2021年秋、六本木。
その店は、しばしの休息に入る前だった。
大阪南船場で産声を上げ、その後、六本木に移転する。
流石に、南船場で営業していたときとは勝手が違うのかと思いきや、見事に南船場時代の雰囲気を再現していた。
しかし、諸事情により六本木の店を閉めなくてはならなくなった。
当時はコロナ禍の真っ只中で、移転して営業継続を希望していたものの、なかなかそれは叶わず。
もしかしたら、このまま…
と、多くの人が思っていた中でも店主夫妻は営業を再開を決して諦めなかった。
ちゃらんぽらん男、根津で蘇る

“さかなのさけ”が2024年2月27日、遂に移転オープンした。
オープンから少し時間が経ってしまったが、友人を誘いお邪魔させていただいた。

ちなみに「ちゃらんぽらん男」とは、店主が大阪南船場に「さかなのさけ」をオープンさせるとき書いた奮闘記『ちゃらんぽらん男、居酒屋をつくる』のこと。
もう注文できないかもしれなが、もし見つけることがあれば是非読んでみてほしい。
美味しい予感が満載のメニュー

丁寧に綴られた手書きのメニューは、大阪南船場時代から変わらず。
もちろん、いつも注文していたあの料理も健在。

カウンターの中を眺めればホッとする。
場所は変われど、中身は変わらず。
まるで思い出の歌を聞いたときのような懐かしさがこみ上げてくる。

お通しの鯛の子をつまみながら、生ビールをいただく。
さかなのさけでは、提供する生ビールにもこだわりを持っていて、そのクォリティの高さはお墨付き。

『わかたけ煮』
春に訪れた人だけが楽しめる特権。
やはり、この季節には筍を味わっていなければ…

純米酒はマスターにお任せで。
頂いたのは、愛知県の銘酒「長珍」。
他ではなかなかお目にかかれない日本酒を味わえるのも「さかなのさけ」に来る楽しみの一つ。
今でも大阪の酒屋から仕入れているとのことで、東京では珍しい銘柄に出会えることもしばしばある。

これも昔からある人気メニュー『自家製ひろうす』。
中には銀杏なども入っていて、特製の出汁と一緒に旨味が口の中で花を咲かせる。
人気商品なので、早めに時間に行って先に注文するのがおすすめ。

『鶏せせり湯引き』
軽く片栗粉を纏って滑らなか食感に仕上げられている。
鶏の旨味におろしポン酢の味わいがたまらない。

『干貝柱の春巻』
ただの貝柱ではなく、干貝柱。
太陽の恵みをシッカリと受け止めて、その旨味は想像以上!
サクッとした食感のあと、溢れる旨味に思わず顔がほころんでしまう。
あ…熱々なので慌てずゆったりとした気持ちで。

何年前だろうか?
「綿屋」をさかなのさけで頂き、こんな美味しい酒があるんだ…と、感動したのは。
単体で飲んでも良いけれど、この酒が真価を発揮するのは料理と寄り添った時。
料理の旨味をさり気なく目立たせ、酒自体も自然と料理に寄り添っているのが分かる。
日本酒の素晴らしさを改めて感じさせてくれる。

箸休めに…
と思い、お願いした『春菊カシューナッツソース』。
胡麻でも落花生でもなくカシューナッツというのが楽しい。
「さかなのさけ」で是非食べたい料理たち

『真鯛と春雨のベトナム風蒸し物』
こんな和風な店でベトナム風⁉
始めてきた時、この料理をメニューに見つけたときは、そんなことを思っていた。
そして、興味本位でお願いしてみたらすっかりハマってしまった料理だ。
フワッとさり気なく香るヌックマムが本当に心地よい。
本当に奥が深い料理だ。

『えび・豆腐辛味炒』も、訪れるたびにお願いしてしまう料理の一つ。
辛味…とは言っても、決して激辛ではない。
豆腐と言っても麻婆豆腐でもなく八宝菜でもない、中華のようでそうではない不思議な美味しさを感じることが出来る料理だ。
ピリ辛が食欲を刺激して食べていて本当に心地よい料理。
これも、ついついいつもお願いしてしまう。
満足度高過ぎ⁉
〆のサラダにも感動。

野菜が主役⁉
タップリのサラダで蕎麦が見えない『和そばのサラダ』。
先ずはシッカリと野菜の旨味と特製のドレッシングの味わいを楽しむ。
そして…

和そばとドレッシングって合うの?
それは食べてみればすぐ分かる、一口食べればきっと止まらなくなるだろう。
シッカリ食べながら罪悪感が軽減される、まるで魔法のようなメニューかも。

いつもはデザートまで注文することは滅多にないが、ここでは必ずお願いしてしまう。
この日の手作りのデザートは、『カラメルアイスクリーム』。
市販品では味わい事が出来ないほろ苦さと甘さが心地よい。
大阪南船場→六本木→根津。
場所は変われど、その味わいと雰囲気、そして店主ご夫妻は本当に変わらず。
本当に居心地が良く、また来たい…今回も心からそう思った。
人気の店なので、訪れる際は電話で空席の確認を。
美味しい料理と日本酒好きの方、オススメです!
【さかなのさけ】
住 所:東京都台東区谷中1−4−15 MAP
電 話:03-5842-1138
営業時間:17:30〜22:30
煙 草:禁煙
定休日:月・日・祝
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のInstagramはコチラ
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その店は、しばしの休息に入る前だった。
大阪南船場で産声を上げ、その後、六本木に移転する。
流石に、南船場で営業していたときとは勝手が違うのかと思いきや、見事に南船場時代の雰囲気を再現していた。
しかし、諸事情により六本木の店を閉めなくてはならなくなった。
当時はコロナ禍の真っ只中で、移転して営業継続を希望していたものの、なかなかそれは叶わず。
もしかしたら、このまま…
と、多くの人が思っていた中でも店主夫妻は営業を再開を決して諦めなかった。
ちゃらんぽらん男、根津で蘇る

“さかなのさけ”が2024年2月27日、遂に移転オープンした。
オープンから少し時間が経ってしまったが、友人を誘いお邪魔させていただいた。

ちなみに「ちゃらんぽらん男」とは、店主が大阪南船場に「さかなのさけ」をオープンさせるとき書いた奮闘記『ちゃらんぽらん男、居酒屋をつくる』のこと。
もう注文できないかもしれなが、もし見つけることがあれば是非読んでみてほしい。
美味しい予感が満載のメニュー

丁寧に綴られた手書きのメニューは、大阪南船場時代から変わらず。
もちろん、いつも注文していたあの料理も健在。

カウンターの中を眺めればホッとする。
場所は変われど、中身は変わらず。
まるで思い出の歌を聞いたときのような懐かしさがこみ上げてくる。

お通しの鯛の子をつまみながら、生ビールをいただく。
さかなのさけでは、提供する生ビールにもこだわりを持っていて、そのクォリティの高さはお墨付き。

『わかたけ煮』
春に訪れた人だけが楽しめる特権。
やはり、この季節には筍を味わっていなければ…

純米酒はマスターにお任せで。
頂いたのは、愛知県の銘酒「長珍」。
他ではなかなかお目にかかれない日本酒を味わえるのも「さかなのさけ」に来る楽しみの一つ。
今でも大阪の酒屋から仕入れているとのことで、東京では珍しい銘柄に出会えることもしばしばある。

これも昔からある人気メニュー『自家製ひろうす』。
中には銀杏なども入っていて、特製の出汁と一緒に旨味が口の中で花を咲かせる。
人気商品なので、早めに時間に行って先に注文するのがおすすめ。

『鶏せせり湯引き』
軽く片栗粉を纏って滑らなか食感に仕上げられている。
鶏の旨味におろしポン酢の味わいがたまらない。

『干貝柱の春巻』
ただの貝柱ではなく、干貝柱。
太陽の恵みをシッカリと受け止めて、その旨味は想像以上!
サクッとした食感のあと、溢れる旨味に思わず顔がほころんでしまう。
あ…熱々なので慌てずゆったりとした気持ちで。

何年前だろうか?
「綿屋」をさかなのさけで頂き、こんな美味しい酒があるんだ…と、感動したのは。
単体で飲んでも良いけれど、この酒が真価を発揮するのは料理と寄り添った時。
料理の旨味をさり気なく目立たせ、酒自体も自然と料理に寄り添っているのが分かる。
日本酒の素晴らしさを改めて感じさせてくれる。

箸休めに…
と思い、お願いした『春菊カシューナッツソース』。
胡麻でも落花生でもなくカシューナッツというのが楽しい。
「さかなのさけ」で是非食べたい料理たち

『真鯛と春雨のベトナム風蒸し物』
こんな和風な店でベトナム風⁉
始めてきた時、この料理をメニューに見つけたときは、そんなことを思っていた。
そして、興味本位でお願いしてみたらすっかりハマってしまった料理だ。
フワッとさり気なく香るヌックマムが本当に心地よい。
本当に奥が深い料理だ。

『えび・豆腐辛味炒』も、訪れるたびにお願いしてしまう料理の一つ。
辛味…とは言っても、決して激辛ではない。
豆腐と言っても麻婆豆腐でもなく八宝菜でもない、中華のようでそうではない不思議な美味しさを感じることが出来る料理だ。
ピリ辛が食欲を刺激して食べていて本当に心地よい料理。
これも、ついついいつもお願いしてしまう。
満足度高過ぎ⁉
〆のサラダにも感動。

野菜が主役⁉
タップリのサラダで蕎麦が見えない『和そばのサラダ』。
先ずはシッカリと野菜の旨味と特製のドレッシングの味わいを楽しむ。
そして…

和そばとドレッシングって合うの?
それは食べてみればすぐ分かる、一口食べればきっと止まらなくなるだろう。
シッカリ食べながら罪悪感が軽減される、まるで魔法のようなメニューかも。

いつもはデザートまで注文することは滅多にないが、ここでは必ずお願いしてしまう。
この日の手作りのデザートは、『カラメルアイスクリーム』。
市販品では味わい事が出来ないほろ苦さと甘さが心地よい。
大阪南船場→六本木→根津。
場所は変われど、その味わいと雰囲気、そして店主ご夫妻は本当に変わらず。
本当に居心地が良く、また来たい…今回も心からそう思った。
人気の店なので、訪れる際は電話で空席の確認を。
美味しい料理と日本酒好きの方、オススメです!
【さかなのさけ】
住 所:東京都台東区谷中1−4−15 MAP
電 話:03-5842-1138
営業時間:17:30〜22:30
煙 草:禁煙
定休日:月・日・祝
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
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※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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