大阪からフェリーに乗って広島へ。
でも、直接広島へ行く便はない、一度松山へ寄ってから広島を目指す。

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ソンシャン…いや、ここは台北ではないし。
JR松山駅と台鐵の松山駅は友好駅になっている。
日本人である我々はついつい「まつやまえき」と読んでしまうが、向こうは「ソンシャンえき」だ。

オレンジフェリーが着く東予港からバスに乗ってたどり着いた松山駅。
ここでちょっと寄り道をすることにしてみた。
その目的は…

讃岐と福岡の真ん中、
   松山のうどんの味わいは⁉

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JR松山駅にある、うどんとそばの店“かけはし”
嬉しいことに朝の7:30から営業している。

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さて、松山のうどんは讃岐のようにコシが強いのか、それとも福岡のうどんのように柔らかいのか…
それを確かめるには、シンプルにかけうどん、それとも天ぷらうどんを注文して、その個性を楽しむか…
と思っていたら、目に飛び込んできたのが『じゃこ天うどん』の文字。
愛媛といえば宇和島のじゃこ天。
ここでは、宇和島の名店「安岡蒲鉾」のじゃこ天が入った『じゃこ天うどん』を楽しむことが出来る。

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いりこを使った透明な出汁に大きなじゃこ天が一枚。
シンプルなのだが味わい深い一杯だ。

松山観光港へのリムジンバスが運休中なので、5分ほど歩いていよてつの大手町駅へ。
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時刻は朝の8:00過ぎ。
通学の高校生で賑わっている大手町駅へオレンジ色の電車が到着。
いよてつのオレンジ色は愛媛みかんの色。
そして、松山空港には本当にみかんジュースが出てくる蛇口があるのだとか…。
※実在するが、販売されているみかんジュースのサーバーが蛇口の形をしている。

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電車に揺られること約15分、終点の高浜駅に到着。
「駅長室」の看板がなんだか味わい深い。

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駅を出たところには、既に松山観光港雪のシャトルバスが停車していて、乗り込めばすぐに発車した。
(高浜駅〜松山観光港は歩いても10分弱ほどで到着する)

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天井が高く、開放的な雰囲気の松山観光港のフェリーターミナル。
ここからは、呉、広島方面のほか、小倉行のフェリーも就航している。

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呉・広島ゆきの船はフェリーが1日に10往復、ジェットフォイルが1日に9往復運行されている。
広島までの所要時間はフェリーで2時間40分、ジェットフォイルならば直行便で1時間10分。
料金はフェリーで5,000円、ジェットフォイルで8,000円。

ジェットフォイルで楽々と…
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と、特にビジネスで利用する方は1択かもしれない。

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その間にも、軽やかにジェットフォイルが出航していく様子を見ることが出来た。
本当は、さっさと目的地についてゆったりする。
そのほうが良いものと思われ…

しかし、

これから乗る船はまるでクルーズ船だった…
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パッと見ただけでも、この船が普通の船ではないことが分かる。
これが定期運行のフェリーだと誰が思うのだろうか⁉

見た目だけで判断するとしよう。
ジェットフォイルとこの船、どちらに乗ってみたいと思うだろうか?

実は、4年前に松山に来たときこの船を見て、「あんなの、一度乗ってみたいなぁ…」と思っていたのだ。

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早速チケットを購入し、船が停泊している桟橋に向かう。
ちなみのこの船、予約は不要で先着順で乗ることが出来る。

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ワクワクした気持ちをなんとか抑えつつ、乗船口へ。

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これが、今から約2時間40分の時間を過ごす船、
『シーパセオ 2だ。

一昔前のフェリーと言えば、ごく普通のシートとカーペットが敷かれたスペース、そして甲板にベンチがある程度だったと思うが、この船は少し…いや、かなり様子が違った。

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シートもリクライニングシートになっていて、かなり豪華な感じ。
ちなみにこれは1等客室ではなく普通のクラス。
そもそもシーパセオは等級が分かれていない、チケットを持っていれば好きなところに座ることが出来るのだ。

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大きな窓が設けられている船首の席もゆったりと。

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【GORONEエリア】
左サイドには、寝転がればちょうど海の景色が眺められるように低い位置に窓が設けられている。

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【OZASEKIエリア】
右サイドの方は、靴を脱いで上がるリラックスシート。
横1列3人がけになっていて、ちょっとしたプライベート空間のような感じ。

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【ひき波のHANARE】
船尾には、靴を脱いで上がるタイプの展望リビングがある。
その眺望は抜群で、日常を忘れるのに持って来いかもしれない。

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案内書の横には、こんな感じのプライベート空間もある。
どこに座っても、自由気ままに2時間少しの船旅を過ごすことが出来るようになっている。

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折角の船旅なので、潮風に当たりながら快適に過ごしたい…
そう思う方のための屋外エリアも充実している。

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【そよ風のパティオ】
屋外ではあるが、1フロア低い部分なので、強すぎず心地よい風を感じることが出来るエリア。
風切音もそんなに無いので、携帯電話で会話をするのにも向いているエリアかもしれない。

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そして、最上階の甲板には更に快適なエリアが広がっている。

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シャインデッキと呼ばれる最上階からの眺めはやはり最高!

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360度の展望をしっかり満喫することが出来る。
そして瀬戸内の海だから、その景色も次々と変化する。
大小様々な島の間を通りながらゆったり海の上を進んでいくのを眺めているだけでも楽しい。

しお風のガゼボで、最高のひとときを!
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【しお風のガゼボ】と呼ばれる、屋外のあずまやの中に入れば、直射日光を浴びることなく、しお風の快適さだけを堪能できる。

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しかも、苑から見える景色は申し分なし!

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売店でキンキンに冷えてる缶ビールを買って来れば、最高のひとときが確実にやってくるだろう。

松山を出発して、約2時間。
シーパセオはいくつかの橋の下をくぐり、呉港に近づき始める。

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太平洋戦争のとき、軍港として栄えた港の面影を今も見ることが出来る。
海上自衛隊の船が多く停泊し、大きな船のドックを間近に見ることも出来る。

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港のすぐ横には戦艦大和の歴史などを知ることが出来る「大和ミュージアム」もあって、呉も見どころ満載の街だ。

が、この日この時間に呉港で下船したのはわずか一人。
船はすぐに広島港に向けて出港した。

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途中、シーパセオ 1とすれ違う。
松山〜広島の船は、シーパセオ2隻と他の船で共同運行されているらしい。
もし、確実にシーパセオに乗りたいならば、時刻表の確認を忘れずに。

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呉港を出発して40分ほどで広島宇品港に到着。

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シーパセオ2、外観のカッコよさだけではなく、乗ってみて初めて分かる快適さ。
これに乗るためにわざわざ船で広島へ。
この船には、是非また乗ってみたいと思う。

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ここから広島の市街地へは路面電車で。

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運が良ければ、こんな感じの超レトロな電車に乗れるかもしれない。

大阪から船で広島へ。
おそらく、普通の人は誰もそんなことはしないかもしれない…
が、わざわざ『シーパセオ』に乗るために…でも、良いのではなかろうか。

このあと、広島での美味しい店探しが始まる…
  
大阪から広島へ船で行く…前半の記事はコチラ

【シーパセオ】
出港地:松山観光港    MAP
到着地:広島港      MAP
乗船時間:9:35〜12:15  時刻表はコチラ
料 金:5,000円(松山〜広島)
運航日:毎日(荒天時除く)

シーパセオのHPはコチラ

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


【かけはし】
住 所:松山市南江戸1-14-1    MAP
電 話:089-945-9850
営業時間:7:30〜20:00
煙 草:禁煙
定休日:無休
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)

※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。





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