入口が2つある、そしてそのどちらにも暖簾がかけられている。
「ここは銭湯か…」
思わずそんなつぶやきが出る。
もし、そんな店があればどちらの入口から入るのが正解だろうか…

これは運試し!?
  2つの入口に戸惑うかも…

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「入口」という表記どころか、店名が書かれてある看板もない。
暖簾が掛けられているので営業中だというのは分かる。
この出で立ちの店に通りかかりの一見客が何の躊躇いもなく入ることが出来るのかどうかは分からない…
“升屋 ぶふ”
これがこの店の名前だ。
もちろん私も通りかかりに入ったのではなく、この店を知る友人に連れて行っていただいた。

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どちらの入口から入っても真ん中に厨房を挟んで向かい合うような形で座るようになる。
双方のカウンター席を行き来するには一旦、店の外に出るような形…
外観同様、店内もなかなか個性的で面白い。
そしてその面白さは、まだまだ序の口だった…

旨味溢れる『大ハマグリ』がお通し
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炭火の前で蛤のお通し。
しかも、この蛤が抜群に美味いのだ!
この時点で、もっともっとこの店のことが知りたくなる…
「魔法にかかる」と言っても過言ではないかもしれない。

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刺身盛りは、ひとり一皿提供していただけるのが嬉しい。
この日は、ヨコワ、ウスバハギ、秋太郎(バショウカジキ)を盛っていただいた。
鹿児島の甘味ある醤油と山葵、そして胡麻塩とで食べ比べてみる。
胡麻塩で食べれば魚の旨味と甘味が主役になり、山葵醤油で食べると旨味のバランスがキリッと引き立つ。

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鹿児島といえば焼酎と言われるが、こちらの店には料理の味わいを引き立てる日本酒もいろいろ揃えてある。
蛤と刺身には日本酒、肉には焼酎…など、いろんな組み合わせを楽しむことが出来る。

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刺身一人前、ホタルイカ沖漬け、出汁巻き卵と一緒に、自家製レーズンバタ、汁ビーフンなどのメニューが並ぶのも面白い。
聞けば店主は元々中華の料理人でもあった経歴を持つという。

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その日のオススメは黒板に。
ここにも『青菜炒め』の文字がある。
完全に和食の口になっていたかと思いきや、中華もお願いしてみたくなる。

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『手羽唐揚げ』は中華の技法で、じっくりと作り上げられたもの。
表面はパリッと肉はジューシィで、いくらでも食べられそうな味わいだ。

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刺身には日本酒を合わせていただいたが、今度は芋焼酎…
鹿児島知覧の多楽㐂をソーダ割りでいただいた。
かっぱが描かれたグラスはこちらの店のオリジナルで販売もされていた。
酒とかっぱ…大手の酒造メーカーが連想されるがそうではなく、かっぱは水の守り神の別の姿…とも言われているらしい。

炭火でじっくり食材を育てる
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「ぶふ」に来たなら、炭火焼きは外せない。

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お願いした鮭と鶏肉がじっくりと焼かれているの眺めながら出来上がるのゆっくり待つ。
炭火を眺めながら焼き上がりを待つ時間、これもなかなか楽しいものだ。

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パリッと焼き上がった皮目に対し、身はフワフワでジューシィな『名物塩鮭』。

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鶏肉も胸肉ではあるが、パサツキ感はなく柔らかい。
添えられている豆鼓を乗っけて食べれば、心地よい塩味と鶏肉の旨味のマリアージュを楽しむことが出来る。

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フワフワの『出汁巻き卵』を食べるのも忘れてはいけない。
酒の肴にしてもよいけど、〆に『塩おにぎり』と合わせても最高だ。

看板もなく、2つの入口がある個性的な出で立ちの店「升屋ふぶ」。
気になる方は、是非予約していってみて下さい!
  

【升屋ぶふ】
住 所:鹿児島市船津町1−28 リファレンス天文館 101    MAP
電 話:099-225-0117
営業時間:18:30〜25:00(L.O.24:00)  
煙 草:
定休日:日曜日
駐車場:なし(お店の近くに有料駐車場有り)

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※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。


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