ブラックラーメンというものを食べたことがあるだろうか?
漆黒…と言っても過言ではないほど黒いスープ。
その黒さは、まるで醤油の中に麺が浸っていると思えるくらいだ。
黒いラーメンと言っても、実際に食べてみれば黒いスープからは想像できないくらいにアッサリと食べられる?
実際にそういうラーメンは多い。
見た目は黒くても、スープまで飲み干せるほどの味わい。
でも、「西町大喜」は本気だ!

西町大喜は、富山ブラックの老舗。(画像は、本店)
半世紀以上前、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを出していた。
白飯のおかずに食べる中華そば…それが、西町大喜が出していた富山ブラックだ。
ここ、本店はその出で立ちからもその当時の雰囲気を感じさせる店。
何も知らない人は、ふらっと入ってくることは無いかもしれない。
でも、それでいいのだ。
世間一般のラーメンを期待して入って来ると、思わぬ結果になるかもしれないのだから…

北陸新幹線も開通し、北陸の東の玄関口となった富山駅。
新幹線の改札口を出ると、眼の前に路面電車。
雨の日も安心して移動できるなど、かなり機能的に進化している。

そして併設されているのが「きときと市場 とやマルシェ」。
富山のお土産、名産品、そして富山の食材をふんだんに使った料理を提供するレストランが入っている…

「え…ウソぉ⁉」
思わず声が出た。
何故ならば、あの富山ブラックの店、“西町大喜”がここにあるのだから。
西町大喜が提供する富山ブラックは、何の予備知識もなく注文すると、想像以上のモノが出てくる。
何故ならば私も過去、何も知らずに「富山ブラックが食べたい!」というだけで、通りがかりに見つけた「西町大喜」に入って、その洗礼を受けたことがあるからだ。
真っ白な暖簾に引き込まれるように…

白い暖簾に「西町大喜」の文字。
スタイリッシュで洗練された入口だ。
誰もがフラッと立ち寄りたくなるような感じ、マニアックの「マ」の字も見当たらない。
ただ良く見れば…

その歴史と創業者の想い、

そして、提供される中華そばの特徴と美味しい食べ方がしっかりと書かれてある。
ただ、それを読むよりも空腹感と期待感が勝るのは誰にでも起こり得ること。

カウンター席に案内していただき、メニューを眺める。
中華そば 並・大・特大
中華そば+ライス
ライス、おにぎり、生玉子。
シンプルなメニュー構成は昔から変わらず。
ただ、白飯、おにぎりなどの持ち込みは、今は出来ないようになっている。
(本店も今は持ち込み禁止で、メニューにライスとおにぎりがラインナップされているらしい)
「中華そば並とライスのセットで」
そのように注文したとき、店員のお兄さんが若干「ニコッ」とした気がする。
西町大喜の中華そばのファンが来た! とでも思ってもらったのだろうか?
多くの人は、中華そば単品を注文し、2〜3口食べたあとにライスを追加注文するのだろう。
(実は、私も最初はそうだった。)
漆黒は本気の証拠!
ライスとの相性は文句なし。

遠慮なんて言葉はここでは無用、たっぷりチャーシューとメンマがご飯の友だ。
ネギの存在が優しく見えるのは気のせいではない。
まずはそのままの状態でスープを一口すすってみる。
濃い! でも、その奥には確かの旨味を感じることが出来る。
ちなみに、西町大喜の中華そばにはデフォルトでレンゲは付いてこない。
スープまで完食するようには考えていないからだ。
レンゲが欲しければ店員さんにその旨を伝えると良い、すぐに提供してくれる。

まず先に、麺・チャーシュー・メンマをスープの中で混ぜるべし。
すべての具をスープになじませることで、大喜の味が出来上がるのだ。
これ、常識なり。
そう書かれている通り、シッカリ混ぜて麺をいただく。
先ほど、混ぜない状態でスープを飲んだときよりも、更にしょっぱくなっている。
塩っ辛いメンマの塩分がスープに移っているのだろう。
その分、味わいもより複雑になって…はっきり言って、この状態ではわからない。
それを理解するため、なくてはならないのがライスなのだ。
コイツの存在の大きさを実感する。

炊きたての白飯。
西町大喜のライスは、かなり重要な役割を持っている。
麺やチャーシュー、メンマをおかずにライスを食べれば「あら不思議⁉」。
しょっぱさがちょうど心地よく、ライスがどんどん進んでしまうのだ。
そのままだと塩っぱいけれど、ごはんと一緒に食べれば最高!
この味わいは、他では体験できないのでは…というレベルなのだ。

柔らかく煮込まれた厚切りのチャーシュー。
濃厚な旨味を湛え、濃厚な醤油味との相性も申し分なし。
ご飯の上に乗っけて食べれば感涙モノだろう。

見た目優しく、中身は濃厚。
塩っ辛いメンマは西町大喜にはなくてはならない存在。
本気になれば、このメンマとチャーシューでご飯が何杯食べられるだろうか。
一度食べ方を知ってしまえばやめられない、忘れられなくなる。
それが西町大喜の魅力なのかもしれない。
店内では、あちこちでライスの追加注文の声が聞こえてくる。
普段は絶対にラーメンとライスを一緒に食べないであろう、60〜70代の女性のお客さんもライスを注文しているのが印象的。
西町大喜の中華そばにはライス、これ常識なり!
気になる人は、ぜひ一度!
【西町大喜 とやマルシェ店】
住 所:富山市明輪町1−220 きときと市場 とやマルシェ内 MAP
電 話:076-471-8107
営業時間:10:00〜21:30(L.O.21:15)
煙 草:禁煙
定休日:年中無休
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のHPはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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漆黒…と言っても過言ではないほど黒いスープ。
その黒さは、まるで醤油の中に麺が浸っていると思えるくらいだ。
黒いラーメンと言っても、実際に食べてみれば黒いスープからは想像できないくらいにアッサリと食べられる?
実際にそういうラーメンは多い。
見た目は黒くても、スープまで飲み干せるほどの味わい。
でも、「西町大喜」は本気だ!

西町大喜は、富山ブラックの老舗。(画像は、本店)
半世紀以上前、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを出していた。
白飯のおかずに食べる中華そば…それが、西町大喜が出していた富山ブラックだ。
ここ、本店はその出で立ちからもその当時の雰囲気を感じさせる店。
何も知らない人は、ふらっと入ってくることは無いかもしれない。
でも、それでいいのだ。
世間一般のラーメンを期待して入って来ると、思わぬ結果になるかもしれないのだから…

北陸新幹線も開通し、北陸の東の玄関口となった富山駅。
新幹線の改札口を出ると、眼の前に路面電車。
雨の日も安心して移動できるなど、かなり機能的に進化している。

そして併設されているのが「きときと市場 とやマルシェ」。
富山のお土産、名産品、そして富山の食材をふんだんに使った料理を提供するレストランが入っている…

「え…ウソぉ⁉」
思わず声が出た。
何故ならば、あの富山ブラックの店、“西町大喜”がここにあるのだから。
西町大喜が提供する富山ブラックは、何の予備知識もなく注文すると、想像以上のモノが出てくる。
何故ならば私も過去、何も知らずに「富山ブラックが食べたい!」というだけで、通りがかりに見つけた「西町大喜」に入って、その洗礼を受けたことがあるからだ。
真っ白な暖簾に引き込まれるように…

白い暖簾に「西町大喜」の文字。
スタイリッシュで洗練された入口だ。
誰もがフラッと立ち寄りたくなるような感じ、マニアックの「マ」の字も見当たらない。
ただ良く見れば…

その歴史と創業者の想い、

そして、提供される中華そばの特徴と美味しい食べ方がしっかりと書かれてある。
ただ、それを読むよりも空腹感と期待感が勝るのは誰にでも起こり得ること。

カウンター席に案内していただき、メニューを眺める。
中華そば 並・大・特大
中華そば+ライス
ライス、おにぎり、生玉子。
シンプルなメニュー構成は昔から変わらず。
ただ、白飯、おにぎりなどの持ち込みは、今は出来ないようになっている。
(本店も今は持ち込み禁止で、メニューにライスとおにぎりがラインナップされているらしい)
「中華そば並とライスのセットで」
そのように注文したとき、店員のお兄さんが若干「ニコッ」とした気がする。
西町大喜の中華そばのファンが来た! とでも思ってもらったのだろうか?
多くの人は、中華そば単品を注文し、2〜3口食べたあとにライスを追加注文するのだろう。
(実は、私も最初はそうだった。)
漆黒は本気の証拠!
ライスとの相性は文句なし。

遠慮なんて言葉はここでは無用、たっぷりチャーシューとメンマがご飯の友だ。
ネギの存在が優しく見えるのは気のせいではない。
まずはそのままの状態でスープを一口すすってみる。
濃い! でも、その奥には確かの旨味を感じることが出来る。
ちなみに、西町大喜の中華そばにはデフォルトでレンゲは付いてこない。
スープまで完食するようには考えていないからだ。
レンゲが欲しければ店員さんにその旨を伝えると良い、すぐに提供してくれる。

まず先に、麺・チャーシュー・メンマをスープの中で混ぜるべし。
すべての具をスープになじませることで、大喜の味が出来上がるのだ。
これ、常識なり。
そう書かれている通り、シッカリ混ぜて麺をいただく。
先ほど、混ぜない状態でスープを飲んだときよりも、更にしょっぱくなっている。
塩っ辛いメンマの塩分がスープに移っているのだろう。
その分、味わいもより複雑になって…はっきり言って、この状態ではわからない。
それを理解するため、なくてはならないのがライスなのだ。
コイツの存在の大きさを実感する。

炊きたての白飯。
西町大喜のライスは、かなり重要な役割を持っている。
麺やチャーシュー、メンマをおかずにライスを食べれば「あら不思議⁉」。
しょっぱさがちょうど心地よく、ライスがどんどん進んでしまうのだ。
そのままだと塩っぱいけれど、ごはんと一緒に食べれば最高!
この味わいは、他では体験できないのでは…というレベルなのだ。

柔らかく煮込まれた厚切りのチャーシュー。
濃厚な旨味を湛え、濃厚な醤油味との相性も申し分なし。
ご飯の上に乗っけて食べれば感涙モノだろう。

見た目優しく、中身は濃厚。
塩っ辛いメンマは西町大喜にはなくてはならない存在。
本気になれば、このメンマとチャーシューでご飯が何杯食べられるだろうか。
一度食べ方を知ってしまえばやめられない、忘れられなくなる。
それが西町大喜の魅力なのかもしれない。
店内では、あちこちでライスの追加注文の声が聞こえてくる。
普段は絶対にラーメンとライスを一緒に食べないであろう、60〜70代の女性のお客さんもライスを注文しているのが印象的。
西町大喜の中華そばにはライス、これ常識なり!
気になる人は、ぜひ一度!
【西町大喜 とやマルシェ店】
住 所:富山市明輪町1−220 きときと市場 とやマルシェ内 MAP
電 話:076-471-8107
営業時間:10:00〜21:30(L.O.21:15)
煙 草:禁煙
定休日:年中無休
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のHPはコチラ
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