炒飯、麺、月替りの料理と様々な料理がズラリと並んでいる。
ここまでくれば、自らの直感と判断力を試されているのではないか…という気持ちにさえなってくる。

9種の前菜にワクワクが止まらない!
  IMG_7197
先ずは『今月の冷菜9種盛り』
眺めているだけでもワクワクする。
それぞれをじっくり味わい、それに酒を合わせて楽しむ。

   IMG_7221
ドラゴンハイボールを軽く合わせてみるのも良いし、日本酒を合わせても面白い。
中華料理の店だけれど、日本酒も良いのが揃っているのも嬉しいところ。

  IMG_7200
黒ソイの刺身黒酢生姜ソース、天然ブリの刺身葱辛味噌かけなど、刺身もこんな感じで提供される。
良い素材を自由自在にコントロールしているのがよく分かる。

  IMG_7223
『台湾ピータンと豆苗入り玉子焼き』
たかが玉子焼き、されど玉子焼き。
玉子焼きを軽く見てはいけないと言う良いお手本。
ひとくち食べて、思わず仲間と顔を見合わせる。
そして、無言で箸がのびて気がつけば完食。

   IMG_7225
『カツオとレンコンの春巻き(四川豆板醤味)』
出来立て熱々!
急いで食べたい気持ちは分かるが、そこは慌てずに。

   IMG_7229
たっぷりと入った旨味満タンのカツオとレンコン。
豆板醤風味といえば、辛いのかな…と、思う方も少なくないと思うが、これは完全に旨味みが勝っている。
その味わいにインパクトをもたせるための豆板醤という感じだ。

   IMG_7230
カウンターの奥が厨房になっていて、そこで料理が仕上げられていく。
眼の前で仕上げられる…ではないが、逆にその方が期待感が増す。
鍋を振る音、「ジュワァ〜」と言う音が聞こえてきて、ワクワクが止まらない。

常識を覆す『黄色い海老チリ』
  IMG_7234
『海老の黄色いチリソース煮』
自由な発想にも程がある。
海老チリ=赤。
これは誰もが思うこと。
でも、この海老チリはご覧の通り。
食べてみれば、疑う余地もないほどに「海老チリ」。
しかも、海老の旨味がキッチリと生かされているから小躍りしそうになってしまう。

   IMG_7237
日本のクラフトジン「KIKKA JIN」を合わせて楽しんでみる。
「ソーダ割りで…」とお願いしてみたが、「香りとかが分かりにくくなりますよ」とのことだったので、水割りでいただく。
アドバイス通り、このジンの香り、味わいがよく引き立つ。
ジン=ソーダ割り…の先入観はNG。
かなり満足度が高い。

   IMG_7239
『海老の焼きそば』
麺は〆…とは限らない。
素材と寄り添うような感じで、麺の美味さがきちんと感じられる。
というか、想像以上に麺が美味いぞ!

   IMG_7244
『名古屋コーチンの熱々葱油かけ麺』
名古屋コーチンの旨味が素晴らしい!
シンプルに見えるがその味わいは複雑で、いつまでも食べていたくなる。

   IMG_7243
白酒。
以前、間違った飲み方をして、強烈は翌日を迎えてからは控えていたが、あれって飲み方だけではなかったのだと実感。
水で割り、正しい飲み方をすればこんなにも美味しい。
というか、モノが違うのかもしれない。
上品な旨味と甘味は料理の味わいをより一層引き立ててくれる。

  IMG_7246
『汁なし担々麺』
まだ食べるか…と、呆れられそうだが、完全にハマってしまった。
料理の旨味はもちろんだが、麺が相当美味いのだ。
汁なし担々麺の痺れ、辛味を白酒の甘味と味わいと合わせるのが本当に楽しい。

   IMG_7248
『杏仁豆腐 干し無花果のシロップ煮のせ』
これに合わせてお酒を…と、言いそうになったが、それは次回のお楽しみに。
自由な発想の中華と酒のマリアージュは、とても一度きりでは味わい尽くせない。
都心からは少し離れているが、わざわざ行く価値あり!
ここは是非リピートさせていただいたいと思います。




【花梨と小虎】
住 所:東京都三鷹市井の頭1−31−16    MAP
電 話:0422-77-6948
営業時間:11:30〜14:00(L.O.13:30) ※土日祝は、〜15:00(L.O.14:00)
     17:30〜22:00(L.O.21:00) 
煙 草:禁煙
定休日:月・火(不定休あり)
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)

お店のHPはコチラ
お店のInstagramはコチラ
お店のFacebookはコチラ
お店のTwitterはコチラ

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


Instagramでも情報発信中!     Follow me!! 


美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね! 
        Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com     






  ポチッと、押してやってくださいな!   →     
グルメランキング                      にほんブログ村 グルメブログへ 
にほんブログ村