欧風カレーか、スパイスカレーか。
人によって好みは分かれるようだ。

カレーはやはり、深い旨味がないといけない。
もっと言えば、ひと晩寝かせたカレーが最高だ!
一見、具材が何も入っていないように見えるが、実は全てルーの中に溶け込んで…
そういうのが最高。
これは、欧風カレー派の意見。

目の前にお皿が運ばれてくるだけで、立ち上がるスパイスの香りがたまらない。
サラッとしていて、口の中で香りと味わいが弾ける!
一口食べればスプーンが止まらなくなる、一度食べればまたすぐにでも食べたくなる。
ちょっと麻薬チックな魅力があるのかもしれない。
肉だけではなく、シーフードも野菜もすべての旨味が融合するのが素晴らしい!
こっちは、スパイスカレー派の話。

それにしても、日本ではいろんなカレーが楽しめる。
では、インド料でも欧風料理の出ないカレーはどうだろうか⁉

古き良き、癒やしの空間でまさかの体験。
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東急目黒線と大井町線の「大岡山駅」から歩いて10分少々。
住宅地の中にポツンとある蕎麦の店“朝日屋”
ここのカツカレーが美味しいと、教えていただた。

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どこか懐かしさを感じる、落ち着いた雰囲気の店内。
おそらく昔から変わらない、ここに来れば嫌なことも忘れてしまう、そんな癒やしの空間なのだろう。

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今日はアッサリと『もりそば』にしようか、それとも少し豪華に『かつ丼』も付けようか…
そんな感じでメニューを見上げる人の姿が目に浮かぶ。

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メニューはテーブルの上にも置いてあるから、手にとってじっくりと選ぶことも出来る。
もり、かけ、天ぷら、鳥なんばん。
あ…おかめそばがある!

『おかめそば』
蝶形に結んた湯葉を両目に、三つ葉を鼻に、両頬を二枚のなると、口をかまぼこに見立てて蕎麦の上に飾り、蓋を開けたときにおかめが出てくるという、江戸っ子らしい粋なそばと言われたもの。
かつては、酉の市などで好まれていたのだとか。

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その他、一品物、ラーメンなどもあって、そば屋というよりも、地元の愛される食堂といった感じのラオンナップだ。
当然ここでは、『おかめそば』にするか『天ぷらそば』にしようかと迷うのが正解っぽいが…

媚びない味わい、
    そば屋自慢のカツカレー!

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カレー南ばんではなく、『カツカレー』を迷うことなくお願いした。
初めて来る店で、しかもそば屋で『カツカレー』。
周りのお客さんも「え⁉」って振り返りそうな感じがするかもしれないが、意外にもここでカツカレーを注文する人は少なくなかった。

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肉や野菜の旨味がじっくり溶け込んで甘みがじわりと…ではない、ストレートに旨味が来るカレー。
媚びた味わいではなく、ドヤ顔のカレー。
言わば、直球ストレートの美味さが光るカツカレーだ。

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肉の旨味を感じる事が出来る厚みも嬉しい。
シッカリ目の衣がカレーと馴染んで、丁度良い食感になる。
この旨味はそば屋のカツカレーを食べるときだけの特権なのかもしれない。

専門店では食べる事が出来ない味わいのカレー。
何度か通って、たまにはカツカレーでも…が、もしかしたら正解なのかもしれない。
が、ここはあえてカツカレー。
そうすれば、普段出会うことがないものに出会えるかも。
機会があれば、是非とも!

  

【朝日屋】
住 所:東京都目黒区大岡山1−31−35    MAP
電 話:03-3723-6250
営業時間:11:00〜20:00 
煙 草:禁煙
定休日:火曜日
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)




※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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