京都には、「疎水」というものがあるのをご存じでしょうか?
明治時代に、琵琶湖から京都に引かれた水路で、 上水道、発電の他に、疎水を使って物流も行っていたのだとか。
大津市三保ヶ崎から、トンネルを通って、東山区の蹴上に抜け、最後は宇治川に合流している。
蹴上のインクラインと言えば、わかりやすいでしょうか?
この疎水、水力発電に使うほどのものですから水流が早く、
子供の頃は「疎水に近づいたらあかんよ! ゆっくり流れてるように見えても、底の方はものすごい流れやから、落ちたらアウトやで!」と言われてものでした。
だから、今でも私は、疎水=近寄らない・・・。
そんな想いがあるのですが、でも気になるところでもあるのです。
流れが速いだけではなく、途中トンネルの中に姿を消す疎水・・・。
気になりませんか?
そんな琵琶湖疎水の観光船が、来年(2018年)3月29日から、復活するのだとか。
明治時代からの歴史を、船の上から感じるのもいいものだと思いますよ。
さて、歴史を感じると言えば、先日案内していただいた、神戸新開地にある焼鳥のお店が凄かった。
大正元年創業のこちらのお店では、創業時から継ぎ足し続けたタレで焼き上げた焼鳥を、今でも味わうことが出来るのだとか・・・。
お伺いさせていただいたのは、“八栄亭 上店”さん。

新開地の“八栄亭”さんと言えば、こんな感じで1階と2階があるのです。
1階が「下店」で、2階が「上店」。
店内では行き来することが出来ないので、入店する時にどちらに入るかを決めておかなければなりません。
とは言っても、皆さんどちらのお店がお気に入りなのかを決められているようなので、迷っている方はいないようなのですが・・・。
この日は、2階のお店、「上店」の方にお邪魔させていただきました。
横の階段を上がって、上に道路に出ると、

「上店」の入り口が見えます。
建物は2階建て(いえ、3階建てかな?)でも、どちらのお店も道路に面したところに入り口があります。

開店時間の17:00過ぎにお伺いするも、すでに店内には何名かのお客さんが!
噂どおりの人気ですね。
カウンター席の右端2席に座らせていただき、先ずはメニューを確認します。

とりあえず、生ビールください!
そんな感じで、生ビールといっしょに、お漬物が付きだしとして提供されます。

これ、自家製ですね!
こう言うの、凄く嬉しいです(^^)
そして、焼鳥の間ニューはこんな感じ。

スタンダードながら、きちんと押さえるとこ、押さえてるメニューですね。
さて何にしようか・・・
とはならず、同行していただいた方にお任せしましょう。
先ずは、こちらお店の人気メニュー、皮を焼いていただきます。

炭火でじっくりと、目の前で焼いてくださいます。
炭場を仕切るのは、こちらの4代目店主。
とにかく、明るくて常に笑顔なのです。
私が初めてだと話すと、お店のエピソードなども話してくださいます。
もちろん、その間も手は別物のように、焼鳥に向き合っています。
今の焼鳥・・・串に刺して出すスタイルを最初に出したのが、こちらのお店なのだとか。

大正元年に、創業したこちらのお店、タレはそのときからものものを継ぎ足しながら、現在に至るのだとか。
戦争の時は、焼鳥のタレが入った壺を持って、逃げられたのだとか。
まさに、命のタレと言うわけです。
そして、炭を継ぎ足すタイミングは、8割になったら。
これも、創業時からの伝統で、今も変わらず守られているのだとか。
ちなみに、写真の中のスイカの絵が入った服を着ていらっしゃるのが、現在の店主、4代目です。
そんな感じで、記事を見ていると、焼鳥もいい感じになってきましたよ。

そうやって、丁寧に焼き上げていただいた、皮が出来上がってきました。

おぉ、本当に美しい!
大きめの皮のしっかり真ん中に串が刺されてあります。
これを見ただけでも、焼鳥への拘りと愛情を感じますね。
それでは早速いただきましょう。
(^^)(^^)(^^)
美味い!
表面の香ばしさと中の甘みと食感。
それに、タレが本当に美味しい!
焼鳥は一皿を分けて食べることが多いのですが、これはひとり一皿きっちりといただきます。
「キモもいただけますか?」
「刺身で食べれるええのんもあるけど、ええのん、普通のん?」
そんなん聞いたら、ええのんに決まってますやん^^;
「ええのん、お願いします。」
「塩でいい? タレで?」
「あ、塩でお願いします。」
こんなやりとりが心地いいのです。

キモ(ええのん)の塩焼き。
焼き過ぎないように、さっと炙っていただいた感じですね。
これが甘くて本当に美味しい!
初めて来て、こんな美味しいのを・・・あ、お連れいただいた、Tさんのおかげですね(^^)
そして、ズリ。

「七味とか、山椒振っても美味しいよ」
これも、抜群の焼き加減。
半分はそのままで、残りは山椒と七味で味の変化を楽しんでみると、これがすごく楽しい!

ビール、進んでしまうじゃないですか!^^;
そして、心臓と、

シシトウ。

こちらの焼鳥のメニューに、ねぎま(はさみ)がないでしょう?
これ、ネギの水分でタレが薄まらないようにとの理由があるらしいです。
ですので、ししとうも焼き上がったものに、タレを後からかけて提供されるのです。
「チューハイレモン、お願いします。」

「お、嬉しいなぁ、ジョッキに入ってきた!」
「チューハイ言うて、ちょっとしか入ってない、しょーもないチューハイ、嫌やろ?」
店主はそう笑顔で答えてくださいます。
こりゃぁ、ファンが多いのも納得ですね。
何せ、明るくて気前がいい。
そしてこちらのお店、お客さんも素敵なんですよ。
狭いお店なので、トイレに行く時は、「ちょっとすんませ〜ん」って感じになるのですが、
そこは皆さん、ファインプレー。
みんな仲良く楽しく、美味しくを理解していらっしゃる。
本当に気持ちよく過ごすことが出来るのです。

焼台の向こうには、お湯が入ったところがあり、そこで酒に燗をつけ、
こちら側には、余ったタレが鶏の脂とともに、壺に戻るように傾斜がつけてある。
いろんなところにアイデアがありますね。

と言うわけで、お酒を燗酒でいただきます。

さて、あとは何をお願いしましょうか・・・。
あ、「もも」行ってみよう!
“もも”は“もも”でも、骨付きの大きなもも肉を焼いてくださいます。

焼台の上の約半分を占める骨付きもも肉は、見ているだけでもワクワクします。

いい感じに焼き上がってきたら、先ずは骨から身を外して、食べやすく切って提供してくださいます。

これが、柔らかくて凄く美味しいのです。
さらに、もも肉を注文すれば、骨の周りの美味しいとこも、さらに焼きあげてくださり、
こんな感じで提供してくださいます。

それでは、こちらもいただいてみましょう。
(^^)(^^)(^^)
感動モノです!
焼鳥は、文句なしで美味しくて、お店の雰囲気も抜群!
そして、店主の絶妙な接客がすごく心地いいのです。
一度知ってしまったら、必ずリピートしたくなるお店だと、言い切っても過言ではないと思いますよ。
さて、この季節限定のスズメもそろそろいただける頃でしょうか?
ぜひ近々、再訪させていただきたいと思います。
【八栄亭 上店】
住 所:神戸市兵庫区新開地2−6−15 MAP
電 話:078-576-2474
営業時間:17:00〜21:30
煙 草:喫煙可
定休日:日月、不定休あり
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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美味しいお店情報、ご意見、ご要望等ございましたら、下記までご連絡くださいね!
Mail:hitoshi.o.saichan@gmail.com
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明治時代に、琵琶湖から京都に引かれた水路で、 上水道、発電の他に、疎水を使って物流も行っていたのだとか。
大津市三保ヶ崎から、トンネルを通って、東山区の蹴上に抜け、最後は宇治川に合流している。
蹴上のインクラインと言えば、わかりやすいでしょうか?
この疎水、水力発電に使うほどのものですから水流が早く、
子供の頃は「疎水に近づいたらあかんよ! ゆっくり流れてるように見えても、底の方はものすごい流れやから、落ちたらアウトやで!」と言われてものでした。
だから、今でも私は、疎水=近寄らない・・・。
そんな想いがあるのですが、でも気になるところでもあるのです。
流れが速いだけではなく、途中トンネルの中に姿を消す疎水・・・。
気になりませんか?
そんな琵琶湖疎水の観光船が、来年(2018年)3月29日から、復活するのだとか。
明治時代からの歴史を、船の上から感じるのもいいものだと思いますよ。
さて、歴史を感じると言えば、先日案内していただいた、神戸新開地にある焼鳥のお店が凄かった。
大正元年創業のこちらのお店では、創業時から継ぎ足し続けたタレで焼き上げた焼鳥を、今でも味わうことが出来るのだとか・・・。
お伺いさせていただいたのは、“八栄亭 上店”さん。

新開地の“八栄亭”さんと言えば、こんな感じで1階と2階があるのです。
1階が「下店」で、2階が「上店」。
店内では行き来することが出来ないので、入店する時にどちらに入るかを決めておかなければなりません。
とは言っても、皆さんどちらのお店がお気に入りなのかを決められているようなので、迷っている方はいないようなのですが・・・。
この日は、2階のお店、「上店」の方にお邪魔させていただきました。
横の階段を上がって、上に道路に出ると、

「上店」の入り口が見えます。
建物は2階建て(いえ、3階建てかな?)でも、どちらのお店も道路に面したところに入り口があります。

開店時間の17:00過ぎにお伺いするも、すでに店内には何名かのお客さんが!
噂どおりの人気ですね。
カウンター席の右端2席に座らせていただき、先ずはメニューを確認します。

とりあえず、生ビールください!
そんな感じで、生ビールといっしょに、お漬物が付きだしとして提供されます。

これ、自家製ですね!
こう言うの、凄く嬉しいです(^^)
そして、焼鳥の間ニューはこんな感じ。

スタンダードながら、きちんと押さえるとこ、押さえてるメニューですね。
さて何にしようか・・・
とはならず、同行していただいた方にお任せしましょう。
先ずは、こちらお店の人気メニュー、皮を焼いていただきます。

炭火でじっくりと、目の前で焼いてくださいます。
炭場を仕切るのは、こちらの4代目店主。
とにかく、明るくて常に笑顔なのです。
私が初めてだと話すと、お店のエピソードなども話してくださいます。
もちろん、その間も手は別物のように、焼鳥に向き合っています。
今の焼鳥・・・串に刺して出すスタイルを最初に出したのが、こちらのお店なのだとか。

大正元年に、創業したこちらのお店、タレはそのときからものものを継ぎ足しながら、現在に至るのだとか。
戦争の時は、焼鳥のタレが入った壺を持って、逃げられたのだとか。
まさに、命のタレと言うわけです。
そして、炭を継ぎ足すタイミングは、8割になったら。
これも、創業時からの伝統で、今も変わらず守られているのだとか。
ちなみに、写真の中のスイカの絵が入った服を着ていらっしゃるのが、現在の店主、4代目です。
そんな感じで、記事を見ていると、焼鳥もいい感じになってきましたよ。

そうやって、丁寧に焼き上げていただいた、皮が出来上がってきました。

おぉ、本当に美しい!
大きめの皮のしっかり真ん中に串が刺されてあります。
これを見ただけでも、焼鳥への拘りと愛情を感じますね。
それでは早速いただきましょう。
(^^)(^^)(^^)
美味い!
表面の香ばしさと中の甘みと食感。
それに、タレが本当に美味しい!
焼鳥は一皿を分けて食べることが多いのですが、これはひとり一皿きっちりといただきます。
「キモもいただけますか?」
「刺身で食べれるええのんもあるけど、ええのん、普通のん?」
そんなん聞いたら、ええのんに決まってますやん^^;
「ええのん、お願いします。」
「塩でいい? タレで?」
「あ、塩でお願いします。」
こんなやりとりが心地いいのです。

キモ(ええのん)の塩焼き。
焼き過ぎないように、さっと炙っていただいた感じですね。
これが甘くて本当に美味しい!
初めて来て、こんな美味しいのを・・・あ、お連れいただいた、Tさんのおかげですね(^^)
そして、ズリ。

「七味とか、山椒振っても美味しいよ」
これも、抜群の焼き加減。
半分はそのままで、残りは山椒と七味で味の変化を楽しんでみると、これがすごく楽しい!

ビール、進んでしまうじゃないですか!^^;
そして、心臓と、

シシトウ。

こちらの焼鳥のメニューに、ねぎま(はさみ)がないでしょう?
これ、ネギの水分でタレが薄まらないようにとの理由があるらしいです。
ですので、ししとうも焼き上がったものに、タレを後からかけて提供されるのです。
「チューハイレモン、お願いします。」

「お、嬉しいなぁ、ジョッキに入ってきた!」
「チューハイ言うて、ちょっとしか入ってない、しょーもないチューハイ、嫌やろ?」
店主はそう笑顔で答えてくださいます。
こりゃぁ、ファンが多いのも納得ですね。
何せ、明るくて気前がいい。
そしてこちらのお店、お客さんも素敵なんですよ。
狭いお店なので、トイレに行く時は、「ちょっとすんませ〜ん」って感じになるのですが、
そこは皆さん、ファインプレー。
みんな仲良く楽しく、美味しくを理解していらっしゃる。
本当に気持ちよく過ごすことが出来るのです。

焼台の向こうには、お湯が入ったところがあり、そこで酒に燗をつけ、
こちら側には、余ったタレが鶏の脂とともに、壺に戻るように傾斜がつけてある。
いろんなところにアイデアがありますね。

と言うわけで、お酒を燗酒でいただきます。

さて、あとは何をお願いしましょうか・・・。
あ、「もも」行ってみよう!
“もも”は“もも”でも、骨付きの大きなもも肉を焼いてくださいます。

焼台の上の約半分を占める骨付きもも肉は、見ているだけでもワクワクします。

いい感じに焼き上がってきたら、先ずは骨から身を外して、食べやすく切って提供してくださいます。

これが、柔らかくて凄く美味しいのです。
さらに、もも肉を注文すれば、骨の周りの美味しいとこも、さらに焼きあげてくださり、
こんな感じで提供してくださいます。

それでは、こちらもいただいてみましょう。
(^^)(^^)(^^)
感動モノです!
焼鳥は、文句なしで美味しくて、お店の雰囲気も抜群!
そして、店主の絶妙な接客がすごく心地いいのです。
一度知ってしまったら、必ずリピートしたくなるお店だと、言い切っても過言ではないと思いますよ。
さて、この季節限定のスズメもそろそろいただける頃でしょうか?
ぜひ近々、再訪させていただきたいと思います。
【八栄亭 上店】
住 所:神戸市兵庫区新開地2−6−15 MAP
電 話:078-576-2474
営業時間:17:00〜21:30
煙 草:喫煙可
定休日:日月、不定休あり
駐車場:なし(お店の近くにコインパーキング有り)
※定休日等、変更になっている場合がありますので、必ず事前に確認してください。
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