仕事帰りに軽く一杯。
「今日は炉端焼きにでもよって帰ろうか?」
そんな感じで気軽に寄ることが出来る店、それが炉端焼きの良いところだ。
ところで…
炉端焼きって、北海道の釧路が発祥の地だってことをご存知だろうか?(諸説あり)
確かに釧路の街を歩いてみると、炉端焼きの店が数多く軒を連ねているのを見ることが出来る。
その中でも今回は炉ばた焼発祥の店、その名も
“炉ばた”にお邪魔させていただいた。
七十余年の歴史を持つ
炉ばた焼き発祥の店

発祥の店…というものの、店は比較的新しく見える。
というのも、こちらの店は2022年に隣接店の火事が原因で店内がほぼ全壊してしまった。
その後クラウドファンディング等で店を再開し、現在の姿になったのだとか。

入口の横には「炉ばた焼き発祥の店」と書かれている。
建物は新しくなりながらも、何か懐かしさを感じながら扉を開いてみる…

カウンター席が囲炉裏を囲むようにズラリと並ぶ。
全部で20席くらいだろうか?
外観の新しさから想像していたのとは違い、カウンターと囲炉裏から年季を感じる。
もらい火で燃えてしまったものの、幸いにも無事だったものを上手く再利用したものだと思われる。

焼き物、刺身、野菜、肉、御飯、一品…
釧路で楽しめる旬の食材がズラリと並ぶ。
もしも迷ったならばお店の人に聞けば良い。
気軽にアドバイスをしてもらえるだろう。

やはりここは、魚を焼いてもらうべきか…
そう思うものの、1人だからあまり大きいのが出てきても困ってしまう。
とはいえ、魚は食べておきたい…

写真、漢字(中国語)、そして英語表示のメニューは、外国人観光客にも安心だ。
但し、メニューに値段は書かれていない。
すべて時価…ここは、安価な居酒屋ではなく、鮨屋のようなもの…だと割り切って楽しむのが良かろう。

気になるものをいくつかお願いし、冷たい生ビールを楽しむ。
つまみは、先付に出されたひじき煮と、食材の焼き加減を見極める2代目女将の姿だ。
絶妙な焼き加減を見極める
88歳の2代目女将

現在、実際に店の経営を切り盛りするのは4代目女将だが、囲炉裏はは2代目の女将が仕切る。
何気なく眺めているだけでも、その鮮やかな手捌きは飽きることがない。
他の客が注文したものを眺め「あ…あれも食べたいなぁ」なんて考えるのも楽しいものだ。

ピーマンを焼いたものに鰹節を掛けただけ…
たったそれだけのことなのかもしれないが、ピーマンってこんなにも甘くて味わい深かったのかと目から鱗が落ちたような気持ちになった。
思わず、焼き手の女将の方を二度見する。

アスパラガスに至っては、旨味が濃厚で塩梅も申し分なし。
釧路で上がった新鮮な魚が美味いのは当たり前かもしれないが、野菜の旨味をここまで引き出すって一体何なんだろう。

じゃがバタをつまみながら考えてみる。
囲炉裏の前に座りながら、真剣な眼差しで食材に向かう。
柔らかな表情ながらも、その眼力は力強い。
次は何を焼いてもらおうか…
イカが食べてみたくなった。
味付けは醤油もしくは味噌…
こちらも真剣にメニューとにらめっこする。

イカは味噌をお願いしてみた。
味噌にしょうがが加えてある。
味噌の甘さの中に生姜の爽やかな風味がよく合う。
そして、イカの柔らかさに感動する。
こういうのが出てくると、やはり日本酒が欲しくなってくる。
日本酒はもちろん燗酒を。
炉ばたで温められた燗酒は格別だ!

「燗酒}は、囲炉裏の横に甕が置いてあり、その中に日本酒を入れて温められたものが提供される。
これがまた、かなり心地よい温度になっているのだ。

じっくりと温度をあげられているからか、かなり良い感じの旨味になっている。
これをゆったりと楽しみながら、炉端焼きを味わう。
たまらないひとときだ。

ホッケは少し大きすぎるかと思ったのでお願いした『ししゃも』。
卵をお腹に持った雌と、旨味に勝ると言われている雄を一尾ずつ提供してくれた。
プチッとした食感の卵も、雄の身の濃厚さも甲乙付け難い。
何よりも、食べ比べが出来たことが嬉しい。

あっさりと『焼き茄子』…
じつは、これをお願いしたのには理由がある。
醤油を少しつけていただくのが定番だとすれば、少し変化球な食べ方を試してみたかったのだ。

「イカの味噌タレを焼き茄子に付けてみるのもオススメですよ!」
教えていただいた通りにやれば、本当に美味しかった。
もちろん燗酒との相性の良さも申し分なしだ。
『ほっけ』、『銀だら』、『身欠きにしん』…
まだまだ食べたいものはあるけれど、それは次回のお楽しみ。
そうそう、いくら丼やハモ丼そして、三平汁はSanpei-style soupって書いてあったなぁ…気になる。
早めの時間帯は、是非予約して行ってみて下さい!
【小肥羊 あびこ駅前店】
住 所:北海道釧路市栄町3−1 MAP
電 話:0154-22-6636
営業時間:17:00〜23:00
煙 草:禁煙
定休日:日曜日 ※詳細な営業日は、HPにて告知あり。
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のHPはコチラ
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そんな感じで気軽に寄ることが出来る店、それが炉端焼きの良いところだ。
ところで…
炉端焼きって、北海道の釧路が発祥の地だってことをご存知だろうか?(諸説あり)
確かに釧路の街を歩いてみると、炉端焼きの店が数多く軒を連ねているのを見ることが出来る。
その中でも今回は炉ばた焼発祥の店、その名も
“炉ばた”にお邪魔させていただいた。
七十余年の歴史を持つ
炉ばた焼き発祥の店

発祥の店…というものの、店は比較的新しく見える。
というのも、こちらの店は2022年に隣接店の火事が原因で店内がほぼ全壊してしまった。
その後クラウドファンディング等で店を再開し、現在の姿になったのだとか。

入口の横には「炉ばた焼き発祥の店」と書かれている。
建物は新しくなりながらも、何か懐かしさを感じながら扉を開いてみる…

カウンター席が囲炉裏を囲むようにズラリと並ぶ。
全部で20席くらいだろうか?
外観の新しさから想像していたのとは違い、カウンターと囲炉裏から年季を感じる。
もらい火で燃えてしまったものの、幸いにも無事だったものを上手く再利用したものだと思われる。

焼き物、刺身、野菜、肉、御飯、一品…
釧路で楽しめる旬の食材がズラリと並ぶ。
もしも迷ったならばお店の人に聞けば良い。
気軽にアドバイスをしてもらえるだろう。

やはりここは、魚を焼いてもらうべきか…
そう思うものの、1人だからあまり大きいのが出てきても困ってしまう。
とはいえ、魚は食べておきたい…

写真、漢字(中国語)、そして英語表示のメニューは、外国人観光客にも安心だ。
但し、メニューに値段は書かれていない。
すべて時価…ここは、安価な居酒屋ではなく、鮨屋のようなもの…だと割り切って楽しむのが良かろう。

気になるものをいくつかお願いし、冷たい生ビールを楽しむ。
つまみは、先付に出されたひじき煮と、食材の焼き加減を見極める2代目女将の姿だ。
絶妙な焼き加減を見極める
88歳の2代目女将

現在、実際に店の経営を切り盛りするのは4代目女将だが、囲炉裏はは2代目の女将が仕切る。
何気なく眺めているだけでも、その鮮やかな手捌きは飽きることがない。
他の客が注文したものを眺め「あ…あれも食べたいなぁ」なんて考えるのも楽しいものだ。

ピーマンを焼いたものに鰹節を掛けただけ…
たったそれだけのことなのかもしれないが、ピーマンってこんなにも甘くて味わい深かったのかと目から鱗が落ちたような気持ちになった。
思わず、焼き手の女将の方を二度見する。

アスパラガスに至っては、旨味が濃厚で塩梅も申し分なし。
釧路で上がった新鮮な魚が美味いのは当たり前かもしれないが、野菜の旨味をここまで引き出すって一体何なんだろう。

じゃがバタをつまみながら考えてみる。
囲炉裏の前に座りながら、真剣な眼差しで食材に向かう。
柔らかな表情ながらも、その眼力は力強い。
次は何を焼いてもらおうか…
イカが食べてみたくなった。
味付けは醤油もしくは味噌…
こちらも真剣にメニューとにらめっこする。

イカは味噌をお願いしてみた。
味噌にしょうがが加えてある。
味噌の甘さの中に生姜の爽やかな風味がよく合う。
そして、イカの柔らかさに感動する。
こういうのが出てくると、やはり日本酒が欲しくなってくる。
日本酒はもちろん燗酒を。
炉ばたで温められた燗酒は格別だ!

「燗酒}は、囲炉裏の横に甕が置いてあり、その中に日本酒を入れて温められたものが提供される。
これがまた、かなり心地よい温度になっているのだ。

じっくりと温度をあげられているからか、かなり良い感じの旨味になっている。
これをゆったりと楽しみながら、炉端焼きを味わう。
たまらないひとときだ。

ホッケは少し大きすぎるかと思ったのでお願いした『ししゃも』。
卵をお腹に持った雌と、旨味に勝ると言われている雄を一尾ずつ提供してくれた。
プチッとした食感の卵も、雄の身の濃厚さも甲乙付け難い。
何よりも、食べ比べが出来たことが嬉しい。

あっさりと『焼き茄子』…
じつは、これをお願いしたのには理由がある。
醤油を少しつけていただくのが定番だとすれば、少し変化球な食べ方を試してみたかったのだ。

「イカの味噌タレを焼き茄子に付けてみるのもオススメですよ!」
教えていただいた通りにやれば、本当に美味しかった。
もちろん燗酒との相性の良さも申し分なしだ。
『ほっけ』、『銀だら』、『身欠きにしん』…
まだまだ食べたいものはあるけれど、それは次回のお楽しみ。
そうそう、いくら丼やハモ丼そして、三平汁はSanpei-style soupって書いてあったなぁ…気になる。
早めの時間帯は、是非予約して行ってみて下さい!
【小肥羊 あびこ駅前店】
住 所:北海道釧路市栄町3−1 MAP
電 話:0154-22-6636
営業時間:17:00〜23:00
煙 草:禁煙
定休日:日曜日 ※詳細な営業日は、HPにて告知あり。
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)
お店のHPはコチラ
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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