15分おきに電車が来る。
そう言えば、1本乗り遅れてもなんてこと無い…と、思えるかもしれない。
でも、1時間に電車は4本だけ…と言われると、自然と急ぎ足になる。
これ、大阪市内の駅での話である。
阪和線の我孫子町駅。
ターミナル駅の天王寺から5駅、立派な大阪市内の駅。
何故ならば、通過する快速電車が多いことと、近くに大阪メトロの大動脈である御堂筋線の「あびこ駅」があることがその理由だと思われる。
天王寺駅から阪和線の普通列車に乗り、「我孫子町駅」で降りてみた。
何故ならば、駅前に心惹かれる店があるからだ。
八十五年の歴史を持つ、
まごころ料理に惹かれて…

“まごころ料理 つる井”
ピシッとした暖簾からしておもてなしの心が見える。

100年先にも伝えたい…
メニューを開くと、そんな文字が目に飛び込んでくる。
創業は昭和15年、今年で85年の歴史を持つ店だ。
そう聞けば、一見は無理で、誰かの紹介がなければ行くことが出来ないのではないか…と、思われるかもしれないが、そんなことはない。
事前に予約の電話を入れておけば大丈夫だ。
1階には、カウンター席が10席ほど並び、2階には座敷席もあるとのこと。
この日は、店主と会話をしながら料理が仕上げられていくのを見ることが出来る1階のカウンター席で会席料理を楽しませていただいた。

『炊き合わせ』
素材の味わい、香り、食感ともに見事!
店に入り、最初に出てくる料理がどれだけ大切なのかを改めて感じさせていただいた。
この一皿で、「つる井の料理をもっといろいろ食べたい!」という気持ちになる。

この日の刺身は、『かつおのたたき』。
塩でもポン酢でもなく、特製のタレにつけていただく。
刺身といえど、ここでしか味わえないものを出してくれるのは本当に嬉しい。

「なにか料理に合う日本酒を…」
と、お願いすると、いろんなのが出てきた。
店では、日本酒会も開催されているとのことで、通常は入手困難な日本酒も揃っている。
これ、日本酒好きになたまらないのではないか!?

『茶碗蒸し』
出汁の旨味がたまらない。
既に、ここ「つる井」の料理の虜になってしまっている。
シンプルだけど、
一度食べたら忘れられない味わい深さ!

『かぶらのふろふき』
蕪の味は知っている、味噌の味もだいたい分かる。
そして、これらを合わせたときの味わいもだいたい想像がつく…のだけれども、想像を超えたものがやって来ると感動する。
柔らかさと蕪の旨味を閉じ込めた仕上がり加減が凄かった。
そして、蓋のような感じの茎の部分もすべて食べられるようになっているのがまた嬉しい。

『せこがに』…と、関西では呼ばれる。
「せいこがに」とか「香箱がに」とも呼ばれる、雌のカニ。
身、内子、外子と食感、味わいが違うものを同時に楽しめる凄いやつ。
カニは面倒くさい…とか言っている人も、安心してお楽しみを。

『からすみ炙り』がこんなにもフワッと柔らかいものだとは…
口の中でハラリと崩れていき、旨味が広がる。
どの日本酒と合わせようか…そんな事を考えながら楽しむのがおすすめ。
ところで、からすみって、ご飯にも合うってご存知だろうか?
ぜひ一度お試しあれ!
繊細な出汁の旨味に、酔いしれる。

いろんな旨味が凝縮され、一皿出てくるごとに幸せが訪れる。
料理はもちろん、器の美しさを楽しめるのも和食を味わう醍醐味。
そんな時間を思う存分堪能する。

椀に入って出てきたのは、和歌山県でとれたクエ。
濃厚な旨味ではあるけれど、しつこさは皆無。
これが出てくればラッキーかも。

〆には先程のクエの旨味がタップリと味わえる雑炊。
素材の旨味がより一層引き出され、〆の一品と言えど日本酒と合わせたくなる。
内容、ボリュームともにかなり満足させていただくことが出来た。

ディナータイムだけの営業と思いきや、ランチタイムにはかなりリーズナブルに定食をいただくことも出来る。

料理をしっかりと堪能させていただいたあとは、店主の澤井さんにお送りいただいた。
屋号である『つる井』は、初代店主が大阪今橋の料亭「つる家」で修行の後、独立した時に付けた名前。
つる家の「つる」と、澤井の「井」を重ね、屋号にしたのそう。
「100年先にも伝えたい」の想い、料理そしてサーヴィスからしっかり感じさせていただくことが出来ました。
ぜひ予約して、味わいに行ってみてください。
【まごころ料理 つる井】
住 所:大阪市住吉区我孫子町3−12−8 MAP
電 話:06-6609-4141
営業時間:11:00〜14:00 17:00〜22:00
煙 草:禁煙
定休日:日曜日
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のInstagramはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね!
Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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そう言えば、1本乗り遅れてもなんてこと無い…と、思えるかもしれない。
でも、1時間に電車は4本だけ…と言われると、自然と急ぎ足になる。
これ、大阪市内の駅での話である。
阪和線の我孫子町駅。
ターミナル駅の天王寺から5駅、立派な大阪市内の駅。
何故ならば、通過する快速電車が多いことと、近くに大阪メトロの大動脈である御堂筋線の「あびこ駅」があることがその理由だと思われる。
天王寺駅から阪和線の普通列車に乗り、「我孫子町駅」で降りてみた。
何故ならば、駅前に心惹かれる店があるからだ。
八十五年の歴史を持つ、
まごころ料理に惹かれて…

“まごころ料理 つる井”
ピシッとした暖簾からしておもてなしの心が見える。

100年先にも伝えたい…
メニューを開くと、そんな文字が目に飛び込んでくる。
創業は昭和15年、今年で85年の歴史を持つ店だ。
そう聞けば、一見は無理で、誰かの紹介がなければ行くことが出来ないのではないか…と、思われるかもしれないが、そんなことはない。
事前に予約の電話を入れておけば大丈夫だ。
1階には、カウンター席が10席ほど並び、2階には座敷席もあるとのこと。
この日は、店主と会話をしながら料理が仕上げられていくのを見ることが出来る1階のカウンター席で会席料理を楽しませていただいた。

『炊き合わせ』
素材の味わい、香り、食感ともに見事!
店に入り、最初に出てくる料理がどれだけ大切なのかを改めて感じさせていただいた。
この一皿で、「つる井の料理をもっといろいろ食べたい!」という気持ちになる。

この日の刺身は、『かつおのたたき』。
塩でもポン酢でもなく、特製のタレにつけていただく。
刺身といえど、ここでしか味わえないものを出してくれるのは本当に嬉しい。

「なにか料理に合う日本酒を…」
と、お願いすると、いろんなのが出てきた。
店では、日本酒会も開催されているとのことで、通常は入手困難な日本酒も揃っている。
これ、日本酒好きになたまらないのではないか!?

『茶碗蒸し』
出汁の旨味がたまらない。
既に、ここ「つる井」の料理の虜になってしまっている。
シンプルだけど、
一度食べたら忘れられない味わい深さ!

『かぶらのふろふき』
蕪の味は知っている、味噌の味もだいたい分かる。
そして、これらを合わせたときの味わいもだいたい想像がつく…のだけれども、想像を超えたものがやって来ると感動する。
柔らかさと蕪の旨味を閉じ込めた仕上がり加減が凄かった。
そして、蓋のような感じの茎の部分もすべて食べられるようになっているのがまた嬉しい。

『せこがに』…と、関西では呼ばれる。
「せいこがに」とか「香箱がに」とも呼ばれる、雌のカニ。
身、内子、外子と食感、味わいが違うものを同時に楽しめる凄いやつ。
カニは面倒くさい…とか言っている人も、安心してお楽しみを。

『からすみ炙り』がこんなにもフワッと柔らかいものだとは…
口の中でハラリと崩れていき、旨味が広がる。
どの日本酒と合わせようか…そんな事を考えながら楽しむのがおすすめ。
ところで、からすみって、ご飯にも合うってご存知だろうか?
ぜひ一度お試しあれ!
繊細な出汁の旨味に、酔いしれる。

いろんな旨味が凝縮され、一皿出てくるごとに幸せが訪れる。
料理はもちろん、器の美しさを楽しめるのも和食を味わう醍醐味。
そんな時間を思う存分堪能する。

椀に入って出てきたのは、和歌山県でとれたクエ。
濃厚な旨味ではあるけれど、しつこさは皆無。
これが出てくればラッキーかも。

〆には先程のクエの旨味がタップリと味わえる雑炊。
素材の旨味がより一層引き出され、〆の一品と言えど日本酒と合わせたくなる。
内容、ボリュームともにかなり満足させていただくことが出来た。

ディナータイムだけの営業と思いきや、ランチタイムにはかなりリーズナブルに定食をいただくことも出来る。

料理をしっかりと堪能させていただいたあとは、店主の澤井さんにお送りいただいた。
屋号である『つる井』は、初代店主が大阪今橋の料亭「つる家」で修行の後、独立した時に付けた名前。
つる家の「つる」と、澤井の「井」を重ね、屋号にしたのそう。
「100年先にも伝えたい」の想い、料理そしてサーヴィスからしっかり感じさせていただくことが出来ました。
ぜひ予約して、味わいに行ってみてください。
【まごころ料理 つる井】
住 所:大阪市住吉区我孫子町3−12−8 MAP
電 話:06-6609-4141
営業時間:11:00〜14:00 17:00〜22:00
煙 草:禁煙
定休日:日曜日
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
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